サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

ラウンド16、日本vsパラグアイ、スペインvsポルトガル

2010-06-30 09:07:46 | Weblog
日本人とパラグアイ人以外にとっては非常に退屈な試合だった。両方とも先に失点したくないために、かなり守備的だったし、パラグアイはそのうちゴールできると思っていたのでしょう。だからパラグアイはPKはいやだったはずだ。

日本の戦術はこれしかなかったのだろうか。せめて後半最初から勝負をかけることはできなかったのだろうか。中村憲が入ってきてからかなり攻めにシャープさがでてきたし、あれをもっと早く始めていたら、違う展開になっていたかも知れない。

たらればになるが、前半の松井のバーをたたいたミドルあるいは本田がはずしたシュートのどちらかが決まっていたら、勝っていた。もちろんパラグアイは日本よりももっときわどいシュートもあったのでこれはお互いさま。

それにしても悔しい。もち日本が勝っていたら、QFは日本vsスペインというとんでもないミスマッチになるところだったが、もう1試合やりたかった。スペインの有名選手たちと日本が試合をしてほしかった。たとえ大敗したとしても。

しかし日本の戦いかたでは得点できない。0-0で守り抜いてPKまで待つというのがゲームプランでは絶対に勝てない。なんとかならんかね、これ。

誰もが3戦全敗と予想していたのに、決勝Tまでいけたのだから、それ自体が奇跡といえるし、岡ちゃんも選手も大健闘したと思う。それだけにこのPK合戦負けは本当に悔しい。

早朝のスペインvsポルトガルは、ロナウドが不発でポルトガルはロナウド+後方部隊と表現がぴったりだった。もう少しポルトガルがやるのではないかと思ったが、スペインのほうがやっぱり一枚上手だった。

シャビをトップ下ではなく、ボランチに下げるべきという意見もあるが、たしかにイエニスタと比べるとシャビからのパス供給が少なく、シャビにとっては中途半端なポジションにも見えた。

日本にもイエニスタのような選手がほしい。

これでベスト8に南米が4カ国も入るというコッパアメリカのような大会になってしまった。パラグアイはスペインには勝てないだろうが、ウルグアイ、ブラジル、アルゼンチンがベスト4に入れば、ますますもってコッパアメリカ In South Africaになってしまう。

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (とも)
2010-06-30 23:59:19
ドーハの悲劇を経て「出場したい」から「出場しなければならない」大会になりましたが、昨夜の戦いを経て「勝ちたい」から「勝たねばならない」大会になったと思います。
ただそれには代表チームだけががんばるのではダメで、普段のJリーグにおいて常に厳しい戦いが行われる必要があります。
今回の代表選手はもちろん、日本サッカー界に係わる全ての人に科せられた課題になりますが、真摯に取り組んでブラジル大会を迎えたいですね。
返信する
Unknown (ルー)
2010-07-01 08:39:55
たしかに今回の活躍を一過性に終わらせてはだめで、メキシコのような常に16強に入れる実力が欲しいですね。そのためには来年1月のアジアカップに向けて、すぐに始動する必要あります。いつまでも「惜しかった」ではだめですね。
返信する

コメントを投稿