魔人の鉞

時事、歴史、宗教など、社会通念を独断と偏見のマサカリでスッキリ解決!  検索は左窓から、1単語だけで。

戦う覚悟が抑止力? バカではないか

2023-08-15 08:17:11 | 時事問題
きょう8月15日は敗戦記念日です。無謀な戦争を開始し、2000万人のアジア民衆と300万人の国民を死なせた昭和天皇 (と指導層) にあらためて怒りを覚えます。

2023年8月10日、台湾を訪問していた自民党・麻生副総裁が、戦う覚悟が抑止力になるなどと発言し、波紋が広がっています。

権力者というのは戦争が大好きですね。死ぬのは自分たちではなく兵隊さんや国民です。政治家は偉そうに命令できるし、財界は大儲けできるし、運よく勝てばさらに威張れます。負けても自分たちは死ぬことはありません。昭和天皇は自分だけは命を助けてもらい、高級軍人もほとんど生き残りました。そして責任は自分たちにはないと言い逃れたのです。

「戦う覚悟」で戦争を抑止できたことが一度でもあるでしょうか。日本はどうでしたか? 中国はどうでしたか? むしろ本当の戦争になる可能性がずっと高いではありませんか。

台湾有事は日本有事、と言いますが、何でそうなのか。台湾は一つの中国と自ら主張してきたはず。今になって別でいたいと言っても遅いのです。せめて50年前に独立していれば良かったのですが、あとの祭りです。できれば戦争をしないで済ませられればベストです。

香港の例をあげる人がいますが、香港などイギリスがアヘン戦争という非道な戦争でムリヤリ租借した土地です。100年も本土と違う形でしたが、それは不義の結果でした。中国が主権を回復しようとするのは当然のことです。
問題は、中国が欧米流の国家でない事だけです。

麻生などのアジテーションに乗れば、かえって戦争を招きます。彼は戦争が起こってもまったく困りません。困るどころか、自分の会社が大儲けできるのです。私たちは彼らの本音を見抜かなければなりません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする