これまでの知見を踏まえ、今後は政令改正を含め、運用を見直します。軽症者や無症状者は、宿泊施設や自宅での療養を徹底し、保険所や医療機関の負担軽減を図ってまいります。
この8年近くの間、しっかりと持病をコントロールしながら、なんら支障なく総理大臣の仕事に毎日全力投球することができました。
職を辞することとなったことについて、国民の皆様に、心よりお詫びを申し上げます。拉致問題をこの手で解決できなかったことは、痛恨の極みであります。ロシアとの平和条約、また、憲法改正、志半ばで職を去ることは、断腸の思いであります。」
迷走に迷走を重ねたコロナ対策で、検査を拡充し高齢者等リスクの高い方々への対応を充実するのは、遅まきながら結構なことです。しかし安倍内閣の言うことはそのまま実現したことがない。口先だけにならないようにしてほしい。軽症者や無症状者への対応は、注意しないと容易に感染拡大に結び付きます。専用宿泊施設はどうなったのか、全然進んでいません。多少移っても構わない、程度の認識では第3波が不安です。
持病をコントロールしながら、あたかも闘病しながら頑張ってきたかのようなお涙頂戴フレーズは、感心しません。声が潤んでいました。麻生氏が144日も休まず働いたらおかしくなる、と解説していましたが、それほど元気だったわけです。最高権力者ですから、休めば休めた。実際に国会閉会後はけっこう休んでいます。
志半ばで職を去ることは、断腸の思いというのですが、連続在任記録を更新するほど長く勤めていて、就任当初からの課題がほとんど解決していない。これで志半ばというなら、何年やったらできるのか、聞きたいところです。それというのも自分が蒔いた森友・加計疑惑、花見疑惑、最高検人事疑惑、など疑惑とゴマカシの連続が招いたことです。これほど不誠実な男がよくこんなに長く総理の座に居座ったものです。それは党と官僚の人事権の集中が引き起こしたと言えます。経済は超金融緩和と放漫財政でごまかしてきた。いまや戦前以上の借金体質でどうにもならないところへコロナ禍です。
あっけない辞職です。橋下氏が 「お疲れ様くらい言ったらどうか」 と記者団を批判しましたが、私はそんなことを言うつもりはない。清々した、という所です。記者団もさんざんゴマ化されてきたのだから、お疲れ様など言いたくもないでしょう。
国会を開けば疑惑を追及されるし、したいこともない、やれることもない。やはり投げ出しではないのかな?
次の総理はきっと解散総選挙を狙うでしょう。コロナさえ落ち着いていれば、臨時国会冒頭解散もありうる。自民党総裁選が総選挙の前哨戦で、自民党PRの場になります。10兆円の予備費があるから、利益誘導はお手のもの、何にでもどうにでも使えます。野党はむしろ横取りして、使い方を提案すればよい。立憲・国民合併はちょうど間に合った。野党は準備すべきです。