維新はなぜ「おねだりパワハラ知事」をかばうのか

テレ朝News (「グッド！モーニング」2024年7月25日放送分より) など 報道によると、2021年兵庫県知事選で維新推薦で当選した斎藤元彦氏は、兵庫県元西播磨県民局長だった男性から今年3月、パワハラ疑惑などを告発され、知事は告発内容を「嘘八百」と否定し同月末で退職を予定していた男性の局長職を解任して定年退職を認めず、簡単な内部調査だけで停職3カ月の懲戒処分にしました。退職金などにも大きなマイナスになったのではないかと思われます。手続きに適切さを欠く、なんとも強引・強権的なやり方です。

男性は今月7日「死をもって抗議する」「百条委は最後までやり通してほしい」という趣旨のメッセージとともに、百条委員会で発言する内容をまとめた陳述書と、斎藤知事が出張先の自治体トップにワインをねだったとみられる音声データを残していて、男性の遺族は12日にこれらを百条委員会に提出、資料として採用されています。

さらに、内部告発文書に「精神が持たずに病気療養中」と書かれていた職員が4月20日に亡くなっていたことが7月23日の県庁内訃報で判明しました。兵庫県は3カ月、公表していませんでした。斎藤元彦知事は公表が遅れた理由を遺族の意向としていますが、それならなぜ今公表したのでしょうか。関係者によると、自殺だとみられています。

　死亡したH氏は元課長で、斎藤知事のパワハラを告発する文書には「(阪神・オリックス ダブル優勝の) パレードを担当した課長（H氏）は (その協賛金募集のための) この一連の不正行為と大阪府との難しい調整に精神が持たず、うつ病を発症し、現在、病気休暇中」 と書かれていました。

長瀬 猛県議によると、H氏の遺児育英資金の募金活動を始めようという話もあったのですが、立ち消えになってしまったそうです。遺児育英資金とは県庁内にある仕組みだそうですが、この方が亡くなったことは口にしてはいけないという雰囲気が県庁内で作られていたとのことです。何ともひどい話で、そこまで知事の意向を忖度するのでしょうか。県庁職員もダラシがないが、うっかりすれば県民局長のような強引な処分があるので、同情の余地があります。責任は第一に知事にあります。

　

日本維新の会共同代表・吉村洋文大阪府知事は7月17日の記者会見で、 斎藤氏から電話で「パワハラはしていない」と説明があったとし、進退については事実関係の解明後に自ら判断するべきだとの認識を改めて示したそうです。
共同通信2024年07月27日 17時52分記事によれば、「維新は2021年兵庫県知事選で斎藤氏と政策協定を結んだ上で推薦し、初当選させた。当時、大阪府以外で初めて誕生した「維新系知事」だった。斎藤氏は維新共同代表の吉村洋文府知事の下で財政課長を務めており、当選後も連絡を取り合うなど連携を深めた。」ということで、維新所属と言ってもいいほどの人です。

2人もの自殺者・死亡者を出し、強引な人事処分を厭わない知事が居座っては事実の解明などおぼつきません。遺児育英資金の立ち消えが明白な証明です。吉村氏はこんな状態で事実関係の解明ができると考えているのなら、よほどボンクラか？　あるいは自分自身が同類なのでしょう。イソジン知事ですから仕方がないかもしれませんが、やはり子分を庇いたい一心でしょう。在阪マスコミは維新に批判的な記事を書くと、出禁にすると恫喝されるそうです。

維新もこの程度の人たちです。何が維新などできるものですか。財政改革をやったと自慢しながら、大阪万博で大散財です。万博などカジノのためですよ。大阪は沈没、維新もアウトで、めでたいことです。

斎藤知事はとっととやめるべきです。顔を見るだけで不愉快で、石を投げつけたいくらいです。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。