怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

箱入りヨメ

2019年03月24日 | 
台湾人友人に招かれて、彼女の家族、友人総勢7人で行ってきた。

ドイツ在住台湾人音楽家によるコンサート。
気合が入った高レベルの演奏だった。台湾も子供の教育は熱心なのだろうなぁ、目の前にいる彼らがどのくらいの時間と金をかけられて育てられたのか、と想像した。
その結果が、親元を離れて外国生活だ。子育てにお金をかける意味はどこにあるのか、と思ってしまう人も多いかもしれない。
また、音楽家として生活するのは大変だ、という意見も聞いている。
五嶋龍さんのインタビュー動画をたまたまみていたら、彼がそんな風な発言をしていたんだ。親の七光り・・・じゃあない、姉の七光りで楽に売れているのではないか、と思っているのだけれど。

さて、コンサート会場はミュンヘンだった。
夜の遠出は基本的に夫や義母を非常に不安にさせるので控えている。だが、今回は7人でインゴルシュタットから往復するので文句を言われないだろうと私は安心してた。
ダメだった。
夫は「コンサートが終わったら電話をしろ」と命令してきた。
夫がミュンヘンの事務所から帰宅するのはコンサートが終わる時間より遅いことが多い。どうするんだ?

電話をすると、夫は「インゴルシュタットに着いたらまた電話をしろ」と言ってきた。
おい。
どうせなら、事務所からこのコンサート会場まで来ればいいのにねぇ。
他の6人にこの夫の面倒な性格を説明するのが苦しかった。

みんなで電車でインゴルシュタットまで帰り、私だけ夫の車に乗り込む後ろめたさ。
夫にはみんなを乗せてそれぞれの家にまで送り届けるような器用さはない。
まったく・・・

やはり、今後の人生、夫抜きの夜間遠出は控えることにしよう。
まったく、箱入りヨメ状態だ。まあ、仕方がない。
予想はできなかったが、私が選んだ人生だ。

ミュンヘンに向かう前にいただいた台湾人宅での飲料。

黒ごまドリンク。お湯で溶いて飲む。

おいしかった。
普段、日本食もアジア食材もほとんど口にしなくなっているの。たまに食べると本当においしい。