怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

引きこもりたい・・・

2019年03月29日 | 奉仕活動
中高年の引きこもり対策記事を読んだ。
ドイツでそういう人々がいるかどうか知らないのだが、日本で起こりうるのは容易に想像できる。
一言で言えば、日本の人間関係は非常に繊細で複雑だからだと思う。

外出すると、日本の生活とはまた別の人間関係のコツがあり、それで疲れる。
彼らは強引だ。
それをなんとかやり過ごしたり断ったりするのにエネルギーが必要だ。
「どうして今日は寄付のパンがこんなに無いんですか?」と凄む東欧の女性たち。
初めのうちは丁寧に解説していたが、最近ではかなり高圧的に解説するようになっていった私。

「あの男性はあなたのことを盛んに褒めていましたよ、気があるのではないですか」とソマリア人の若者が私に言った。
日本だったら、この年代の男が初対面の年上の女性にこんなことを言わないだろう。
「私も彼も既婚者です。彼はとてもいい人ですが、気があるとかないとかのレベルの関係ではありません」
と、静かに答えた。

一緒にいた彼らのドイツ語指導をしているポーランド人女性は「明日、演劇を観にいきませんか」とたまたま居合わせたドイツ人俳優との会話で私を誘った。
初対面のドイツ人俳優(市所有劇場所属の舞台俳優)に「今公開中の演劇の安いチケットは無いか」とガンガン尋ねる勇気。いや、行くのはいいけれど「安い」って尋ねるのがそもそもその作品に出演している人に失礼なのではないのか。
尋ねられたその俳優もまったく臆することなくそれに応じて、すぐに関係者に電話で問い合わせていた。
すごいよな・・・
この大らかさぶり。

発する言葉の一言一言に注意しなければならない日本の生活、という印象だ。
「既読スルー」などという問題もあるそうじゃあないか。ここなど、放りっぱなしでもたいして気にしてくれないぞ。
私に執着しているウクライナ出身難民の女は「どうして返事をくれないのか」と凄んできたが。この、凄んでくるとことがまた日本とは違うところだ。もっと優しい調子で尋ねてくれよ!
そんなだから、返事を書く気になれないのだぞ、わかってくれよ、わからないだろうな、ちゃんと言わないと!

外出すると強敵ばかりのドイツ生活だ。
ウチに引きこもって数ヶ月休養したい、とときどき考えてしまうが、ウチにも強敵がいるのを忘れてはならない。
ちょいと昼食の食いつきが悪いと「具合悪いのかっ」と義母の攻撃。
ああ、悪いさー、少しはほっといてくれっ、と叫べば、この憂鬱な気持ちも吹っ飛ぶだろうな。

今日も明日も招待が続いている・・・面倒だ・・・・
成り行きで断りきれなかったんだ。まず、これだな。多少嫌われても、激しく断ることだな。
丁寧に断っても聞き入れない人々が多いここ、あることないことでガンガン行けない理由を主張しなければならない。
がんばれ、わたしぃ~~涙ぁ~