怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

高齢者食堂

2015年05月26日 | ひとびと
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税務署にカフェと食堂があって誰でも使えるようなのだが、どういうわけか高齢者がたむろしているんだ。

税務署OBか、とも思ったくらい。
街中の数箇所に高齢者が集まる食堂やカフェがあるので、それと同じなのだろう。デパートの最上階にあるセルフサービスのレストランは老人専用なのかと思うくらいだ。広々としていて、セルフサービスなので長居することやチップに気を遣うことなく過ごせるからだろう。もう一箇所は街のど真ん中のパン屋にある席。あまり広くないのでいつもたくさんのおばあさまで埋め尽くされている。私のような異人種が混入すると嫌がる世代も多いのではないか、と遠慮したくもなるが、トレイを持ってうろうろしているとどこかしらの席が空くので何度か利用している。

税務署食堂は11時になると昼食が提供されるようで、老人たちが一斉に並ぶ。まさか、無料配布?!と窓の外から観察すると、ちゃんとレジがあって、皆さんお支払いしていたぞ、よしよし。現役世代もちらちらといたので、決して老人のための施設でないことも確認。

窓から覗いた厨房。
ドイツのどこの職場でも、日本より人員が非常に少ないのが特徴と思う。数人が通りかかったのをカメラに収めたかったのだが、私のちゃちいカメラはシャッター押すのと撮影までの時間がかかりすぎてできなかった。


義両親たちがこうしたところで飲食したりする趣味がないのは、ある意味幸運だろう。
春から秋の始まりまで庭仕事に奔走しなくてはならないし、冬場だって、家屋関連の仕事は次から次へと発生する。
街中の集合住宅に住んでいると、そうした仕事がない代わりに気軽に会うことができる仲間や安くて長く居座ることができる場所がたくさんあるのだろう。
様々な人が使った食器に盛られたものを頻繁に口にするのはよくないと思う。実際、義父は外で飲食すると、かなりの確率で口内炎ができてしまうらしいので恐ろしい。
健康である限り、どちらが幸福かと言えば、もしかしたら義両親たちかもしれないなぁ、とチラッと思ってしまうんだ。いや、私が将来真似できるものではないとは知っているけれど。