怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

日本の布

2015年05月10日 | ドイツ生活の外国
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いつもの集まりに来客有り。ときどきこうした訪問者があるんだ。皆、縫い物に興味があって私たちの活動内容を覗いていく。大抵はそれっきりで再び来ることはない。
このときのドイツ人の彼女もその類だろうと思ってたいした興味も抱かず、自分の作業に熱中していた私。
途中で道具を取りに立ち上がって彼女の脇を通り過ぎるときに気付いた。

嫌に和風だな。

いや、そのものではないか!?
指導者と彼女が熱心に語り合っているところに遠慮なく割り込んで尋ねた。
「この布はどこで手に入れましたか?日本の柄ではないですか!私は日本人です!」

ミュンヘンで手に入れた和柄の布だそうだ。パッチワークで作ったこの自作のかばん。素晴らしい。
まるで日本人が作ったような印象だ。
でも、われわれが目指しているのは抽象柄。彼女もやはりそうした作品制作には興味を抱かないだろう。
日本の布でこうしたかばんを作ってしまうドイツ人がいるということを知っただけでも嬉しいかな。