怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

入院

2009年02月20日 | 
先週の夜、夫が腹痛を訴えて病院に入院した。

13日の金曜日の夜。
救急患者用の診察室は10部屋ほどあるのだが、4号室に案内された。
西洋と東洋の不吉象徴が重なり、お先真っ暗な気分になった、
と、続けたいところだが、私はアメリカのテレビドラマ「ER」が好きだったので、ここはアメリカではないが、西洋の救急医療を目の当たりにすることになり、顔に「うきうき」を出さないように必死であった。


もちろん、カメラ持参で夫に付き添った。
が、夫の怖い一喝で隠し撮りさえままならず、初日の撮影は断念せざるを得なかった。

医師は2名(二人とも30歳代の女性)看護師4名、救急救命士は出たり入ったりして4,5名。
10室ほどある診察室は満室のようで、廊下で2,3人が診察を受けていた。
午後10時から午前2時ごろまで付き添ったのだが、医師や看護師の皆さん、ドラマ同様に一瞬の休みもなく忙しく働いていた。


一夜明けた午後に、病室に訪問。
隠し撮り~
4人部屋、室内にトイレが2室、そのうち1室はシャワー付き。
写真右に見えるように、手を洗うだけのスペースもあり。
それぞれに鍵つきのロッカー。
窓際にはテーブルと椅子があり、そこで食事をすることも可能。



日本の病室との大きな違いと思われるところは、それぞれのベッドを隠すようにできるカーテンがないことだ。

プライバシーは、考慮しない?!
いや、私はこう思うのだ。
サウナやプール、海辺でさえ、機会あれば男女共に素っ裸でうろうろする習慣のある国柄だ。
病院のようなきちんとしたところでカーテンがあっても無意味、と考えているのだろう。



夫の腹部の痛みはなくなり、病院にいることで安心したのか、ご機嫌上々だった。

「ラップトップPCを買ってきてください、ここで仕事します」
とか
「ここに書いた資料をダウンロードして持ってきてください」
などと、義父母と私を布団の上からあごで使い、ご満悦の様子だった。



ここの病院はバイエルン州なかで規模の大きいものらしく、私が暖房コストを心配になるほど広々としている。




病院入り口のフロアは、レストラン、スーパーマーケットや生花店、美容院、銀行ATMなどが集まっている。
別棟には図書館、水泳プールなどもあるのだそう。
いま、気づいたけど、スーパーでワインを売っている様子だ!(WEIN,の文字が見える)
し、信じられない!



来週はいよいよカーニバル。
病院にも春を呼び込むための行事かな。
入院患者、病院スタッフ、見舞い客を楽しませていた。


約一週間の入院の後、夫が帰宅して、言った。
「病院の食事はおいしかった」

あっそう・・・
とても充実した病院ライフだったようだ。
妻としては複雑な心境。
たいした病気でなかったから良し、としよう。

この入院の詳細の公開を禁じられているけど、これくらいは書いていいかな。
「妙な食生活のツケ」
とういうこと
生タマネギの食べすぎだ~!!!!