怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

夫のクッキー

2009年02月11日 | お菓子
10月ごろまで夫は砂糖なしのチーズケーキを好んで食べた。
詳細はこちらだんな用特別ケーキ
最近はそのマイブームが過ぎ、クッキーに変わっている。

地下室の購入45年の骨董天火の紹介のため、クッキーの作り方を無理やり説明
(まずいので作らないほうがいい)

まず、材料。

カラス麦の麩(ふすま)、大豆タンパク粉(ああ、筋肉作りたいのねぇ~)


かぼちゃの種(黄色いかぼちゃのパッケージ、馴染めない私)、全粒粉

他には油脂少々、ベーキングパウダー、牛乳など。
注目は、ここでも甘味は一切なし。
本来のレシピ(ドクター何とかの健康レシピ、という義父の愛読書のもの)には干しぶどうを加えるのだが、夫はレーズン大嫌いなもので。

それぞれを適量に混ぜる。
夫はそのときの気分によって、材料の割合を変えるのだ。
AからDまであって、現在のところ大豆タンパク粉が一番多いレシピDを使っている。


これが地下室にある45年前に買った天火だ。
良く手入れされているようで、そんなに汚れていないし、古臭く感じることもない。
(あ、褒めすぎ、やっぱり台所の11年前購入のもののほうがきれい)



さて、ここでもっと面白いものを紹介。
左は45年天火、右は薪天火なのだ
薪を燃やして、調理をする器具だ。
おそらく、戦後しばらくまで普通に使われていたのだろうけど、まだ愛用者がいるので製造しているのかもしれない。
義母は「これは母のもの」と言っていた。
義母の妹の家では薪天火を台所に設置、現役で使っている

木材を燃やすので、煙突が付いているのだ。
左上の戸から薪を入れる。
一番下の長い戸は薪を保存しておくところらしい。
真ん中のそれらしいところが天火部分。
上面は、鍋釜を置いて煮炊きをする。
脇には水をためておく部分があり、水道がない時代には便利だったそうな。
今でも使えるらしい。
「電気が止まった時にこれを使うのよ」
え・・・
そんなに長い停電、ドイツにあるのか

実家では時々七輪を使って魚を焼いたりしていたものだ。
(狭い庭でやっているのだが、近所はさぞかし迷惑していることだろう)
料理の後、炭が燃え尽きるまでやかん等を置いて、お湯を沸かした。
このお湯で作るコーヒーや日本茶のおいしかったことを思い出す。

きっと、ドイツの人たちも、電気やガスで調理したものより薪燃料のほうがおいしく仕上がることを知っているのだと思う。
どこの世界も便利さ、手軽さが主流になっていくのだろうけど。

ついでに説明。
ここは地下の洗濯室なので、天火の上にはたらいのようなものがぶら下がっている~
決して調理用具ではないのでご安心を。

さて、クッキーの続き。


焼いているところと、焼き上がり。
夫専用激マズクッキー出来上がり。