怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

スープはお任せ

2009年02月04日 | 食べ物
ごくたまになのだが午前中に義母が外出するときなど、彼女に頼まれることがある。
「スープを作っておいてね」

もちろん私が張り切るのは言うまでもない。
彼女に認められた私の料理はこのスープだけ。
義母直伝、野菜スープ!

では今日は義母がいないのでゆっくり写真を撮りながら料理を~



スープの具は、左のスープ用野菜・・・冷凍ものを使用。
冬場は野菜も育たない寒冷地のここ、冷凍野菜は日本より早く普及したのだろう。
実父などはこうした製品を嫌うので、対照的で興味深い。
また、ネパールから来てホームステイしてドイツ語を勉強している女の子が
「ここはあまり野菜を食べない」と言っていたのも印象的。
冷凍野菜と、ジャガイモ・にんじん・ねぎ(下に隠れている)を使う。


圧力鍋にマーガリンを溶かし、みじん切りのタマネギを炒める。

この中に、上の野菜類を入れ、

これ、ベーコンの干乾びてなんだかカビみたいなものがくっついているものを入れる。
ドイツ、あるいはヨーロッパ人は乾燥を避けるためにポリ袋に入れて冷蔵庫にしまう、という習慣がないらしい。
ベーコンはポリ袋や冷蔵庫より前に出現した食品だから干乾びてもいいのだろう。
ではこの白いものはなんだろう
初めの頃は恐怖に怯え、一生懸命洗ったが今となっては「加熱するから大丈夫さぁ~」とそのまま使う。
もちろん、義母もそのまま使っているので人体に無害間違いなし!
ベーコンはおいしい出汁になる。


この中に、さらに

大匙1杯程度の小麦粉を加えて混ぜる。
とろみをつけるには少ないし(実際付かない)色を白く仕上げるためとしか思えない。
ま、無駄と思えども義母の言うなりにしなくては。


左はスープの素。クノール製のように見えるが実は容器だけ。
中身は通販で買っているもっと安い製品さ。
義父母は節約上手~
右は乾燥した野菜が入っている。「スープスパイス」と名付けられているが、意味不明。
そのまま味をみたことがないが、ドライ野菜に味が付いている製品かな?
それぞれ大匙1程度入れ、塩コショウする。


水を適量加える。
浮いてきたのはねぎ。
「ねぎは風邪を予防します」
の私の意見をなぜか義母は受け入れ、この冬、スープの材料に新たに加わったのだ


圧力鍋の蓋を閉めて蒸気が出るまで約5,6分だったかな、加熱する。
冷えるのを待って、蓋を開ける。

圧力鍋は本当にヨーロッパの生活では便利だ。


ここが日本との大きな違い。
仕上げに生クリームを入れる。
私は生クリームなどを入れないあっさりとしたほうが好きなのに・・・
ああ~、義母の言うとおりに、言うとおりに・・・

さて、そうこうしているうちに、義母が帰ってきた。
今日の昼食は昨日の残りのスパゲティトマトソース。

後は暖めるだけで準備終了。

スープに入っているベーコン片は細かく切って、それぞれのスープ皿に分ける。

では、
いただきます。