怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

だんな用特別ケーキ

2008年10月02日 | 
夫は一年半ほど前までは、甘いものが大好きだった。
が、突然、砂糖断ちを決心した

夫は何事も極度にやるので、周囲の人たちはいろいろと悩まされる。

もともとケーキが大好きなのに食べられないことになったのだが、彼は考えた。
「砂糖抜きのケーキを作ってくれ」
との命令が義母と私に下った。

義母などは「そんな馬鹿なものを作るのは材料とエネルギーの無駄だ。パンを食べなさい、パンを」
と、相手にしないので、私が作ることになった。




まず、ビスケットの台を作る。
材料は全粒粉300グラム、マーガリン150グラム、ベーキングパウダー8グラム、ココア粉大匙1、卵1個。



マーガリンが程よく小麦粉と馴染むまで混ぜる。



マーガリンを塗った型に入れ、手で押し固める。



フィリングの材料。
牛乳275ml、サラダオイル175ml、ココア粉大匙2杯、卵2個、
右手前の「Pudding」と印刷された袋は、まあ、その名のとおりプリンの素なのだが、
日本のプリンではなく、カスタードソースの素、と言ったほうが適切だ。
これには甘みがついていない。
もうひとつ、日本で入手困難な材料はボールの中の白いもの「クワルク」。
これを2パック、500グラム。



要するに、クリームチーズだ。
パッケージの中央の数字は含有脂肪率。甘みはついていない。
これだけ見ていても恐ろしい。
よくあるデザートに、これにジャムを混ぜたものがあり、義母の好物だ。



中はこんな感じ。
むちゃくちゃに濃い、ヨーグルトって感じ。
雪印乳業かどこかが、販売していたと思う。(菓子にするには小さすぎるパッケージ)



当然ながら、混ぜる。



ビスケットを敷いた上に流し込む。
約200度のオーブンで1時間焼く。



できあがり~
調理中は、膨らんでいてつるっとしているが、冷えるとしわしわになる~


この、砂糖ゼロのケーキ、 激マズ!
ココアの苦さとビスケットの甘みのないバサバサした食感の不気味なこと!
こんなむちゃくちゃな偽ケーキを毎日数切れづつ大事そうに食べている夫。
かわいそう~
いや、こんな変ケーキを作らされる私も、かわいそうぅ~