怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

秘密のタマネギサラダ

2008年04月26日 | 
夫は相変わらず、健康のためにタマネギサラダを食べたがる。

寝室が臭くなるのも、時には夫の息が臭いのも我慢ができるようになったわたしだが、義母は我慢がならないらしい。

夫の夜の食事はわたしが用意する。いそいそ準備をしていると、義母が覗きに来る。
毎日。
「タマネギは、4分の1だけ使うのよ!」
と、毎回同じせりふを残していく。

夫は生タマネギ毎日1個を食べるのを目標にしていて、もちろん自分の母親のいうことなど聞かない。わたしが4分の1個だけ使うと、その量を見るなり、「プリマーク」を飛ばす。
プリマーク、とはこれだ。怒ったときの表現に使う角4つのマーク。
「プリ」とはぷりぷり怒る、のプリで、私達夫婦の日本語会話では「怒る」という意味で使っている。
夫は機嫌が悪いと、眉間にしわを寄せ、本当にプリマークのように見えるから怖い。

義母と夫の意見の違いでおろおろしていた私だが、どうにかしなくてはならない。

以前にタマネギの件でコメントをいただいた。
切ったたまねぎを水にさらすとよい、というアドバイスに従い、タマネギ1個分を水にさらした。
で、その水さらしのポールは義母が偵察に来ても見えないように隠しておく。
またはきゅうりと少々のたまねぎをまぜた見せ掛けの出来上がりサラダを食卓において置く。

夫がシャワーを終えて、テーブルに座ると同時に隠しておいた水さらしタマネギの水気を切り、見せ掛け用と混ぜる。

さらにふたをしておく。
義母はどういうわけか、私達が食事を始めて10分後くらいに再び偵察にやってくるからだ。
一見して、大量のタマネギを使ったサラダが見えないし、臭気も抑えることができる。


この単純な対策、今日はうまくいったのだ!
義母は、私達の明日の外出のためにケーキを2種類も焼いてくれたのだが、それについて少々解説して、行ってしまった・・・・



サラダにふたをしたところで夫の息が臭いのが無くなるわけではないので、いつまでこの方法が続けられるかわからない。
まあ、そのうちに夫のタマネギブームが去ってくれるだろう、と期待をしているのだけれど!