怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

「果実汁」の作り方

2008年04月10日 | 食べ物
私のジュース騒ぎに気を良くした(?!)義母は、ジュースの作りかたを披露してくれた。


これは、出来上がったジュースをビンに保存したものだ。

このままでは濃く、甘みもないので、後で水で薄めたり、砂糖を加えたりして飲料にする。

このジュースの作りかたを見て(主な作業は私が外出中だったので撮影できなかった)、かなり驚いた。
さくらんぼ、さまざまな種類のベリー類(イチゴなどの核のない食用小果実)を混ぜて蒸すのだ。

上は、ジュース作り専用の鍋で、下側のこの部分に蒸すための水を入れる。


鍋の上側のこの部分にベリーを入れて、蒸す。
蒸されてベリーは汁分を排出する、それが下の写真の管を通って、別の鍋に集められる。


下は集まったジュース。


これはジュース(果実のうまみ汁)を取られた後のベリー類。
食べてみたら、酸味は残っていたが、おいしい部分はすでに無くなっていた。
何かに再利用して、食卓に上るのかと思ったら、堆肥になる運命だそう。


わたしは今まで、ジュースというものは果実などを圧搾して作るものだと思っていた。(りんごは圧搾するそうだが、大量に採れるので業者にやってもらうらしい)
この方法がここで普通とはいえ、今の時代、これをやっている家庭がどのくらいあるのだろう。

もしかして、この義母は周囲の同年代の女性と比較すると化石みたいな生活をしているのではないか。もちろん、材料も自家栽培、添加物など一切使っていないこのジュースを私は自慢に思う。

だけど・・・

2.30年位前にドイツに嫁にきたら、もしかして、このジュース作り、覚えなくてはならなかったかも・・・と思うと、遅れて嫁にきてよかった、とほっと胸をなでおろす・・・・というのが本音。

不気味ジュース報告

2008年04月10日 | 食べ物
前回の記事のコメントに、満天さんが「むせないように」と忠告してくれた。
なるほど、と思い、授業中に不気味ジュース2種を試飲するのをやめた。
もしむせたりしたら・・・
みんなろくにドイツ語が話せないのに咳き込んでいる私を無視するわけにもいかず、「りすさん大丈夫?どうしたの?」と言いたくておろおろするだろう。
わたしもむせながら「このジュース、変」をどのように表現するか考えなくてはいけない。

で、それは正解だった。

色はこのように2種ともきれいなのだけど・・・・
香りにいたってはすでに、ザウアークラウトのほうはザウアークラウトそのもので「やばいぞ!」と思いながら口にした・・・
ぶは~
なにこれ?ザウアークラウトそのままじゃん!塩味ジュースだぞ!
何でこんな飲料が存在するのだ?!わざわざジュースにする必要なんかないではないか!

意気消沈して赤カブに挑んだ。
薄ら甘いけど、なんだか土臭い・・・なにこれ・・・土の味・・・・
くわぁ~

目の前には義母がいて笑い続けていた。
これらのジュースは、昔からあったのだそうで、薬代わりに飲んでいたそう。
赤カブジュースは造血に、ザウアークラウトジュースは糖尿病にいいらしい。

「こんどから、ちゃんと何が入っているか読んでから、買いなさい」
と、釘を刺された。
読んだのだけど・・・海の塩入りって書いてあったけど、まさか、本当に塩味だとは思わなかった私。