小楢観察会の日は、ボランティアの作業日と重なった日でもあった。
作業は、近く開催される森林公園「紅葉見ナイト」の飾り付け作業である。
通知があったので知ってはいたが、あえて小楢観察会に参加したのだ。
観察会は、雑木林の中を縦横に歩けるし、あやふやな植物知識をほんの一時だが補強してくれる。
一方、飾り付け作業は一箇所に集まり、ちまちまごちゃごちゃ、ああでもないこうでもないとややこしい。
それに、紅葉狩りに飾り付けなんか野暮天、ってのが不肖森生のテツガクです。
でもね、観察会が終わり、黄花コスモスに行く秋を感じ、ポンポコ山の賑わいに頬を緩め、ようやく公園の出口に辿り着くと、皆さん作業をまだやっていた。ご苦労さん申し訳ないなぁ、と胸が痛んだ。
ここで顔を合わせたくない。合わせる顔が無い。帽子を目深に冠り、気配を消してさよならしましたよ。
武蔵丘陵森林公園の「楓見本園」は樹種が多く、広く、清潔。
飾り付けの原材料は、園内にはびこる竹を伐採し、ボランティアが勤労奉仕で作った汗の結晶です。
夜間も開園します。お誘い合わせて夜の紅葉狩に行ってやって下さいね。
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