飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

1年生国語最初の指導

2024年04月18日 05時48分22秒 | 国語科
1年生最初の国語の指導。
1年生の国語の教科書には文字がない。
もちろん文章もない。
この教科書の絵だけのページをどう指導するかということはただたんに1年生だけの問題ではなく全学年の国語指導に関わってくる問題だ。

1 (絵の中から特定のもの、動物などを指ささせる。)
 この絵の中にいる魚を指さしなさい。
・この指示により、教科書を開かせ全員の準備を確認する。

2 この絵の中に何がありますか?(いますか?)
 ※「ありますか?」→物
 ※「いますか?」→生きもの・動物
 (このあたりの区別もさせる)
・くま!
(述部まで言わせる)
「くまですと言ってみましょう」
・くまです。
「すごいね。くまがみつかり、ですまで言える。とても素晴らしい!」

3 では、この絵の中から◯◯が見つけたくまに指をおきます。
  5数える間に見つけてください。
・すごいね。全員がみつけられました。
・すごいね。2秒でみつけられた。

4 (黒板にくまと書く)
  では、みんなで読んでみましょう。
・くま!

5 (一つ見つけたら次にいかないで全員で確認しながら進める)
 同じパターンで進める。

6 絵の中には何がありますか?(説明文的指導)
・木があります
・川があります。

6 どんなお話ですか?(物語文的指導)
・小学生のグループが散歩しているお話です。

7 季節はいつですか?
  出てくる人は誰ですか?
  場所はどこですか?  (設定に関する発問)

☆いちばん大事なのは、絵から始まり、文字列が登場する。
 その文字列で大切なのは、読めるということ。
 すらすら読めるようになるまで、徹底的に読ませて、それから読解指導。
 読めなければ指導にならない。

saitani



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