飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

コーチメモ その5

2012年04月30日 07時04分05秒 | 授業論
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目的意識をもつようになってから、一人一人のプレースタイルも少しずつ変化しています。
実際の試合で活かすにはまず自分自身が納得し、自信がもてるようになるまで反復練習です。
人がなんと言っても、自分はできるそう思えるようになれば、必ず試合でも練習したプレーはでます。

あの有名なイチロー選手がヒットをうつこつをつかんだのは、オリックス時代平凡なセカンドゴロでアウトになったときだそうです。
何かができるようになるというのはそういう瞬間がやってくるまであきらめずに努力を続けることです。
努力は階段を一歩一歩上るように地道に積み重ねが必要です。
しかし、結果は目には見えません。
結果はある日突然加速度的にやってきます。
私の感覚からすると、徐々に上手になるということは少なく、うまくなる時期がある日突然やってきて、一気に上手になるとう感じがします。
これは私がスポーツを見たり、体験した中での経験則みたいなものです。

ただし前提は、地道な日々努力を怠ることなく毎日頑張った選手だけがそのプレゼントを神様がくれます。
自主練習、家での練習、その目に見えない努力が体の中に蓄積され、ある日突然、コップから水があふれるように開花するのです。

あと1ヶ月後には、楽しみにしている試合です。
最後まで夢を持ち続け、願い続けた人は、必ず実現できます。
頑張りましょう。

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多くの課題の残る試合でした。
勝ち負けよりも内容を重視する必要があります。
戦術は全員が理解できていたか。
個人の意識レベルの統一はできていたか。
個人の課題を克服する形でプレーできたか。

新たな課題も見えました。
その点では大きな収穫があったと言えると思います。
子どもたちには課題をいくつか出しました。
どのような反応を返してくれるのか楽しみです。

試合の後には、勝っても負けても何らかの反省が残ります。
それは勝敗の事実そのものにはあまり意味がないからです。
とくに今の時期はそうです。
負け試合は特に反省だらけで、よかった点を探すのは困難です。
よい点がすくなかったから負けたのですから。

しかし、仕方ないとか、しょうがないと自分で慰めの言葉を考えてみたところで全く意味がありません。
たとえ悔しい敗戦だったとしても、「なぜ」「どうして」と考えることが進歩につながります。
執念をもつ、頭をつかう、自分を信じ、仲間を信じる、それが明日へつながり、勝利へとつながります。

まあ、しょうがないと思うだけでは、しょうがないだけの選手で終わってしまいます。

saitani

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