飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

挨拶はなぜするのか

2023年07月16日 12時53分25秒 | 学級経営
「挨拶はなぜするのか?
とこどもたちに聞かれたらなんとこたえるだろうか。
「人としての礼儀です」
「人間としてあたりまえのことです」
「あいさつはした方も、さらたほうも気持ちがいいからです」
様々な考えがあるだろう。
どれもまちがってはいない。
しかし、教室の中で教師は、話すのではなく、語らなければならないときがある。
一見すると落ち着いたクラス。
とくに担任が子どもたちを大声で叱っている様子もないし、規則で縛っている様子もみえない。
それになのに、子どもたちは整然として、まとまりをみせている。
その要因はなんだろうか。

一つ考えられるのは、担任が趣旨説明をもとにいつも子どもたちに語りかけていること。
子どもたちの心を育てるように、心に届くように語るのである。

例えば、挨拶について。

みんなはこれから先、いろんな人に出会います。
中には、自分を支えてくれたり、自分の人生を大きく変えてくれたりする人に出会います。
必ずです。
人が成長する方法は3つある言われています。
1つは、本を読むこと。
2つ目は、旅にでること。
そして、3つ目が人と出会うことです。
人生にとって必要な人とは必ず出会えます。
ただ、その人が重要な人であることに気付かない人がほとんどですが。

そんな大事な人との出会いを素敵なものとするには、挨拶がとても大事です。
挨拶の語源、言葉の意味は、

挨……互いに心を開いて近づく
拶……すり寄る

です。
つまり、挨拶は、お互いの心を開き、相手に近づくという意味です。
みんなのこれからの出会いを素敵なものにするために互いの心を開いて近づくあいさつを今からできるようにしていくといいと思います。

どのような挨拶をどのようにしていくかを1人1人考えて、実行にしていってください。

saitani

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