飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

夏休み前にしておくこと

2023年07月15日 13時18分21秒 | 学級経営
夏休み目前、来週いっぱいで夏休み入る学校も多いだろう。
是非、先生方には、休暇を有意義過ごして心身共にリフレッシュして欲しいと願う。
知らず知らずのうちにストレスや疲れはたまっている。
日頃は忙しさの中で、そんなことを感じる余裕さえもない。
だから、人それぞれのやり方で仕事を離れて、英気を養ってほしい。

そんなことを言いながら、夏休み前にしておくこととは何だろうと考えてしまうと思う。
これは夏休み明けに向けて、今しかできないことがあるので、そのことを記しておきたい。
このことをしておくと夏休みあけのスタートがうまく切れるだろうし、余裕をもって過ごすことができる。
それはどんなことかというと、7月も中旬を過ぎて、自分の実践や学級経営の中で、改善点や反省点が見えてくるこの時期にきちんと記録を残しておくこと。
「あれをしておけばよかったけれど、結局できなかった」
「こうすればもっといろんなことができた」
こんな風に思うことを書き留めておくのである。

夏休み明けの3日間は、シルバーの3日間とも言われる。
休み前までに積み上げてきた規則やルールがいい意味でも、悪い意味でも一度リセットされる。
よいルールも1ヶ月間の休みをはさんで、忘れ去れてしまう。
良い面では、悪いことも一度リセットされて、新たにルールを定着させる土壌ができるということでもある。
つまり、夏休み明けの3日間は、新しい学級ルールを作り、クラスを再構築させるよいチャンスであるということだ。

休み前の今、「ここを変えたい」「主任にクラスのここをまねしたい」と思っても、これまでの積み重ねが邪魔してできてなかったり、苦労して改善しても休みを挟むことにより、くずれてしまったりすることもある。
積み上げてきた良いことは休み明けに、再度確認して、継続すればいい。
気になったことは、新たなルールとして子どもたちに伝え、規範として定着させる。
そうすれば、改善されたクラスができあがっていく。

今、教師が改善点を意識しても、長い休みを挟んで忘れてしまうのは子どもたちと同じである。
改善点の記憶がフレッシュな今のうちに、「あれをやり直したい」「あれをつけ加えたい」ということをメモしておく。
そのメモをみながらスタートすることにより、新しい1学期後半もスムーズに始められる。

ベテランの先生や力のある先生なら、こんなことを意識しなくてもよいリスタートがきれると思う。
しかし、自分のような未熟な教師はこういった準備も必要だった。

saitani

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