飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

運動会の意義

2006年09月08日 23時15分43秒 | 体育科
運動会に向けて、どのクラスも気持ちを高め、クラスが一致団結したムードで本番を迎えることでしょう。
これまで教師は子どもたちに目標を与え、努力することを望んできたと思います。

そして、結果がでます。
先生方はその結果に対して、どのような語りかけを子どもたちにするのでしょうか。
運動会という成長の場は、どのクラスにも与えられているのにこの行事から多くのことを学ぶクラスとそうでないクラスがあります。
それは、すべて教師の姿勢にあると思います。

自分は時に子どもたちに次のように聞きます。
成功とはどういう意味か。
自分たちが運動会で成功したかどうかどうすればわかるのか。

一位をとること。
自分たちが勝ったという気持ちになること。
賞状がもらえること。
クラスがまとまること。
体力を伸びること。
精神的に成長すること。
上級生として下級生の手本になること。
人として思いやりの心がもてること。
我慢する心がもてること。

一般的に成長とは、これらの組み合わせなのかもしれません。
しかし、この中でどれが自分のクラスにとって一番重要かを決めるのは、そのクラスの子どもたちです。
更に言えば、人間は成長するにつれて成功に意味が変わってきます。
人間として、学級として学んで成長するにつれて、成功の意味は変わり、学級にとって重要なことは変わってきます。
成功することを子どもたちがどうとらえるかによって、運動会を通しての子どもたちの変化がわかります。

だから運動会が終わって教室にもどってきた子どもたちに私はいつもこう尋ねていました。

私たちのクラスにとって成功とはどういう意味か。
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