飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

スモールステップの重要性

2020年09月27日 08時43分40秒 | 授業論
「人間の最も偉大な力とは、その人の一番の弱点を克服したところから生まれてくるものである」レターマン
まず自分の学力なり実力を自覚することが大切である。
まず自分の弱点を知る。
その弱点を少しずつ克服する。
この少しずつが重要。
ゴールを遠くから見て、気ばかり焦るのは禁物である。

そこで必要になるのがスモールステップである。
教育の世界では、易から難への定石くらいよく知られたセオリーである。
やるべきことは、遠くにぼんやり見えるものをみることではなく、手近にはっきり見えるものを行うことである。カーライル

脳にとっても、小さな目標をもって、一歩一歩進んでいくことが効率の良い方法である。
脳はコンピューターと違って、似ているものを覚えるために似ていないものを消去する。
そのために、人間はコンピューターと違ってよく間違えるのである。
間違えるということは人間的であり、必要不可欠な過程なのである。

「わかる」とはどういうことなのか。
よく教師は教室で「わかった人?」と子どもたちに聞く。
できれば、私は「わからなかった人?」最低限聞くべきだと思うが。
わかるという行為は、物事を分けられるということでもある。
わからないというときには、とりあえず分けてみる。
よく、何かに迷うと「物事を整理しよう」とか、「ものごとをわけてみよう」などというのはそのためである。

分からないのは、わけられないことである、
とにかく、小さく刻むことが解決策である。
スモールステップ&パーフェクトマスターが最善最短である。
対局をつかんで、それを大きくいくつかに切って、さらにそれを小さく刻む。
一つ一つ手順を追って積み上げていくことが基本である。

saitani
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