三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

稲葉選手、おつかれさま

2014年10月21日 09時23分15秒 | Weblog


本日も住宅ネタではありませんが、お許しください。
日曜日のあざやかな逆転劇にちょっと感動しすぎて
きのうのブログ、こういう風な書き方をすると、逆風を呼ぶかもと
内心、不安な気分もあったのですが、
勝負の綾、そんなような不安が結果に出てしまった。
わたしがそう感じたようなことは、ナインもきっと思ってしまっていて
そういうこころのスキが、大隣投手の快投を許す結果になったかもしれない。
なんとなくこっち有利みたいな勘違いを持ってしまった。
もっとがむしゃらに向かわなければ行けなかったのに・・・。
っていうような後悔の念はみんな持っているでしょうが、
ま。勝敗は決してしまった。
あとは勝ったソフトバンクが、ペナントとCS、両方の真正のパリーグ覇者として
セリーグの下剋上覇者、阪神と正々堂々と戦って、
パリーグのために勝って欲しいと念願する次第です。
がんばれ、ソフトバンクホークス!

なんですが、
きのうの試合後は、まさにスポーツマンとしての清々しい光景も見られました。
引退する稲葉選手・金子誠選手を敵味方ノーサイドで
胴上げしてくれました。
こういう試合後のノーサイドって、サッカーでは一般的ですが
野球では、すこし珍しいかも知れません。
北海道日本ハムファイターズ絡みでは、同じようなCSの戦いで
ソフトバンクの小久保選手を、稲葉選手が中心になって胴上げしたり
楽天の野村監督を破ったあと、胴上げしたりした記憶があります。
はじめてこういった光景に出会ったときには、やや照れもあったと思いますが
いまでは、北海道日本ハムファイターズをはじめ、
パリーグに根付きつつある野球文化になってきたかも知れません。
こういう文化の火付け役だった稲葉選手、
自分自身について、される立場になってしまいましたね・・・。
まことにすばらしい選手だったと思います。
北海道日本ハムファイターズは、かれは特別な存在と考えているようで
これから指導者として期待しているのではないかと思います。
今後、さらに野球界に尽くしてくれることを期待しています。

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札幌に帰ってこい、日ハム!

2014年10月20日 05時19分28秒 | Weblog


ふたたび住宅とは関係ないネタで恐縮です(笑)。
パリーグCSシリーズ、きのうも浮沈の激しい試合で、しびれておりました。
来期エースは確実な大谷君。
二刀流ということもあって、野球界屈指の大スターに
順調に育ちつつあるのですが、
たぶん大リーグに移籍するまでの時間は、あと3年くらいでしょう。
その間にどれだけの輝きを見せつけてくれるのか、
という期待を背負ってのきのうのピッチング。
2回には残念な4失点がありましたが、その後は立ち直って7回まで。
過酷なプレッシャーの中、立派に先発の仕事を果たしてくれたと思います。
そして今季で引退を宣言している稲葉選手のチャンスメークから
ヤングFighters全員での逆襲が見事でした。
稲葉の開いたチャンスを、いったんはHRとされた西川君の3塁打で
あと1点まで詰め寄り、連日の中田クンの1発で同点に。
そして引き分けなら即終戦という延長11回、
チャンスが来るとつないでつないで、一気に攻めかかる。
そうやって作った2死満塁で、地味な活躍で大注目の中島選手が
試合を決める決勝打。
CSシリーズの戦績を五分に戻してくれました。逆王手。
さぁ、ここまで来てしまった(笑)。
こうなったら、なんとか札幌に戻って来て欲しい。
CSシリーズは3位での出陣だったので、地元札幌からずっと遠征中。
一縷の期待は持ちつつも、まさかその寸前にまで状況が至るとは
思いもしなかった、けれどいま、実現寸前まで来た。
本当に、この遠征では、チームは一丸となって戦っている。
その姿は、ウルウルと感動的ですらあります。

きょう、思い切り戦って欲しい。
ここまできたら、結果はどうあろうと、すばらしい。
意地をかけて向かってくるソフトバンクと総力戦ですね。
すがすがしい戦いを期待したいと思います。
がんばれ、北海道日本ハムファイターズ!



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MacOSアップデートでソフト不具合報告

2014年10月19日 07時10分43秒 | Weblog


わたしはDTPの仕事もある領域までは自分でもしています。
中小零細出版社としては、そういう部分も「体感」していなければならない。
年齢とともにしんどい部分もありますが(とくに眼精疲労)
まぁそれなりにこなしながら、やっております。
ということになるとパソコンはMacを使うことになるのですが、
定期的にやってくる「バージョンアップ」という
まるで定期受診を義務づけられた「健康診断」のような
受け身にならざるを得ない体験が宿命づけられている。
スタッフ各人はそんなに一生懸命やっていく必要はないのですが、
パソコンとそのネットワーク環境、仕事の進行管理を考える立場では
自分自身はある程度、モルモットになる覚悟は持たなきゃなんない。
まぁ、「業」のようなものであります。

っていうことで、おとといAppleからアップデートのアラートがあった。
1日おいて、きのう、おとなしく従った次第。
で、やっぱり案の定、ソフトの不具合に遭遇。
通常、DTPでの文字入力にはエディターソフトを使用します。
ワープロソフトのように重装備ではなく
エディター作業に適しているので、全メンバーに使ってもらって
全体としての作業効率を上げているのですが
そのメインのエディターからプリントアウトさせたら、
文字が大きく脱落して、点々としか印字されていない。
「PDFを作る」指令で出来上がるpdf書類も同様の不具合。
最初は、よくあるプリンタドライバの不整合かと思ったのですが、
wordにデータを持って行って印刷させたら問題はない。
ということで、ソフトのメーカーに「不具合報告」を上げたら
写真のようなやり取りが成立して、修正されることになるようです。
というようなことで弾みもついてしまって、天気はよかったけれど
久しぶりにMacの環境整備にあれこれと取り組んでおりました。
ユーザーをこういうふうにリードする機会を作るっていう意味では
やっぱりAppleの作戦は、なかなかにうまい。
トヨタの車には、基本に関係があまりない部分に
意識的とでも言えるような不具合が忍び込まれていると言われる。
それを直すのに、販売店に足を向けさせて
顧客との関係を強化する狙いがあるのだ、
というような都市伝説を聞いたことがありますが、
当たらずといえども遠からずの作戦は、大企業は考えているのでしょうね。
よく触れる機会を作れば自然と愛着が湧く、ということなのか。
まぁ、モルモットの気持ちよさってのもあるのでしょうか(笑)。

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新刊発行! 「住宅性能」がわかるマンガ

2014年10月18日 05時58分54秒 | Weblog


わたしどもで出版している「地域限定」マンガ本シリーズ第4弾です。
青森県は、北海道と大して変わらない気候風土ですが
なぜか、住宅性能についての意識は遅れ気味。
そういった現状を憂う声にお応えして、発行しております。

っていうか、ぶっちゃけわたし、本当はマンガ家志望だったのです(笑)。
物心つくころから、マンガメディアにぞっこんでして、
中学校時代には同好の友人も発見して
習作に励んでいました。
友人たちの中には、当時のマンガ少年たちが世に出る「登竜門」だった
「ガロ」や「COM」などに投稿して採用されたりするヤツもいました。
作画家としてのわたしには、あんまり才能というものはなく、
なんとなく行動としてはしぼんでいったのですが、
父親からは、描いたマンガを燃料にして燃やされるなど
まるで「マンガを描くなんて、人間のクズだ」
みたいな言われ方もされました(笑)。
まぁ今となっては、懐かしくも楽しいエピソードであります。
そのとき父親から言われたのは、
「こんなもので仕事になるわけなどないから」
っていうことで、内心は
「そりゃぁ、父ちゃんの時代とは違うべや」という反発もありました。
ただ、父親を心配させるのもいやだったので、
そういう志望は封印して、よりマシなメディアや広告関係へと
人生行路の舵を切っていったように思います。

なんですが、内心の炎はまだまだ熱いものがありまして(笑)
心配してくれた父も、死んでからもう30年を超えるし
ということで、中学校時代以来のマンガ少年たちを招集して
マンガ制作に取り組んでみた次第なのであります。
仕事としても、マンガ表現というのは、大きな市民権は獲得しているし
なにより直感的でわかりやすい、というメリットを活かせば、
いま現在のわたしのフィールドである「高断熱高気密住宅」について
一般ユーザーに伝えていくのに適しているという判断もありました。
で、3年ほど前に1号を発行して以来、
順調に年1回以上のペースで発行を継続してきています。
マンガ制作は集団的な作業でして、
わたし自身は、プロデューサー・基本構想・原作作家・管理者を担当し
作画については、西澤大さんという昔のマンガ仲間にお願いしています。
また、いま住宅設計者になっている同じく泉徹君に、
住宅事例の詳細な「設計業務・図面作成」などを担当してもらっています。
この3者による合同制作というかたちでやっておりますので、
内容については、遺漏なく、きちんと「高断熱高気密」についての
基本を抑えた内容になるように留意しながら制作。
創刊号については、鎌田紀彦先生にもご確認いただいています。

住宅づくりって、建て主の個性とか作り手の関わりなど、
とても人間くさい営為だと思います。
その点では、マンガ表現って、
そういうヒューマンな部分について訴求しやすい。
このマンガは、青森県内限定で配布されているものなので、
一般向けに販売はしていないのですが、
1~4号があり、もしご興味のある方は、
残部は僅少なのですがご連絡をいただければ、
1冊送料込み1000円で頒布いたします。
とくに高断熱住宅を設計施工されているみなさんには、
格好の販促ツールになるのではないかと思います。
お問い合わせお申し込みは、メール miki@replan.co.jp までどうぞ。


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ニッポンの家づくり、家族づくり

2014年10月17日 05時48分24秒 | Weblog


知人から「入籍しました」という知らせがきた。
無性にうれしい。
両性が合意し、結婚することから始まるものがある。
というか、こうした報告には、あたらしく何かをはじめようという
静かだけれど確固とした意志を感じて、うれしい。

最近、歴史書を読んでいて
欧米的な現代的価値観の基本には、「個人主義」があって、
日本人は、伝統的な法人としての「家」意識から
脱亜入欧精神とともに、この個人主義を受け入れるなかで、
さまざまな変化を受容してきたことに
いまさらのように目を開かせられる思いをしておりました。
それまでの日本社会は、家を基本にして、その上位に「ムラ」社会があり、
その上部構造として「公儀」という秩序があったといわれる。
ひとびとは、個人としての生き方を生きたのではなく
なによりも、法人としての家の利害に必死に生きていたのだと思う。
家の存続のために、死を持ってすら「奉公」する生き方を生きていた。
そういうときに無条件の前提になっていた「家」は、
古代社会から引きずってきている氏姓制度のようなものだった。
ある血縁集団として、生き延びていこうとする意志のような。
そのためにひと一個の人生が存在した。
わたしたち年代以上の人間には、
こういった意識の残滓のようなモノがまだ生きていると感じる。
でもだんだんと、法人的な家感覚は消えていくことは間違いない。
そういうなか、個人主義が基本になってきても
やはり「家族」という基本単位の強さ、確かさというものもある。
それを紡ぎ出していこうという自然な人間心理も存在する。

ある仲間内で、独身であることを
みんなからうらやましがられ、あるいは心配され、
好青年として印象されてきたひとの結婚であります。
高断熱高気密住宅・工務店経営のかれの「換気」に掛けたあいさつのコトバ。
「まだ同居はしてませんが、
彼女が1日いるだけでも家の中の空気が違うことに驚いています。
1種とか3種とかそういう問題ではありません。」
なかなかの表現力に感心しております(笑)。

ニッポンはまだまだ、発展していくような気がしてきました。
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健康・省エネ住宅を推進する国民会議って?

2014年10月16日 05時42分32秒 | Weblog


大阪に在住のある歯科医さんが
自宅を新築したときにたいへんな「シックハウス」被害に遭ってしまった。
そこで医師としてのかれは、国民の健康を守るには
建築の質向上が不可欠だと実感した。
高断熱高気密の住宅が日本人の健康を守ると確信して
その比類のない行動力を発揮し始める。
直接国に乗り込んで行政サイドを動かし、いま、健康と住宅性能向上のために
国民運動を展開するべく活発に活動しています。
わたしどもも、そうした趣旨に賛同し誌面でご紹介しています。
北海道での支部設立などにもご協力してきております。
ことしはじめに「支部設立大会」を行ったのですが、
来週金曜日24日、札幌市内の東京ドームホテルで
写真掲載のようなシンポジウムが開催されます。
会議の趣旨は、
「我が国における超高齢化社会の本格到来を迎えるにあたり、
健康寿命(日常生活に支障なく健康に過ごせる期間)延伸への対応の
社会的要請が大変に高まっております。
そのような中、「健康・省エネ住宅推進北海道協議会」が発足しました。
当協議会では、「健康・医療」と「住宅」における平均健康寿命との関係性を
調査・研究すると共に、「ほっかいどう」の住民への普及啓発と
「健康・省エネ住宅」の提供体制の確立によって、
健康長寿社会と地場産業の活性化を実現いたします。」というもの。

基調講演は、
「高断熱住宅先進地域北海道を、
スマートウェルネス住宅推進事業で地域活性化に繋げるために」
産業医科大学名誉教授 吉村 健清氏 
「建築と医学のコラボレーションで何ができるか?」
慶應義塾大学教授 伊香賀 俊治氏
それぞれのテーマで上記2氏による講演が行われます。
来賓あいさつとして、
高橋はるみ 北海道知事
吉川 貴盛 衆議院議員
中村 裕之 衆議院議員
渡辺 孝一 衆議院議員
といった政治家のみなさんも出席されると言うことで、大がかりなイベント。
「健康で長生きするための住宅リフォームのすすめ」と題した
パネルディスカッションのメンバーは
須田 敏則 北海道建設部住宅局 局長
西條 泰明 旭川医科大学 健康科学講座地域保健疫学分野 教授
福島  明 北海道科学大学 建築学科 教授
津田ますみ リプラン北海道 株式会社 札促社 取締役DIRECTOR
牧  泰昌 健康・省エネ住宅推進北海道協議会 会長 (順不同)
司会・上原 裕之 様  (一社)健康・省エネ住宅を推進する国民会議 理事長
というようなことでありますが、
そうなんです、お気付きのように当社メンバーも名を連ねております。
って、夫婦別姓で仕事しておりますが、要するにカミさん。
ときどき彼女はこういう席に参加致しております。
身内としてはハラハラですが、お役に立てられればうれしい。

日時は 10月24日(金)16:00~18:30
東京ドームホテル札幌 地下2F クレストホール
札幌市中央区大通西8丁目 TEL 011-261-0111(代)
ということで、
本日はイベントのご案内でした。
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北海道日本ハムファイターズCS-1突破

2014年10月15日 07時15分05秒 | Weblog


ことしはほとんど書く機会がなかったのですが、
久しぶりに北海道日本ハムネタの記事であります。
本州地域のみなさん、この話題、ちょっとおゆるしください(笑)。
なかなか厳しい状況から、
中田選手の特大の一発で息を吹き返しましたわがチーム。
3位からの下剋上を狙ってのCSシリーズでありますが、
どうも肩身を狭めにしていないと、他のチームのファンに申し訳ないのであります。
しかし、ルールはルール。
正しく則って、大いに戦いまくっていきたいと思う次第。
まだまだ若い選手が多いわがチームには
こういう一球一球の緊迫感がハンパない戦いは
かれらの成長にとって、たいへんありがたい機会だと思います。
きのうの勝利で、オリックス戦2勝1敗で勝ち上がって、
休みなしで、本日から対ソフトバンクのファイナルステージです。
オリックスファンのみなさんの切歯扼腕ぶりは重々噛みしめております。

さて、わが北海道日本ハムファイターズは
昨年シーズンは最下位でありました。
その前年、ダルビッシュが大リーグ挑戦で抜けたにもかかわらず
左腕・吉川君の覚醒でリーグ優勝を勝ち取ったのですが、
昨年は戦力の大幅な交代期に差し掛かって、
若手や移籍組による新たなチーム作りに努めてきました。
その結果としての最下位であって、あんまり悲観はしておりませんでした。
今シーズンも、まだまだ主力は若い。
野手では中軸に、中田選手や陽選手が座っていますが、
脇を固めるのは、ことし盗塁王になった西川選手3年目をはじめ、
若い選手ばかりであります。
ちなみに、続く2番の中島選手は確か3年目くらい。
当初は守備の専門職みたいな存在でしたが、
徐々にしぶといバッティングが光り始めている。
3,4番は陽選手、中田選手。
5番はことしなかなか固定できなかった。
それは、大谷選手が野手で出る場合、5番DHということが多かったせいでもあります。
6番以降は、捕手で入団したけれどシーズン中に3塁にコンバートされた
ことし新人の近藤選手であります。
かれは本当に面白い存在であります。パンチ力もあるし、チャンスにも強い。
独特な癒やし系キャラで、ノビシロもありそうで大期待株。
かれの発掘は監督さんの最大のヒットだと思っています。
さらに好守としぶといバッティングが冴える移籍組ですがキャプテンの
ショート・大引クン。かれは投手の木佐貫くんとセットで
糸井選手との1対2でのトレードで来たのですが、
このトレードはまことにナイスだったと思っています。
っていうような野手陣、とにかく若いので、経験不足気味ですが、
面白いチームが出来上がってきている。
一方の投手陣がことしは、まったく予想外の不振だった。
当初エースとして期待していた、実績のある吉川・武田勝・木佐貫らが、
まったく使えなかったのです。が、こっちも大谷君の本格化や
若手の上沢くん、新人らしからぬ浦野クンなどの若い投手陣が踏ん張った。
まぁそんなチーム状況なので、ことしはまだまだと思っておりますが、
行けるところまで行くぞ、という若さはいっぱいであります。
オリックスのファンのみなさんには、申し訳ありませんが、
こうなったら、若さで徹底的に大暴れしてもらいたいと期待します。
がんばれ、北海道日本ハムファイターズ!!

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秋のオホーツクぶらり

2014年10月14日 07時16分16秒 | Weblog


きのうは網走湖のほとりのホテルで1泊。
朝はカミさんと湖畔を散歩。
歩みをすすめるほどに湖畔の草むらからカモたちが湖に向かう。
かれらの朝食を邪魔しているのかも知れませんね。
申し訳ないけれど、そんな風情を楽しんで見ていました。
天気はイマイチで、徐々に雨もポツリポツリ。
ダウンジャケットではちょっとオーバーという気温状況。
ホテルを出てからは、サカナを買いたくて
網走市内を見てみましたが、地元の人に聞いていたとおり
網走市内にはそういう「市場」はないということ。
漁港もあるので、ちょっと腑に落ちないのですが、仕方ない。
観光客向けのカニばっかり扱っている店があるばかり。
北海道の人は、ああいったカニばかり扱っている店って
見る気にもなりません。
たしかにカニは美味しいけれど、ほかにも美味しいサカナはたくさんある。
いかにも観光客にはこれを出しておけばいいんだ、みたいな
そういうぞんざいさを感じて、たまらない。
だんだん恥ずかしいなぁとも思うようになってくる。
ふつうに安価に食べられて美味しいサカナを欲しいので、
ドライブしながら、網走湖~能取湖~サロマ湖と
オホーツク海岸を北上致しました。



能取湖では、サンゴ草という植物の群落を見学。Wikipediaでは、

茎は濃緑色で高さ10-35cm、円柱形で節を形成し、節から枝が対生する。
また、退化した燐片状の葉が節部に対生する。8-9月には、茎および枝の
先端部が円柱状の穂状花序をなし、葉腋のくぼみに3個の花が対となり、
1つの節に6個の花器を形成する。
アッケシソウは花器と種子に二形性が認められている。
大粒種子は環境ストレスに強く、小粒種子は休眠期間が長いことから
群落の維持に関与する事が推測される。
この植物の花器の特徴として、花被が退化し、雌ずいや雄ずいを
包み込むようにがく片が非常に発達している。
秋になると茎および枝の濃緑色は紅紫色へ変化する姿からサンゴソウと呼ばれる。

しかしこの自然景観は、悲しいことに失われつつある。
写真のような残念な光景が広がっている。
関係者のみなさんの景観復元への努力に期待したいと思います。




で、サロマ湖まで来て
美しいハマナスの群落に目を奪われたあと、
やっと、美味しそうなオサカナ群と巡り会えました(笑)。
サロマ湖の牡蠣とホッキ貝であります。
黒々と美しく、神々しさも感じられるたたずまいであります。
こういう海の幸が、永続していけるように、環境は保全していきたいですね。
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ああ網走番外地

2014年10月13日 06時08分25秒 | Weblog


北海道の開拓に当たって、
道路整備や開墾整備などの重労働が必須になった明治初年。
その使役労働力として、囚人の活用が考えられた。
このあたり、まことに国家というのは、面白い仕組みだとも言える。
社会の中で犯罪を犯した人々の更正をはかるのに
労務を課して、その罪の償いをさせるというのは、
ある意味では国家の強制性のひとつの発露ではあるでしょう。
法治国家での明確な「罪と罰」。
戦争というような、政治外交的な為政上の失敗を
人民に押しつけるというようなことと比較したら
たいへん温和なレベルの権力の行使だといえるでしょう。
確かに人権論議とあいまって、微妙な側面はあるとはいえ、
相当の蓋然性を持っていると思います。
しかし、北海道の開拓というのは
明治国家の国策の中でも、困難性は際だっていたことでしょう。
この網走監獄に送られた囚人たちの主な労役は
旭川から網走までの山岳を含む長大な地域での道路開削。
現在でも石北峠を回って、クルマでも3時間はかかる。
たぶん、200km近い距離。
その山林原野を、重い鉄球を足に付けられながら、
一本一本の原生樹木と格闘しながら、切り開いていったのでしょう。
そんな囚人たちの施設、網走監獄を見学してきました。
いまはいろいろな建物が重要文化財に指定されているそうで
ミュージアムとして、観光施設化しております。

先日の網走での会合ですっかり
網走湖の風景に魅せられまして、
カミさんと連休の旅に来ております。
ふたりで交代しながらの運転なので、あんまり疲れることはない。
長距離の移動も、こういうことなので苦にはなりませんね。
夫婦ふたりでの時間が長くなっていくでしょうが、
こんなふうに好きになった土地をあちこちと巡り歩くというのもいい。
やっぱり北海道は自然の美しさに触れられるのがいい。
けれど、そういうなかでも、
こんな「人間くさい」歴史過程を持っている施設が
北海道でももっと発掘されていく必要がある。
景色はすてきだし、こころを休めたり踊らせたりしてくれるけれど
人間の活動痕跡には、いいがたい重みもありますね。
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イキモノとしての住み処・環境

2014年10月12日 04時05分24秒 | Weblog


写真は先日の網走での会議のおりに見学した
住宅地の様子。
光輝建設さんという地元のビルダーさんが
いいすまい方というコンセプトを考えて開発した住宅地。
札幌近郊には「スウェーデンヒルズ」という北欧スタイルの住宅地がありますが、
欧米に多い、ゾーンとしての開発行為で作った街並み住宅の流れです。
人間の環境要因には、箱としての家をどう作るか、
ということ以上に、「どんな場所に住むか」という選択肢も必要。
たぶん、多くのひとにとってはそちらの方が大きな問題でもあります。
北海道に住む、ということのイメージの中で
こんな風景の中に抱かれるように暮らしたい、という心情は
大きい部分があるだろうと思います。

日本の土地造成って、非常にステレオタイプな
極端に言えば、まっさらな、それも出来るだけ平坦な更地群、
っていうような思い込みに近い提供方法が多い。
それも道路もほぼまっすぐで、道路へのアクセスの
平準化・公平性のようなものが
不可欠要因のようにして、造成販売されている。
そういう方が「売れやすい」という固定観念に縛られていると思います。
だから、きわめて魅力のない、
どこにでもある、っていう条件を最優先したような土地提供になっている。
木を植えたり育てたりというような、
環境的な「街並み」熟成のようなことについては、
「個人の勝手」として、ユーザー側に放り投げられているのがほとんど。
こういった状況には、法的な問題や公共サービスの問題も内包されている。
建物は「接道」ということが必須条件になっているし、
電気ガス水道といった公共的インフラ整備についても
「より合理的」という判断基準が優先されていく結果であるといえる。
しかしそんなところに住みたい人ばかりでもないだろう。
っていうような試みには、いろいろな困難が降りかかってもくる。
そういう側面については、よく理解出来るのですが、
やっぱりおかしいなぁと思う次第です。
たぶんいまの社会システムが「個人主義最優先」になっていて、
「公共的環境価値」というものへのリスペクトを失っているからではないか。
そんな思いが強いです。
しかしひるがえって考えてみると、個人主義の本家の欧米では
むしろ環境価値について、デベロッパーを兼ねた建築事業者サイドで
企画立案し、それを含めた価値としてユーザーに住宅販売している。
(というほうが、支配的な住宅販売形式)
先述したスウェーデンヒルズとか、この写真のような取り組みなどは
そういう欧米スタイルの販売手法であるワケです。

こういった住宅地のたたずまいは、
熟成すればするほどに、暮らす味わいが深くなっていく。
たぶん「環境の中で生きている」という実感を感受しながら
暮らしていくことが出来るのだろうと思われます。
イキモノとしての人間には、
こんな環境がやはりふさわしくはないでしょうか?
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