わたし、仙台で好きな神社は、なんといっても鹽竈神社。
塩竃と書いたりもするそうですが、
まぁこの神社がいちばん好きです。
場所が仙台ではなく,塩釜なのですが、
陸奥国の中心は古くは多賀城国府であり、
仙台が中心に定められたのは、伊達家が防御の必要上から
青葉山に城郭を建設するという経緯から。
歴史的に見て鹽竈神社は「一の宮」という雰囲気が感じられます。
時代によって陸奥国一之宮は諸説があったようですが、
現在はこの神社が、その位置に定まっている。
鹽竈神社(しおがまじんじゃ)
陸奥国一之宮、旧国幣中社
御祭神は、塩土老翁神(別宮)、武甕槌神(左宮)、経津主神(右宮)。
創建は奈良時代以前と伝えられていますが、詳細は不明。
陸奥国一之宮ですが『延喜式』にその名はなく式外社となっている。
鹽竈神社(しおがまじんじゃ)が発展してきた大きな要因に
鎮守府としての国府多賀城の存在が大きく、
その鬼門封じの位置にあったことから、信仰を集めたとされる。
で、先日の仙台での用事が終わったあと、
飛行機の時間まで、この神社周辺を逍遙してきました。
年を取ってくると、自分で適度にオンオフを作って行かないと
疲れがたまって体調を崩すようなこともあるので、
ときどき、アタマをからっぽにしたくなる。
まぁもともと、そんなには詰まってはいませんが(笑)。
駐車場から坂道を上って、鳥居に至ると、
周辺に緑地や庭園が造作されていて、
そのなかにごらんのような植栽がありました。
ことしの秋、はじめて「さざんか」を見ることができました。
さざんかか、寒椿か、いまだによくわかりませんが、
この彩りがたいへん好きであります。
そうか、ことしももうさざんかが、という気分が迫ってきて
巡る四季の美しさにうっとり・・・、
と思ったら、その向こうになにやら、ちらほらとした花。
近寄ってみてびっくり、サクラなのであります。
なんでも「四季桜」という品種だそうで、
マメ桜とエドヒガンとの間の種間雑種だそうです。
ジュウガツザクラとも呼ぶそうで、春と秋に2度咲きする。
いわゆる「返り咲き」という次第。
年寄りにはまことにめでたい、かくありたい喜ばしさ。
その返り咲きの見事さに、思わずカラダに力がみなぎりました(笑)。
ありがとう、さざんか&四季サクラ。