三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

戦後70年談話と朝日による自虐強制

2015年08月17日 05時25分18秒 | Weblog
あんまり興味が強くはなかったので
即座に全文を読んだりはしていなかった、安倍首相の「戦後70年談話」。
きのう、新聞報道で全文を一読してみました。
この内容では、中国側としてもとくに突っ込みようもないだろうし、
韓国側もきわめて静かな受け止め方を見せている。
それなりに批判を加える論調も海外からはあるけれど、
常識的な線に納まっていて、日本外交的にはいい一手になったと思われる。
国際政治では韓国側の対応が、今後の展開を占うものになるのでしょう。
たぶん、北朝鮮との緊張関係もあって、日米韓の協調路線が、
一定の進展を見せるのは、あり得る展開だろうと思っています。
韓国側のメディアからも、日韓関係正常化気運が高まってきている。
これまでの不毛な反日、嫌韓という相互の関係から
やや脱出できる可能性が出てきたのではないかと喜ばしい。

そういった内外の論調の中で、一貫して意固地に
反・安倍、安倍憎しというホンネの魂胆が見え透いているのが、朝日新聞。
以下、朝日の「社説」の冒頭部分。(「」内、引用)
「いったい何のための、誰のための談話なのか。
安倍首相の談話は、戦後70年の歴史総括として極めて不十分な内容だった。
侵略や植民地支配。反省とおわび。安倍談話には確かに、
国際的にも注目されたいくつかのキーワードは盛り込まれた。
しかし、日本が侵略し、植民地支配をしたという主語はぼかされた。
反省やおわびは歴代内閣が表明したとして間接的に触れられた。
この談話は出す必要がなかった。
いや、出すべきではなかった。改めて強くそう思う。」
・・・報道機関らしくない、こうした根拠の薄弱な情緒的論難を加え、
外交的に自国を貶めようという徹底ぶりには、まさに脱帽します。
中国韓国の反日世論も、朝日の姿勢が日本で力を得ることに
大いに期待している状況があきらかだと思われる。
たしかに民主国家では、報道は自由であっていいけれど、
さりとて無用に外交的な自虐状況を作りたい、という姿勢はやはりみにくい。
朝日ってどこの国の立場の新聞なのか疑わしい、とまで思わされる。
戦争は結局、勝者の立場でしか正邪が語られることはない。であるのに、
「戦後」という枠組みの中、日本を自虐的な史観にかたくなに縛り付けることに
そこまで固執したいなにごとかが、朝日新聞にはあるのでしょうか。
安全保障問題論議を提起することが、即「戦争したがっている」などと
レッテル貼りに狂奔している姿は、まことにおぞましい。
そうであるならば、もうすでに朝日新聞は報道機関としての公平原則などない
単なる反安倍政権プロパガンダであるのだと宣言した方が正直だと思う。
たくさん悪罵を投げつければ、いくつかの敵失もあって
徐々に国民を誘導できると朝日は考えていると思わざるを得ない。

しかし昨日発表された共同通信の世論調査では、この安倍談話について
●「評価」44%、「評価しない」37% 
~共同通信世論調査、内閣支持は43%に上昇
共同通信社が14,15両日に実施した全国電話世論調査によると、
戦後70年に当たって安倍晋三首相が発表した
首相談話を「評価する」との回答は44.2%、「評価しない」は37.0%。
内閣支持率は43.2%で、前回7月の37.7%から5.5ポイント上昇した。
不支持率は46.4%だった、とされていた。
また、Yahoo!ニュースの意識調査では、8月16日時点で約10万票が集まり、
「(談話を)大いに評価する」が最多の57%となっている。
与党推薦の「憲法学者」の反乱というオウンゴールや
毎日記者の壁に耳を押しつけての盗聴による百田発言スクープなどからの
洪水のような反・安保法制キャンペーンの流れに対し
やや冷静に目を覚ましつつある国民世論状況が見えてきて
安倍政権への支持率がふたたび上向いてきている。
この間朝日や、毎日が流し続けた「経済的徴兵制」など
意味不明で根拠薄弱な、悪意に満ちた「戦争法案キャンペーン」報道が
はたしてどのようなものであったのか、
これからハッキリしてくるのではないかと注視しています。
戦後70年、そろそろオオカミ少年に欺され続けるのは卒業としたい。


コメント
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