三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

シンプルな環境共生住宅見学

2009年12月13日 06時35分56秒 | Weblog




きのうは「北のくらしデザインセンター」の
本年最後のイベント、バス見学会を開催。
やはり年末と言うことで、集客はキャンセルなどもあっていま一歩というところでしたが、
4件の住宅見学など、楽しく行うことができました。
写真は、小室雅伸さん設計の「柏丘コート」。
敷地は傾斜地で、裏には山が迫ってきている立地。
その土地の地中に、半分は埋め込まれるようにしてこの家は建っています。
地熱の利用というのはいろいろなスタイルが考えられますが、
土というのは、パッシブ環境性ということを考えたら
一番可能性の高い普遍的な環境です。
夏は涼しく、冬は暖かいという条件は、竪穴住居以来、
人類普遍の「快適環境」の原点なのかも知れないですね。
半分を地中に入れ込んで地熱を利用するのですが、
その接する部分は、蓄熱性の高いコンクリートを採用。
外断熱で内部発生させる熱を無駄なく蓄熱していきます。
こうした大きな熱容量駆体のうえに
外張り断熱の木造が乗せられ、いわゆる眺望など暮らしの
快適性を享受する部分を構成しています。
また、大きなベランダが特徴的ですが、
コンクリート建築の弱点である熱橋対策がしっかり施されています。
ドイツ製のコンクリート外断熱が使用されているもの。
空間構成は、おおらかに間取りが大きな空間でシンプルに構成。
究極的な「シンプルライフ」ということが実感できる建物。
来週には、本格的にオープンハウスも計画されているということなので、
詳しくは、北海道建築工房HPをごらんください。

さて、ようやくきょうは、久しぶりの休日であります。
先週は土日出張開始でしたし、その前週は道東出張から風邪を引いて帰ってきて
うんうんと唸っていた週末。ということなので、3週間ぶりの休日。
まだまだ、いろいろな懸案事項が山積していて
年末に向けて多忙状態が続きますが、
少しは息抜きして、英気を養いたいと思います。





北のくらしデザインセンター
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コメント
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