きのうは「北のくらしデザインセンター」の
本年最後のイベント、バス見学会を開催。
やはり年末と言うことで、集客はキャンセルなどもあっていま一歩というところでしたが、
4件の住宅見学など、楽しく行うことができました。
写真は、小室雅伸さん設計の「柏丘コート」。
敷地は傾斜地で、裏には山が迫ってきている立地。
その土地の地中に、半分は埋め込まれるようにしてこの家は建っています。
地熱の利用というのはいろいろなスタイルが考えられますが、
土というのは、パッシブ環境性ということを考えたら
一番可能性の高い普遍的な環境です。
夏は涼しく、冬は暖かいという条件は、竪穴住居以来、
人類普遍の「快適環境」の原点なのかも知れないですね。
半分を地中に入れ込んで地熱を利用するのですが、
その接する部分は、蓄熱性の高いコンクリートを採用。
外断熱で内部発生させる熱を無駄なく蓄熱していきます。
こうした大きな熱容量駆体のうえに
外張り断熱の木造が乗せられ、いわゆる眺望など暮らしの
快適性を享受する部分を構成しています。
また、大きなベランダが特徴的ですが、
コンクリート建築の弱点である熱橋対策がしっかり施されています。
ドイツ製のコンクリート外断熱が使用されているもの。
空間構成は、おおらかに間取りが大きな空間でシンプルに構成。
究極的な「シンプルライフ」ということが実感できる建物。
来週には、本格的にオープンハウスも計画されているということなので、
詳しくは、北海道建築工房HPをごらんください。
さて、ようやくきょうは、久しぶりの休日であります。
先週は土日出張開始でしたし、その前週は道東出張から風邪を引いて帰ってきて
うんうんと唸っていた週末。ということなので、3週間ぶりの休日。
まだまだ、いろいろな懸案事項が山積していて
年末に向けて多忙状態が続きますが、
少しは息抜きして、英気を養いたいと思います。
北のくらしデザインセンター
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