きのうは、埼玉県内の住宅取材が2件でした。
埼玉県って、表情の違う2つの側面があるようです。
ひとつは東京近接地域の、集約的都市環境であり、
もうひとつは、牧歌的な関東平野的環境。
ちょうど、取材もその両方のようなイメージの住宅でした。
で、この写真はどちらかといえば、都市化した地域での住宅のもの。
シンプルな若い世代の方の住宅なのですが、
玄関を入るとすぐにリビングルームがあるという間取り。
で、そのリビングルームには大きな掃き出し窓があるのですが、
その窓には、外部上部に収納装置のようなものが見えていました。
さて、なんだろうと確認してみると、
どうもスライドシャッターの収納部分のような感じがいたしました。
でも、ここは一般住宅で居間の窓なので
どうも場違いではないかという感じがしまして、
おそるおそる確認してみると、
「え、シャッターですよ。何かおかしいですか?」というお答え。
大きな窓にわざわざシャッターをつける積極的な理由が思い浮かばなかった・・・。
「防犯用ですよ、だってここは1階だし、当然でしょう?」
っていうことなんですね。
うかつでしたね。
そうなのか、こういう配慮が一般的だと言うことに
うっかり気付いていませんでした。
「いやぁ、防犯を考えないっていうほうが、不思議な感じがします(笑)」
という感覚が、関東地域では一般的なのですね。
確かにわが社屋でもSECOM契約はしていますが、
一般住宅の開放感を求めて開ける掃き出し窓に、防犯シャッターなんですね。
まぁ、通常は朝、シャッターを開けるということなので、
採光を最優先していることには変わりはないのですが、
そういうのが常識なんですね。
しかし、カーテンを掛ける習慣がなくて
窓辺の明るさの変化で目覚める、っていうような自然な生活習慣は
こういう場合、諦めざるを得ない、ということなのでしょうか?
まぁ、北海道や、仙台とか東北地域でも
あまりこうした防犯配慮は見られないのが一般的だと思いますが、
人口密集地帯では、このような配慮が重要なファクターになるのですね。
はじめて聞かされて再認識いたしました次第です。
いやぁ、郷に入らば、郷に従え、一種カルチャーショックでありますね。
ふ~む。
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