昨日、友人のデザイナーから久しぶりに連絡あり。
かれとは、中学校以来の付き合いで、先般、40年前くらいの
札幌の古地図を一緒に企画した仲。
連絡をもらったのが、こっちが眼科で診察を受けている間で
そんな話をしたら、「いや俺も白内障で・・・」などと、
お互いの病気自慢で盛り上がる(?)年格好になってきております(汗)。
白内障って、けっこう多いのだそうで、わたしも兆しはある、と
医者から言われました。まぁ、加齢にはかないませんね。
って、どうもきのうから、じいさん系の話題になってしまいますね。(笑)
そのかれが、持ってきてくれたのがこのカレンダー。
三浦綾子さんって、旭川在住で「氷点」がベストセラーになった文学者。
いまは他界されましたが、その記念文学館があり、
そこが企画して、「文学カレンダー」を作ったという次第なのですね。
そのデザインを友人が頼まれたと言うことなのです。
ということで、無事、お話が繋がりました。(笑)
珠玉のような、三浦さんの文章からの一節が、
これも透き通るような美しさの、美瑛の写真家・阿部俊一さんの写真と
一体になって、四季を彩っていきます。
12月をめくってみたら、
「おとなって、つまり個室を持っている
ことだと思うの。心の中に。」
という一節にあわせて、冬枯れた晩秋のカラマツ林の夕景写真。
北海道の自然が育んだ三浦さんの文学世界を感じさせてくれますね。
1部1,370円(消費税・送料込)、三浦綾子記念文学館
http://www.eolas.co.jp/hokkaido/hyouten/
から購入することが出来ます。
住宅を取材していて、いつもカレンダーって気になるもの。
その家の印象のなかで、なにげなしに目に付くカレンダーが
「あぁ、こういうひとなんだな」って、気づかせてくれるもの。
こういう「文学カレンダー」で、暮らしに句読点をつけるのも
ひとつのおもてなし、ではないでしょうか。
という、本日はご紹介でした。