長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

『軍師官兵衛』  視聴メモ 第40回『小田原の落日』

2014年10月24日 11時27分05秒 | 日本史みたいな
『軍師官兵衛』第40回『小田原の落日』(2014年10月5日 演出・大原拓)


登場する有名人・武将の『信長の野望』シリーズでのだいたいの能力評価(テロップ順)

黒田 官兵衛 孝高  …… 知力84、統率力67
 (演・岡田准一)

徳川 家康      …… 知力102、統率力65
 (演・寺尾聰)

黒田 長政      …… 知力77、統率力63
 (演・松坂桃李)

浅井 茶々姫     …… 知力16、統率力21
 (演・二階堂ふみ)

母里 太兵衛 友信  …… 知力44、統率力80
 (演・速水もこみち)

石田 三成      …… 知力92、統率力60
 (演・田中圭)

井伊 直政      …… 知力69、統率力81
 (演・東幹久)

北条 氏政(うじまさ)…… 知力101、統率力106
 (演・伊吹吾郎)

増田 長盛      …… 知力85、統率力37
 (演・有薗芳記)

豊臣 秀長      …… 知力83、統率力75
 (演・嘉島典俊)

福島 正則      …… 知力45、統率力83
 (演・石黒英雄)

北条 氏直(うじなお)…… 知力64、統率力79
 (演・羽田昌義)

浅野 長吉      …… 知力74、統率力62
 豊臣家重臣。秀吉の義弟にあたる。秀吉の死後に「長政」と改名した。(演・長森雅人)

長束 正家      …… 知力87、統率力13
 豊臣家重臣。主に財政を担当し兵糧奉行を歴任する。(演・佐久間哲)

小早川 隆景     …… 知力83、統率力77
 (演・鶴見辰吾)

千 利休
 (演・伊武雅刀)

豊臣 秀吉      …… 知力95、統率力94
 (演・竹中直人)


ざっとの感想

●なんで、おねが大坂城から京の聚楽第(じゅらくてい)に居を移す、っていう秀吉の裁定に、その場が急激にぎすぎすした空気になるのか、その理由がさぁあ~っぱり、わかんない!
 九州征伐が終結したあとの天正十五(1587)年九月から、秀吉が関白位を甥の秀次に譲る天正十九(1591)年十二月まで、豊臣政権の中枢である秀吉の居城は、まごうことなく聚楽第だったわけでしょ? そこに秀吉の正妻が移住して、なんでそれが冷遇みたいな印象になっちゃうわけ!?
 これはもう完全に、大坂城もどきの大阪城のほうが、現存していない聚楽第よりも「秀吉といえば?」のイメージが強いっていう、後世の勝手な思い込みだけにしか基づいていない脚色じゃないですか。くっだらねぇなぁ~オイ!! 現存していないのは大坂城もおんなじことなのにさ。

 大坂城が、竣工から1600年までず~っと天下の中心だったと思うなよ!? ジュラクよ~ん♡

○まことに地味~な顔ぶれですが、ダーイシ・増田・浅野・長束という「豊臣政権五奉行」のうちの4名までがそろい踏み! 燃えてきたぞ~。もうひとりの前田玄以(映画『清須会議』ででんでんさんが演じていた人物)が登場するのは、もうちょっと後でしょうか。浅野長吉(長政)がミョ~に男前だ!
 ちなみに、「五奉行」というのは、豊臣政権下で奉行職を務めることが比較的に多かった5人をピックアップしただけの後世の呼称であって、当時の政権下でその5人が特に強大な権力を握っていた、という「四天王」みたいなニュアンスは特になかったようです。THE・管理職!!

○豊臣鶴松丸に黒田熊之助という、先々のことを考えれば涙なしには見られない「先立つ不幸をお許しください」ペアもそろい踏みしました……くぅう~!! 幸、うすいです。

●北条氏政の大爆笑、という名の滅亡フラグ。ち~ん……そんなに楽観的なバカ殿じゃあなかったと思うんですけどね。

○別におかしいとまでは言わないのですが、豊臣秀長が火鉢を使うくらいに寒い夜なのに、官兵衛がはだしなのはどういうことなのだろうか……さみぃばっかしだし、姿勢を崩さざるを得ないだけに、それはさすがに失礼なんじゃないの?
 官兵衛がそんなにアブラ足だったっていう設定なのかな……いや、それじゃなおさら失礼だよな……
 それにしても、豊臣秀長がやたら真剣に豊臣政権の行く末を気にしだしていいひとっぽくなるっていうのも、典型的な死亡フラグ&滅亡フラグですよね。なんか、今回のエピソードは全体的に不吉な予兆ばっか!

○あぁ、今年の大河ドラマって、主人公よりも徳川家康のほうが大柄なんですね。いろいろと斬新なんだなぁ、寺尾家康って! かなりスリムですしね。

○秀吉さん、「つまらんっ!」じゃありませんよ、まったく……
 官兵衛・隆景・利休のフォローを受けてやっと機嫌がよくなったとおもえば、この暴君っぷり。やっぱダメだ、このジジイ……いや、ジジイって言っても、この時点(天正十八年)での秀吉はまだ54歳なんですけど。利休のノーリアクションがめちゃくちゃ怖いですね。
 それにしても、年上の官兵衛の「じゃあ、やってみれば?」というフリに内心で恐怖するダーイシのほうに感情移入して「かわいそう……」と感じてしまうのは、私だけではないはずです。ビッグマウスは大変なのだ~。

●氏政「ふざけた真似を……いくさをなんと心得ておるのだ!?」
 いや、そう言うんだったら、かの「河越野戦」のときのあなたのお父上みたいに、堂々とうって出たらいいんじゃないっすか。ずっと引きこもってないで。
 まぁ、それができなかったという時点で、勝敗と父子の器量の差はすでに歴然としていた、ということで……もしやったら、どうなってたんだろうなぁ。
 それで豊臣軍が壊滅するということはなかったにしろ、大軍の足並みをそうとうに動揺させる撹乱にはなったかもしれませんよ。ワンチャン秀吉の首なんか取れたら、大大フィーバーものですよ☆

○うわー、今か今かと待っておりましたが、ついに放送第1回のアバンタイトルに、時間が戻ってまいりました! 初見では、のっけから「命を大事に!」なんて叫んでたから「なに言ってんだ、この戦国武将は!?」と大いに不安になっていたものですが、それまでに放送40回ぶんのあれやこれやがあったのねぇ……
 それにしても、アバンタイトルからの再録部分とその前後とで、官兵衛を演じている岡田さんの貫禄や発声がまぁるで違いすぎ!! これが経験値、というものなのね~。

 どうでもいいんですが、それの前フリということでさらっと流されていた北条軍の「火薬とか鉄砲玉とかを送りつける」返事のしかた、やだ、かっこよすぎ……やるじゃねぇか、坂東武者♡

○『軍師官兵衛』では気持ちよくカットされてしまっていましたが、ダーイシ三成が今回のエピソードの始まりと終わりとで、どうしてそんなにテンションの差があったのか……そこらへんの経緯をよく知りたい方は、小説か映画の『のぼうの城』を参照してみてネ、ということで。
 しかも、官兵衛とか秀吉の作戦のパクリとそしられても仕方のない水攻めですからね……ダーイシ、つくづくここ一番の勝負に弱い男よのう!!


結論、「第41回がとてもたのしみです。」

 なんかもう、ここんとこの秀吉さんは、機嫌がよくなって大笑した次の瞬間には、もうムッチャクチャなことを言いよるからね! ついていけません……ふと気がつけば、「さっさと死んでくんねぇかな、この人。」というブラックな感情が巻き起こる巻き起こる。気持ちいいくらいの暴君ですよね~。

 いやぁそれにしても前田利家と豊臣秀次が出てこない出てこない! さすがにそろそろかとは思うんですが、秀吉の落日を飾る面々のオールコンプリートも、そう遠い先ではないはずです。
 期待してますよ~んっと。

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