長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

池袋に帰ってきたウルトラマン 前編

2010年09月20日 13時42分09秒 | 特撮あたり
 こんにちは、そうだいです。
 最近、家の近くで子ねこが生まれた、かもしくは住み着いたみたいで、特に夜中になるとみゃーみゃーという小さな声がしきりに聞こえてきます。なんでも、子どものころはかわいいもんですよね~。声だけで、本人というか本猫は見てないんですけど。
 さて、あらためてですね、おととい18日に行ってきた池袋のオールナイト上映会の報告をしたいと思います。楽しかったんだよ~!
 場所は池袋の映画館・新文芸坐。昨日も言いましたが、今回の特集テーマは
「ウルトラマン45周年記念 『帰ってきたウルトラマン』庵野秀明セレクション10+1」
 ということでありまして、もうその時点で充分に楽しめる企画なんですが、作品の上映に加えてなんと、庵野監督と『帰ってきたウルトラマン』主演の郷秀樹役を演じた団時朗さんのトークショーもあるってんだから! こりゃもう、行くっきゃないでしょ、そうだいなら!
 そうなんです。いままでさんざん、怪獣が好き特撮が好きとくっちゃべってきた私なんですが、『ウルトラマン』シリーズの中でも特に思い入れのある作品がこの『帰りマン(略称)』なんです。理由は、全51話のうちに傑作が多いというのも当たり前なんですが、生まれて初めて観たウルトラシリーズの作品が『帰りマン』だったこと(電気怪獣エレドータスの回。超マイナーです)と、小学生だったころにヒーローショーに行って初めて握手ができたのが『帰りマン』のウルトラマンだったからです。ご存じでない方のために言っておきますが、シリーズ第1作『ウルトラマン』のウルトラマンと、『帰りマン』のウルトラマンは別人です。よく似ているんですが、体型と身体についている赤と銀のラインが違います。ようするに「帰ってきたウルトラマン」じゃなくて「地球に初めてきたウルトラマンそっくりの他人」ってことになるんですが……まぁいいじゃないスか! 
 さぁ、先月のタルコフスキー特集上映の時に、告知を知った瞬間に買ったチケット整理券を持って意気ようようと池袋に行く私。電車の中で、約30分ごとに不安になっては、バッグの中のチケットがちゃんとあるかどうかをのぞいて確かめます。小心者ね~!
 上映の前にトークショーがあるというプログラムだったのですが、トークショーの始まる30分前の夜22時に映画館のあるビルに着くと、もうそこには人だかりが。どうやら、ビルの4階にある映画館のロビーから整理番号順にならんできた最後尾の方々が外まで出ちゃってるらしい。かなりの盛況っぷりです。私のチケットの整理番号は19番。
「おっほっほっほ、ごめんあさっせ。あたくし整理番号10番台ですもので~。(スイマセン、ちょっとお先に失礼します。いやぁ、階段とか外で待たなきゃいけないなんて大変でヤンスね!)」
 ということは一言も発言せずに階段をのぼってロビーに行くと、そこもすでに黒山の人だかり。年齢層はティーンから老年の方まで本当に幅広かったんですが、びっくりしたのはわかりやすいまでに男性ばっかだったこと! 少なくとも300人はいたお客さんの中で、女性は20人もいなかったんじゃないかなぁ。つまり90%以上が男性。お年をめした方も多いし、こぎれいな感じの今風の男子も多かったので、思ったよりもオタクさんの祭典という雰囲気はなかったのですが、はっきり言ってむさい! しかも、
「俺は(ワシは)ちょっと、『帰りマン』にはうるさいゼ(ぞい)!」
 という念がもれなく全員から発せられているという異様な空気。一触即発の火薬庫といったふぜいです。いや、ただ観に来てるだけなんですけど。
 20人いなかった女性の方々は、半分くらいは旦那さんと一緒に来た奥さんといった感じだったんですが、5・6人いた、自分の興味で来たように見える若い娘さん方がのきなみ美人だったことには少々驚きました。もっと、アラレちゃんみたいなメガネをかけたおさげの人とかが女性ファンなのかと思ってたんですが……なんのイメージなんでしょう。
 さて、若い整理番号のおかげで早めに映画館に入ることのできた私。スクリーンの前には、すでにトークショー用の丸テーブルと水が準備されています。
「トークショーはかぶりつきで聞かなきゃ! 最前列だ最前列!」
 迷わず映画館の最前列に陣取る私。しかし座ってから気づいてしまったんですが、スクリーンが近すぎ……トークショーは最高だとして、メインの『帰りマン』上映会はかなりの肉体的苦痛が予想されるポジショニングとなってしまいました。仰角70度! でも、ほんとにウルトラマンがいたとしたら、こんな感じで見上げることになるんだから、いいんだよ! リアリズムリアリズム。大迫力のムリヤリ3D感覚ですよ。お願い、朝までもってマイネック!
 すでに、最前列の私の隣には5人ほどのグループが座って楽しげに会話をしています。オタクっぽい雰囲気もするし、ウルトラマンや怪獣のかぶり物を用意していたりして好きそうな感じは確かにするんですが、中には精悍な体つきの青年もいます。まるで特撮のスーツアクター(ぬいぐるみの中の役者さん)でもやっているような……え、スーツアクター?
 その時、その5人組の会話にこんな言葉が。
「おい、今日、きくちさん来るんだろ?」
 え! きくちさん!? きくちさんって、『帰りマン』のウルトラマンのスーツアクターをやってらっしゃった、きくち英一さん!? きくちさんいらっしゃるの! これは一大事だ……

 庵野監督、主人公役の団時朗さん、そしてウルトラマン役のきくち英一さん。まさかの3大怪獣級のそろいぶみに動揺を隠すことのできない私。いったいどうなる? 果たして私はこれから始まるトークショーと朝までぶっ続けの上映会に耐えられるのか? そして、私の頭上に明日の太陽は輝くのか!? がんばれ私、楽しめ私!!

 つ・づ・く

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