長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

さよなら伯爵、また来て子爵

2015年06月12日 23時34分35秒 | すきなひとたち
俳優のクリストファー=リーさん死去
 (NHK ニュースウェブ 6月12日付け記事より)

 イギリス映画『吸血鬼ドラキュラ』(1958年)から近年のハリウッド映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ(2001~14年)まで、数多くのヒット映画で重要な役を演じた俳優のクリストファー=リーさんが亡くなりました。93歳でした。
 クリストファー=リーさんは、1922年にイギリスのロンドンで生まれ、第2次世界大戦後に俳優として活動を始め、1958年に公開された『吸血鬼ドラキュラ』でのドラキュラ伯爵役など、多くのホラー映画に出演し、迫真の演技で俳優としての地位を確立しました。その後も、リーさんは『007 黄金銃を持つ男』(1974年)で、主人公のジェイムズ=ボンドと一騎打ちを繰り広げる殺し屋フランシスコ=スカラマンガ役を演じました。
 近年では、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでの大魔法使いサルマン役や、『スター・ウォーズ』シリーズのドゥークー伯爵役など、数多くのヒット映画で重要な役を演じました。
 リーさんが出演した映画は250作を超え、90歳を超えてもなお活動を続けていましたが、今月6月7日、呼吸器の病気の治療で入院していたロンドンの病院で亡くなったということです。


 ああ、ついに我らが伯爵が、「世界の半分の支配者」が、いつか還るべき御自分の領地へとおかくれになってしまわれた……
 異常にアウェー(太陽のでてるあいだ)が苦手で、全身これ弱点だらけで、とにかく口と態度と眼力ばっかし威勢のいい伯爵でしたが、それでも不滅の人気を勝ち得ているのは、ほんとにリーさまという肉体を借りたおかげなんだと思うんですよ。リーさまの演じた8作(ハマープロ7作とジェス=フランコ監督1作)のドラキュラ伯爵は、どんなに出番が少なくても、どんなに演出がかったるくても、やっぱりナンバーワン&オンリーワンなんですよね!

 冥界では、サマーアイル島のような、文字通り時間の止まった土地で悠々自適な生活を送られるのでしょうか。
 でも、たぶんそこには、実に20年もの長きにわたって、無数の木の杭を削りまくって虎視眈々と、喜々とした表情で彼の帰還を待ち受けていた、「宿敵」と書いて「とも」と呼ぶピーター=カッシングさまが、もちのろんでスタンバッているわけなんでありまして……

 93年ぶりにホームに帰ってきても、伯爵に安寧のときは、ない! 逃げろ、とにかく逃げるんだ~。
 どら、どら、きゅっきゅっ、どらきゅ~らぁ~♪

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