長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

今年もよろしくお願いします&雑感

2024年01月08日 09時23分04秒 | 日記
 2024年、明けましておめでとうございます! そうだいでございます~。

 いや~、ついに今年も始まってしまいましたね、今年が!! 何を言ってるんでしょうか。
 もう、日本人の平均寿命の半分くらいも通り過ぎてしまったわたくしにとりましては、もう今年が何年で自分が何歳かどうかなんか、もはや感慨が湧くわけもないことがらなのですが、まぁそれでも、特に事故もなく大病もせず新年を迎えられたことは、本当にありがたいことであります。

 特に今年は、ねぇ。ホントにホントの初日から、日本には大変な災害が巻き起こっているわけでして。ひどいことです。
 私の住む山形県もいちおう日本海側の県なので、地震の発生後にお気遣いいただくメールも知人・友人・先輩のみなさま方からいただいたのですが、うちは内陸なので本震で家が揺れただけで被害はゼロのようでした。幸運ですね。
 でも思い起こせば、2011年の千葉のアパートは、今回の比じゃなくもっと揺れてたんだっけ。あれも、ひと干支以上昔のことになったのかぁ。時が過ぎるのは……もう言い飽きました。

 そんな感じで、ちょっと今年は元日からお正月気分でなんかいられない状況になっている気がするのですが、こんな月は1月だけにしてほしいですね。ともあれ、さっさと気を引き締めて頑張ってまいる所存です。今年は雪も全然少ないことだし、どんどん外に向かって踏み出していこう!

 あっ、そうそう! 谷口賢志さん、ご結婚まことにおめでとうございます!! ほんと、令和6年のお正月の良いニュースはこれだけですよ。

 そんでま、特にここ数日で何があったとかいう訳でもないのですが、いちおう生存確認とご挨拶ということで投稿させていただきました。なので、最近の暮らしっぷりと、夕べついに始まった大河ドラマ最新作『光る君へ』の初回放送を観た感想なんぞを、チョチョイっと。


 昨年から私、現在勤めさせていただいている職場での勤務時間を調整させていただいておりまして、余裕のある時間を確保しやすくなりました。ありがたいことです。
 理由は、心身ともに若くなくなってきたからということもあるのですが、新しい働き方も模索してみたいな~と思い立ったからでありまして、現在のお仕事をセーブさせている分、いちおう新ジャンルに挑戦するための勉強を続けております。
 予定としては、今年いっぱい勉強して、できれば来年にでも独り立ちできれば……と考えているのですが、どこのお仕事も熾烈な実力勝負の世界でありましょうから、どうなることやら。でも、乗り出す以上は悔いの無いように全力で参りたいと思います。ま、まずは焦らずじっくりと。

 それで昨年からは自宅で残業に追われることも少なくなりまして、山形県に帰って来て現在のお仕事を始めてからこっち、実に7~8年以上も買うだけで積ん読状態にしてしまっていた本の数々を、ムチムチとカイコが桑の葉をはむように読んで消化しております。飛ばし読みをしても意味はありませんから、そこは腰を落ち着けてゆっくりと。
 それにしても、私も歳とったなぁとしみじみ実感してしまうのは、ベッドで横になりながら読書することができなくなったことね! 2ページくらい読んだら必ず眠くなっちゃうんですよ。嗚呼、物語に夢中になって気がつけば徹夜をしていた、あの集中力と体力は、いずこ……
 まぁそういうこともありまして、昨年は私の人生史上で初めて「趣味・喫茶店めぐり」が確立した記念すべき年でもありました。なんだ、そのシャレオツなプロフィールは!! お前もえらくなったもんじゃのう!!
 でも、人のいる空間に出向いて読まないと眠くなっちゃうんだもん……近所のお店から、手当たり次第に通う日々であります。もしあなたの町の喫茶店に、猫背で眉間にしわを寄せて文庫本にかじりついているヘンなおっさんがいたら、それはそうだいかも知れませんよ……(『魔法使いサリー』完)

 ほんと、昨年になってやっと読めた本が「2017年」の刊行だなんて、ざらですからね。読まれずに、さぞ無念だったことじゃろう……成仏してくれ!!

 「消化」といえば、もしかしたらもうお気づきという超奇特な方もおられるかも知れませんが、読書以外の時間の使い方として、我が『長岡京エイリアン』にて、主に私が山形で働き始めた2015年あたりから爆発的に増加した「 Wikipediaの記事をのっけただけで本文がちっとも書かれやしない」塩漬け記事の再始動・完成も、ほんとにおっせーペースなのですが、昨年から少しずつ始めております。
 これまた、4~5年は凍結状態になっているタイトルがゴロッゴロ横たわっていて本当になさけない体たらくなのですが、気の向いた記事からランダムにつづっておりますので、もしおヒマでしたら、「あの話題どうなってるんだろう」みたいな感じでたまに過去記事を覗いていただければ望外の喜びであります。ご覧の通りの自己満足の零細ブログでございますし需要があるかどうかわかったもんじゃないので、いちいち「20××年×月の記事を完成させました~。」みたいな通知はしませんが、地味にやっておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

 こんな感じで、昔したためたノートやメモをひっぱり出して過去の亡霊記事の復活にも注力しております都合上、例年どおりに今年のブログ記事もアップは月1~2回ぐらいの生存確認ペースになるかと思いますが、面白い映画を観た時などに随時つづるつもりですので、長い目でお見守りください。たぶん、今年ものんきに生きていきます!

 面白い映画と言えば、昨年も映画館に足を運んでいろいろ楽しみましたので、せっかくですからランキングでもつけときますか。どうにもこうにも個人ブログだにゃ~。

≪けっこう観たんですよ 極私的2023年公開の映画ベスト10≫
1位『ベネデッタ』 監督・ポール=ヴァーホーヴェン(3月鑑賞)
2位『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』 監督・古賀豪(12月鑑賞)
3位『マッドゴッド』 監督・フィル=ティペット(1月鑑賞)
4位『バビロン』 監督・デイミアン=チャゼル(2月鑑賞)
5位『プリキュアオールスターズF 』 監督・田中裕太(9月鑑賞)
6位『地球防衛軍 4Kリマスター版』 監督・本多猪四郎(8月鑑賞)
7位『バービー』 監督・グレタ=ガーウィグ(8月鑑賞)
8位『ヒトラーのための虐殺会議』 監督・マッティ=ゲショネック(3月鑑賞)
9位『フェイブルマンズ』 監督・スティーヴン=スピルバーグ(4月鑑賞)
10位『ザ・フラッシュ』 監督・アンディ=ムスキエティ(6月鑑賞)

 ざっとこんな感じでしょうか。順当ですよね?
 「あれっ? もっと他の映画の感想、記事にしてたじゃない?」と思われる方もおられるかと思いますが、『レジェンド&バタフライ』とか『シン・仮面ライダー』とか、『ハロウィン THE END』、『ドラキュラ デメテル号最期の航海』、『ゴジラ -1.0』、『首』といったその他もろもろの作品はぜんぶ11位以下です。さんざん記事のネタにしておいてこの扱い……でも、こんなもんよね。信長だライダーだゴジラだという超有名コンテンツにあぐらをかいてるとは言いませんが、「攻め」の姿勢が足りないような気がしたので。その点、『ゲゲゲの謎』や『オールスターズF 』は、鬼太郎や現役ひろプリ組の人気に全く頼ろうとしないヒリヒリした緊張感を感じたので、そこが全然違うと思った次第です。1位は本当は2023年の映画ではないのですが、とにかく圧倒的でした。3位もそうですが、じいちゃんヤバすぎ!!

 結局、昨年は2~30本映画館で映画を観たのですが、ちょっと今年はそのペースは難しいかも。でも、アリ=アスター監督の最新作とか『ジョーカー2』とか、いよいよ日本公開の『オッペンハイマー』とかは必ず観る予定です。え? 『ゴジラ×コング』? 知らん。
 実はもう一つ、これは絶対に観なきゃという作品があるのですが、それは次の話題にからめて。

 いや~、大河ドラマ『光る君へ』、ついにスタートしましたね!
 60作以上の悠久の歴史を持つ NHK大河ドラマの中でも初の平安時代中期を舞台とした作品なのですが、華々しい合戦も無いし(刀伊入寇は大戦争だけど)、誰もが聞いたことはあるというレベルの歴史上の偉人も藤原道長と紫式部と清少納言くらい、出てくる奴はのきなみ藤原さんばっかという、なかなかハードルの高い作品かと思うのですが、初回からそうとうに飛ばしまくる展開でしたね! いや~大石静脚本、エンジンふかしまくり!!
 大石静作品の大河ドラマといえば、あの『功名が辻』(2006年)があったわけなのですが、登場人物たちの動向がそこそこ詳しく記録に残っている戦国時代末期を舞台とした前作と違って、今回は肝心の主人公でさえ半生がほとんどはっきりしていない位の自由度ですから、史実がどうとか堅苦しくかまえずに大石静ワールドのフィクションとして楽しむべきですよね。なんか、第1回から「ハウス世界名作劇場」なみに主人公の家庭に降りかかる悲劇……容赦ないな!
 まず、第1回は主人公の幼少時代なので、主演の吉高さんと柄本さんはまだ出てこないのですが、吉高さんの幼少期を演じるのが、あの『鎌倉殿の13人』で悲劇の大姫を演じた子役さんだって言うんだから、なんかイヤな予感がしたんだよなぁ! そしたらあの展開なんだもの。子役さん、キツすぎるだろ!!
 でも、ただ主人公を悲劇のヒロインにするだけでなく、「わたくしは帝の血を引く姫なのよ……」などという妄想を炸裂させる「ちょっとヘンな娘」というクセをつけるあたり、さすがは大石脚本という余裕を感じました。そうそう、今回のドラマの主人公は、将軍でもお姫さまでもなく「趣味で小説を書いている家庭教師」なんですもんね。そのくらいの変人で当り前よ!

 まだまだ登場人物は出そろっていないのですが、ともかく第1回の話題をかっさらっていったのは、藤原道長の母・時姫役を演じる三石琴乃さんと、うさんくさいにも程のある中流貴族・安倍晴明を演じるユースケ・サンタマリアのお2人だったかと思います。

 三石さんはもう、過去の大河ドラマにおける声優出演枠と比較しても破格の出ずっぱり大活躍でしたよね! 『軍師官兵衛』で安国寺恵瓊を演じた山路和弘さんもかなり重要だったけど、三石さんは十二単姿でゴージャスだし、娘役の吉田羊さんとどっちが母親なのか分からなくなるくらいの美しさ……とまではいかないけど、素晴らしかった。詮子がちょっと大人びすぎてるのよね。
 三石さんがお出ましになって第1回のタイトルが『約束の月』ってんですから、これはもう確信犯だろう! おい道兼、月に代わっておしおきされなかっただけ、命冥加だと思えい!!
 たぶんこれ、三石さん演じる時姫が、道長かみひろに『かぐや姫の物語』の話をするシーン、絶対にあるぞ! 非常にたのすみだ。

 そしてもう一人の大注目人物である安倍晴明(あべのはるあきら!)役のユースケさんなのですが、冒頭から登場して、本業の天文観察のお仕事風景を見せてくれます。この調子で、怨霊を調伏したり式神に酒をつがせて昼間っから飲んだくれたり、スケートリンクでくるくる回るだけが陰陽師ではないぞという、下っ端国家公務員としての実態を明らかにしてほしいと思います。でも、主人公のみひろがまだまだ幼少の段階で晴明はご覧の通りの老成っぷりですので、果たして放送第何回くらいまで顔を出してくれるのか……注目していきたいですね。
 そうとう昔の話になるのですが、ここらへんの紫式部、藤原道長と安倍晴明の時代的な世代関係は、我が『長岡京エイリアン』で映画『源氏物語 千年の謎』(2011年)を扱った時の記事で触れておりますので、お時間がありましたら是非そちらをご照覧ください。大滝秀治さんの晴明、観たかった~!!
 ちなみに、第1回の時代設定は貞元元(977)年ですが、この時点で史実の晴明は数え年57歳です。没年は寛弘二(1005)年。命みじかし、励めよ晴明!!

 さらにちなみに触れておきますと、道長の父である右大臣・藤原兼家の上司にしてライバルというポジションにある左大臣・源雅信(「まさざね」と読むのが正しい 演・益岡徹)という人物が劇中に登場しますが、その名からも予想のつく通り、彼はかの晴明のワトスン役として名高い貴族・源博雅の親戚にあたります。雅信卿のおじいさんと博雅卿のひいおじいさんが同じ宇多天皇なんですね。年齢に関しては、『光る君へ』第1回時点の貞元元(977)年でいうと雅信卿は58歳、博雅卿はドラマには出てきませんが60歳ということになります。博雅卿の没年は天元三(980)年……博雅くん、出るなら今しかない!!

 それはともかくとして、「顔が真っ白けなニヤニヤ美青年妖術師」という20年ものの古臭いイメージを一掃してもらうべく、ユースケさんには『麒麟がくる』の朝倉義景同様に頑張っていただきたいと思います。急急如律令!!
 でも、まず晴明にくっついて離れない従者の役を DAIKIさんが演じている時点で、あの実相寺昭雄監督の映画『帝都物語』(1988年)へのオマージュになっていることは間違いありませんね。志高し! いいですよ~。
 あっ、そういえば、その狩衣姿、最近どこかで見たことがあるな~と思ったら、『光る君へ』で藤原宣孝の役を演じる佐々木蔵之介さんも安倍晴明を演じたことがありましたよね(2020年のスペシャルドラマ『陰陽師』)……けっこう面白かったんですけど、なんであのタイミングで放送されたんだろう!?

 そしてそして、陰陽師・安倍晴明といえば忘れてならないのは、今年の春に夢枕獏さんの『陰陽師』シリーズの映画最新作が公開されるんですって!
 タイトル、その名も『陰陽師0(ゼロ)』!! え、えぇ~……主演・山崎賢人!? えぇ~……

 なんか、映画館でチラシを見かけた時、その古色蒼然過ぎるビジュアルイメージにかなりゲンナリして「誰が観に行くか!!」と舌打ちをしたのですが(そのくらい、私の心に映画『陰陽師Ⅱ』のトラウマは深く根差しているのです)、チラシの隅っこに小さく書いてあった、

監督・佐藤嗣麻子

 という文字を見て、俄然ぜったいに観に行こうと翻心したのでありました。それを早く言いなさい。
 でも、予告編を観るだにそうとうキッツい鑑賞になりそうなんですが……陰陽師の仕事は天気予報とカレンダー作りでしょ!!
 ここは、監督の腕を信じて耐えよう。染谷将太さんも奈緒さんも出るし、たぶん佐藤嗣麻子監督のダンナの白組さんも手伝ってくれるだろうし。

 確かに、大河ドラマに晴明が出るっていうんですから、今年2024年に晴明の映画をやらない手はありませんよね。ま、がんばって……

 最後に話を『光る君へ』に戻しますが、私は当然、毎週チェックしていきたいと思います。まず、今まで全く触れられなかった時代に挑戦するという意気込みがいいですよね。大石静脚本も、その実力を堪能させていただこうと思います。できれば『軍師官兵衛』みたいな全話視聴日記もつけたいくらいなのですが、さすがにそれはムリか。

 それに、やっぱり吉高由里子さんの活躍が大いに楽しみです!
 吉高さんといえば、TV でしょっちゅう流れている銀行の CMを観てもわかる通り、その美貌からはちょっと想像がつかないヘンな声質が個性的ですよね。でも、私はそんな彼女の「へげ声」とでも表現したくなるようなウィークポイントが最高だと思うんだよな! あれはまさに、さとう珠緒さん以来の逸材ですよ。
 なんだかんだ言っても吉高さんは朝ドラ主演の実績もある第一線の女優さんですし、紫式部は美声でなければならないなんていう縛りもありませんから、オンリーワンの魅力を発揮して走りきってほしいなと思います。ヘンな声、ばんざい!!

 あと、『光る君へ』のオープニングもなかなか斬新でしたよね。
 オープニング映像に主演の人が出ること自体は、昨今の大河ドラマでは別に珍しくもなんともないのですが、後半の盛り上がりのところで吉高さんのかんばせがやっと鮮明に映ってカメラ目線になり、そこに2回目のタイトルだめ押しドーン!という演出はちょっとビックリしました。吉高さんをグイグイ推しますね~!!

 でもあれ多分、紫式部は部屋とか外の野っぱらをうわの空でほっつき歩きながら手を上下させて、「こいつとそいつがくっついて、それをあいつが知ってドロドロの修羅場に……よし、いける!」みたいに『源氏物語』のゲスい展開を悶々と練っているところなんでしょうね。
 今も昔も、日本人は下世話なゴシップが好きよのう!

 ま、今年もしゃっちょこばらず気負わずに、自分に正直に生きてまいりましょう~。

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