ことばがみつけにくい。

2024-03-24 15:41:26 | ■だらだら。



ポレポレ東中野から寒天工房まで徒歩18分。

そんなものが見てどうする。
かんちがいだろうか。

戦雲(いくさふむ)の景色に石川真生さんの写真がときどきかさなる。
うつくしいえいがでもある。
笑える映画でもある。
ことばをさがしつづけていた。
ことばはたくさんめぐっていた。

そらとうみをきりさくようなとけこむようなサックス。坂田明を聴くのは数十年ぶりかもしれない。







あなたに見てほしくても上映機会がちいさすぎる。だれが見てなにをどうするのか。



寒天工房までまちがいなく道を間違えて29分。






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炒りたて淹れたて。

2024-03-22 10:23:25 | ■だらだら。
写真は火曜日の高輪ゲートウェイ駅。みずいろっぽいので撮った。



私は兄嫁の手料理を食したことがない。私の家人は兄嫁以前に私の母の手料理に接したことがない。

夫連れで年四、五回は必ず訪れる夫の妹二人計四人に同級生は倦んでいる。
二親が死んでもう5年だよ、と言う。布団を干し馳走する。いいかげんにしてほしい、どれだけたいへんか。それはわかる。やったことがなくてもコワイほどわかるが、頼まれてはいない。兄に会いたいもしくは兄が会いたい、生まれ育った家で。
とまらぬかたりを恐る恐る遮るように私がアドバイスをすると、そうもいかないと言う。




翌日水曜日は春分の日で、彼女からメールが届く。いつもの四人にこれこれこういうおもてなしをしたと。呼び戻される私の疲れ。











後ろ姿が若いおんなはみずいろのかさをさしている。傘には同色のフリルがつく。日傘。日除け。3月の朝8時16分だ。
どこから歩いてきたのだろう。
ふっと左に折れた。 殆どみすぼらしいと言えそうな工場のオフィスに向けて。

24歳かもしれない髪の長いおんなはそうやってこのあたりで白い肌をまもり続けて白寿をも迎えるのかもしれない。

などと思いながらバス停へ向かい、発車間近のバスに乗れた幸運を歓び、幸が運んだ時間を埋めに入るマクドナルドはプレオープンといい、新築のにおいに満ちている。2階の隅っこでいつものマックカフェラテホットを、思わずくちからはなす。 おいしい。おいしいよ。 1階に下り、マスクごしにうつくしいスタッフにコーヒーおいしかったです! と告げる。





────
知らない話はいっぱいあるの。
たまたまの
かはたれのジエンさん↓(無断) 
https://blog.goo.ne.jp/kawatare51/e/128f1f1b64b448903d8514d03af3e94d



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Will’s will 。

2024-03-15 16:36:46 | 自ら援くる者以外はその在るを神も認めず。
写真は起雲閣浴室。







ありがたいことだ。ありがたいことである。文句なんぞ行ったらバチが当たる。つまり文句が絶えないわけだ。


それでたまに涙ぐむ。申しわけない。ほんとにまことに申しわけない。だってさ仕方ないんだ。生きてきちゃった。ほんとにまことにおかげさまで。
 

全細胞がちょいちょい入れかわってるったって半世紀前とおんなし。なんであたしがあたしなの生まれて死ぬまで生きてんの。まともになれないんじゃなくてなろうとしてないんだって言っとけ言わせとけ。



語れないから言いづらい
好きなダンスが好き
好きな映画が好き





Will’s will 。
食べる
生きる
考える
(地球の癌)
"福田村事件"メイキング

https://blog.goo.ne.jp/ramen0069/s/%E7%A6%8F%E7%94%B0%E6%9D%91%E4%BA%8B%E4%BB%B6


Willは先週見た。
きょうはレッドシューズ見てサムのドラマよりもダンスで洟かむ。
















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慣れ ていく。度ささ    / 「ひろいもの。」と反対の件。

2024-02-28 15:09:17 | ・ことばの尻尾踏み。



天才柳沢教授はヒロミツに問う。

コマ1『今朝NHKのニュースを見ていたらアナウンサーが妙な言いまわしをしていたのだが』
コマ2『犬の散歩をしていた人が殺されたと言っていたのだが
 人は犬のように散歩できるのであろうか』




私は慣れていたのでこの問いを受けてヒロミツのようには慌てない。
延々と永遠と始めていくから始めてくるオエッと嗚咽する 
生まれてくる慣れていく





いや、     というか


問い直後、即座のヒロミツの超慌てぶりがあらわすのは、ことばの理解度や鋭敏さの顕著さである。教授の問いを一度読み返した私にくらべ      (´ρ`)






────

みずいろならとりあえず撮って 何か書けたら書く みたいなことがおおい。

バラカン氏が  Night on Earth のタイトルは配給元の川喜田さんの意向(アスとアース懸念)で変えられたことに触れていて、前に書いたこと ↓ を思い出した。(すぐに自分の思いちがいだと思いがち。)


https://blog.goo.ne.jp/ramen0069/e/1d11189018de79027ba6f558e9cad22e


────
かさねて無関係なはきすて。 加筆→「ひろいもの。」と反対の件。



リリー・フランキーのロードムーピーを見に行った


つもりだった。どこかで自分の印象は間違いだったと思えるだろうと耐えるように過ごしたが
これほど感情移入できない映画は初めてのような気がする。恒松祐里が出てきたことだけが予想外の紅一点的な。その数分も映画のシーンとしては残念な。



────


いちいちひっかかる 『「政治とカネ」の問題』
政治じゃなくて政治家じゃないのかと思わないのかと



──── (2024-03-11 22:12)

テレビ画面のテロップは
『ブラシに甲羅をこするカメ』。
デッキブラシと亀が映っているが、ワカラナイ。映像も私の頭の働きも適切さを欠き、ことばのしっぽ踏みには至らず。
映像は転換し、
『石に甲羅をこするカメ』。

石に甲羅を擦り付けている亀の映像で、やっとわかった。

カメにかぎらず何が何をするさせるさせられるの主客がじつにまったくほんとうに曖昧なにっぽんなのであった。



──── (2024-03-12 12:29)

最初に書いた 天才柳沢教授が第何話だったか いま不明だが、日本語に敏感そうだった彼の思いが記述されているシーン(第129話ラスト)。 ↓

『そしてそのあふれる喜びを
 私は帰り道
 母さんに花を買うという行為に
 転化した』

転化した なら 喜びが
喜びを なら 転化させた
でしょ教授。





多くは2ちゃんねるなどネット戯語にもとが辿れる語彙や物言い と 現代文語の語法の変化 という別物が、ことばであることとその変化の速さとで混濁する。
しっぽふみはいいかげんにしたい とは思う。



──── 20240628
しっぽふみはいいかげんにしたいと書いたすぐ下に書くわけである。
先日たまたま聞こえてきたテレビの音声に、わりと恥ずかしくなった。いや、わかりませんが、接続詞「が」で無関係の前段と後段をなにげに繋いで済ます など というのは日本国内だけのはやり語法のように私には感じられたが誰も言うてないわね。下のコピペはネットテキストから。

天皇陛下は、晩さん会でのおことばの中で、「日英両国には、友好関係が損なわれた悲しむべき時期がありましたが、苦難のときを経た後に、私の祖父や父が女王陛下にお招きいただき天皇としてこの地を訪れた際の想いがいかばかりであったかと感慨深く思います」と述べられました。



上の上の3/12 の転化した転化せたってとこのしっぽふみ感覚は今のわたくしにはもはやあまりわからない。は?

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てきた。

2024-02-25 06:33:59 | ・ことばの尻尾踏み。



きこえていたラジコ音声、ふと消える。 まさかや  楽しみにしていた砂鉄とヒコロヒー。


と書くときヒコロヒーでよかったのかヒロコヒーだったか検索するよくあるパターンが。


もとい それで実はキョコロヒーを二、三度見たぐらいのヒコロヒーなのだけれど、先ほどe+にヒコロヒーとRHYMESTERを登録した。王林もすきだが舞台は別に見たいと思わないので登録しない。いまさらのRHYMESTERもたぶん見にいくことはないだろう。
ラジコが消えたのはたぶん昨夜聴き始めてからポーズにしてそれからなんたらかんたら。加筆 → 聴取時間制限があるのです。



とりあえずきこえていた数分の中でもおふたりの言葉へのこだわりはかなり強いことが見える。逆であります。ことばを大切にしてるからすきなんです。



が、
が、
が、プレ金ナイトのオープニングは、ひとふしプレ喋りののち次の言葉で始まるのである。 あ、 オープニングがはじまるって言っちゃってる。





さあ、それでは、47回目の放送を始めてまいりまあす!



 

始める。始めていく。

する を していく とあたりまえのようにおっしゃられちゃう、よくある、とーってもよくある、近年のことばの変遷の ほんのほんのひとつである。早く慣れてほしい慣れちまいたい!のにまだまだとうぶんむりそな一例についについ触れてみたものであります。
上のオープニング宣言確認のため念のためさせていただいた検索にてラジコで聞けなくなったとこをYouTubeで聴けることが判明し、こののちあるきながら聴いていく。左記の聴い『ていく』はどうなんだかもうどうでもいい。








*** 走っていく。論破していく。もんだいありません。どの種の動詞について『ていく』がイヤなのかに触れるげんきありませんのー。吐き捨てですー。

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クラファン片隅。

2024-02-13 19:38:00 | ■おもに建物。
尾崎邸おたずね予約はしたものの  どこにあってもバチガイなわたしがのこのこ行くはもうしわけなさすぎウンヌンカン念が

メルカリ購入でめでたく覆りつつある。たぶんなにごとも『似たよな思い』はレベチ忘れてぐっとイン。

https://blog.goo.ne.jp/ramen0069/e/04c392b9903d1c4fb6853c21191737a2



しんぱいなおうちはいくつもある。わたしのばあいは『ただすきなんだかすき』のみ。いてよずっとそこにと願うのみ。



──── (おたずね後 ↓ )??

       ↑ と書いたのは 2024-02-13 でしたが、まだお訪ねする日ではない。
2024-02-14 朝です。あのね、いまごろナンですけれど、『世田谷イチ古い洋館の家主になる』はスリルワラカシサスペンスノンフィクション。


この冊子入手にて知るおなまえサービス(トリセツカイセツよめないわたしである)。にしてもこのおなまえで ?





──── 2024-02-16 12:00

邸内なう。







意を決してみにきたはみずいろ邸だが
はいってみたら 二階二室のしずやかなる 原画 ! のならびに たましいを奪われた ものである



せたがやのそらを感じながら羽根木公園へとむかうみちみち、 ここは住宅公園かといふやなみ = 社長宅だらけとかとかとことこと。
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ひろいもの。

2024-02-09 15:22:22 | ・おもに音楽。
上の画像をトップに使うのは2度目ですが、探すのに手間取るほどでつまりしょもないことをここにたんまりアップし続けてんのねえとかんしんするしかない。いえね、この画像をわたしはわたしのスマホの待ち受けにしてますの。勝手に撮ったひとんち(田無本町七丁目荒木製作所さん=現存しません)の写真を。あんましいないだろうねそんなひと。







────

カウリスマキの上映時間を間違えていたことに気づくがっくりのなかたまたま見つけたパーフェクトデイズ。情報は監督と主役と都心のトイレ掃除だけだった。私の垂れた頬があがる田中泯。いま検索したらピナ・バウシュも撮っていたのね。見たはずだけどみんな忘れる。ナにげナ名バイブレイヤー(和製英語だそうです)がぽろぽろちょっとびっくり。浅川マキが自分の和訳詞を誰にも歌わせなかったとつい最近何かで読んだので石川さゆりが歌い出した朝日楼が浅川詞でびっくり。安藤玉恵も好き。主役出自と泣く2ヶ所がちょっといやだったけどひろいものロードムービー。














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からくり延々と永遠と。

2024-01-31 10:06:00 | ・ことばの尻尾踏み。



済東鉄腸氏のルーマニア語の小説家… というのを ちょびちょびと 見ているのですが、「永遠と」ってのが出てきて、そっかコトバにこだわるひとでも「永遠と」を「延々と」の意味で使うわけね    ほんっとにするっと出てきてて


もちろん的に!はいはいわかったなんでもいいよいいさー、みたいなスルーはできてきてますのよわたしも最近まあね。    




という数日後 (おなし本です遅読ですとも) なかなかおもしろいノンフィクションだなどと相変わらずちょびちょびながら進んでいく途上ですね、びっくりするじゃないか

 


「延々と、永遠と続けている」

だとさ文中。 嗤われてますね 確実。




と書いてはまた閉じ ちょびちょび楽しみたいと思います。





と、日を措いてめくっていくわけですが、

驚いたね、そのものずばりがなにげに本文 ↓ に顕れたではございませんか。

『なかでも俺が一番好きなのが「永遠と」という言葉だ。どうして「延々と」が「永遠と」になってしまったんだろうか。これについて考えると胸が高鳴る。何より響きがいい。「永遠と」なんて、これだけで詩じゃないか。おそらく俺と同じような考えをした人々が、この言葉を「延々と」の代わりに使い始め、徐々に広まりだしたんだろう。そして衆目に触れることで間違いとも言われるようになった。

俺としてはこういう言葉が間違った、もしくは奇妙な日本語として駆逐されるのは惜しい。留保とともに考察され、そして正しいとされる日本語とともに共存していってほしいと願っている。』




(どくしょはやっと半分過ぎたあたりだ。①はp.019③はp.140で②は①と③のあいだのどっか)





──── 後日。

まもなく終盤。落涙ぎみのからくる本書。



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ひらやらぶ。と、瓦屋根の集合住宅。

2023-12-10 09:46:42 | ■おもに建物。

滄浪泉園よりやや小金井駅寄り。赤屋根邸宅と茶屋根のあいだの黒屋根さんもひらやのようだが未確認。前の通りは高い建物がなくちょっと世田谷のどっかを連想させる。




野川べりの住宅地にもしかするとゆいいつむにかと思われそうな、今言うところのいわゆる昭和な、昔よくニュースで聞いた木造モルタル二階建てって感じの錆の目立つアパート2階に住む人に届け物をしてきた。誰でもあけられる郵便受けに突っ込んで顔も合わせず帰る。






下は西東京市田無町。見てのとおり ひらやではない。新築中の集合住宅。地続きの施主さん宅で あのデザインは施主さん発案ですかダイワハウス提案ですかとお尋ねするとなんだか曖昧なお返事であった。











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ひさしぶりに鈴木明子と宇野昌磨のスケーティングを見た。

2023-11-26 22:22:27 | ・ことばの尻尾踏み。


軽やかな重みというのもすこしちがう。

ところで、
動きが軽い

動きが軽やか
とはすこしちがうというか。
せかいと質量を支え合う
滑らかな停止と移動。



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