こんにちは。落雷抑制の松本です。
昨日は、茨城県の産業技術イノベーションセンター様の施設をお借りして、避雷球球の圧縮試験をしてきました。 避雷設備ですから、空中に設置するのでそれほど大きな力は加わらないのですが、一応、工業製品ですから、振動、加速度、圧縮などの加わるであろうすべての外力について試験しています。 球体に等しく力を加えるために、避雷球がスッポリとお風呂に入るような形のアルミのブロックを作り、避雷球に水平な力が加わるように試験しました。 実際には、風圧が加わる訳ですが、同じ面積の正方形の板と比べると半球状ですから、板に比べれば抵抗は低くなります。 気象庁による風速と言うのは、地上から10mの高さでの10分間の平均風速(秒速)だそうですが、そこで吹く風は、最近は強力になって30m/秒でも吹けば、時速に換算すると108km/秒、ビルは壊れませんが、構造的に強固でないものはぶっ飛びます。瓦屋根なども無傷でいられるものは少ないことでしょう。 そういう強風に遭っても、潰れることはほぼないのですが、具体的にどれくらいの力が加われば壊れるかの試験です。今回の試験では直径約30cmの円板に力を加え、33トンに達すると接合部分が変形しましたが、それでも球が二つに割れるようなことはありませんでした。33トンに相当する風速、通常の気象であれば地上ではありえません。 核爆発による爆心付近での風圧に近く、その時は建物も、避雷球を取付けている鉄塔や柱など全てが壊れても、まだ、避雷球は球形を保っている位の強さです。
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