雷ブログ

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携帯電話のサービス向上と民営化

2020年10月13日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 先日、携帯で番号案内を利用しましたら、番号を教えてくれるのではなく、そのまま相手に繋いでくれました。そして、その番号は後からショート・メッセージで連絡されました。日本の携帯のサービス、ヤットここまで進んだかと思いました。 このサービス、10年以上も前ですが、当時スイスに仕事で良く行きましたが、スイス・テレコムではとっくに行っていたサービスでした。日本では携帯電話の会社と固定電話の会社が別々だから、このようなサービスができないのか? と諦めていました。 問合せをした番号をイチイチ記録してから携帯でかけ直すことは運転中はできませんし、とても羨ましいサービスでした。 日本は、分割すべきでないNTTを分割してと、私は、当時から分割には反対でした。

 何故、NTT分割に反対であったかと言いますと、日本のような小さな国の中で通信網を分割しても意味が無いのです。 当時、情報通信業界の規格化団体に参加していて米国と欧州の会社には仕事上でのコネがありましたので、業界団体の視察旅行の世話役をしたことがありまして、米国への視察旅行でニュージャージにあったAT&Tの長距離オペレーションセンタを訪れました。 ここで、ビックリしたのは、流石に米国の国土の広さを利用した長距離電話の回線活用法でした。 例えば、月曜の朝、東海岸でニューヨークとワシントンDC間の回線がビジーになると、何とその時間は西海岸ではまだ寝ていて電話設備はほとんど使用されていないので、ニューヨークから西海岸のロスアンジェルス経由で東海岸のワシントンDCまで戻すというのです。 光回線ですから、遅延なく迂回可能で、この東海岸でのトラッフィクが収まるお昼前後になると、今度は西海岸のロスアンジェルスとサンスランシスコ間の回線が忙しくなります。 すると、今度は東海岸経由で西海岸の2都市をつなぐというのです。 米国の東海岸と西海岸では4時間の時差がありますので、この時差を利用している。。。これぞ長距離通信であると感嘆しました。 今や回線交換の時代ではないので、これも無くなったことでしょうが。。

 かたや、日本では時差などなく、同じ時間帯で日本中が活動しているのです。 東京と大阪の間など長距離ではないのです。 ところが、日本人背の精神構造は、未だ「東海道53次」のままで、東京と大阪が長距離であるという古い考えに支配され、NTT東日本、NTT西日本、そしてJR東日本だ、JR西日本だと細かく縄張り争いをしているのです。 民営化は結構ですが、過密と過疎が混在する日本では、地域で縄張りを分割すれば不公平が生じます。 

 例えば、JR北海道ですが、営業キロ数ばかり長くてお客の数は少ない。 そうなれば、保線もままならなくなり、安全運航ができなくなり、廃止路線が増えて益々、過疎化が進むのです。 本来は、東海道新幹線の儲けで、日本中の鉄道を維持すれば良いのに、分割された条件の良い会社だけが良い思いをするのは日本を分断させる愚行なのです。 新千歳空港から札幌までの電車で窓が汚れているのにビックリしました。 首都圏でこんなに汚れた電車など走っていませんが、お気の毒にJR北海道はそこまで、手が回らないようです。 人口の多い首都圏での儲けを全国で分配し地方をサポートしなければ、東京への一極集中と地方の過疎化を止めることはできません。 日本をダメにしているのは、地元の利益だけを考えればよい選挙の小選挙区制です。選挙区と一緒に人間も小ぶりになりました。 日本全体の事よりも自分の小さな選挙区優先ですから仕方ありませんが、日本を悪くしているのは日本人自身なのです。 ジジイ世代が行った負の遺産を引き継ぐ若い世代が気の毒ですが、若い世代の皆様は、日本の悪い所をドンドン、改革していただきたいものです。 この国には、改良すべき点、別の言葉で言えば「伸びしろ」は沢山あります。

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