
護衛艦見学を終わり、買い物もして横須賀地方総幹部を後にしたわたしです。
今日はそのときに基地内で買ったものをちょっとだけですがご紹介。
ところで、わたしが車から降りて基地に向かった時間にはまだこの
ゲートのようなものはありませんでした。
帰って来るとき初めてこういうものがあることに気がついたのですが、
よこすかYYのりものフェスタ、と書いてあります。
実はこのイベントについて書いている一般のブログなどが
おしなべて「わいわい」を「YY」と書いていたので、
どうしてこういう省略の仕方をするのだろうと思っていたのですが、
このYYは正式名称だったんですね。
というわけで本日のタイトルはYY、と正式に書いてみましたが、
せっかく正式名称がわかったとたんに最終回です。
横須賀地方隊の門を出て左側にこんな建物がありました。
「横須賀原子力艦モニタリングセンター」
なんと、ここに原子力艦をモニターする設備があったとは。
しかし、日本の原子力船といえば「むつ」で、それこそだいぶ前に
原子炉を取り外し、「みらい」(三井造船でしたね)として就航させたはず。
それに、この日本語表記の下には英語でこうあります。
Yokosuka Monitiring Center For Nuclair Powered Warships
ワーシップスつまり軍艦ですよ。
我が国はかつて原子力による軍艦を持ったことがないはず。
・・・そういえば前回カレーグランプリの帰りに、
この前に米軍の公用車が停まっていたっけ・・。
ということは、ここは
ジョージワシントンをモニターする施設
ということでOK?
ちなみに、「原子力規制委員会」と書いてあるいかにも上から
貼付けたシールの下には
「文部科学省」
とあります。
ふーむ。
「むつ」が原子炉を撤去したのは1993年。
文科省という名称は2002年以前には存在していませんから、
米軍の原子力艦をモニタリングする仕事を、かつては
ここで文科省がやっていたということになるのですが・・。
ところで、ちょうど後ろを歩いてきているのは、
しましま4人兄弟だったんですね。
この写真を見て初めて気がつきました(笑)
この日のおみやげ、その1、よこすか海軍カレーパン。
カレーグランプリのとき、カレーを食べられなかった代わりに
このカレーパンを買ってヴェルニー公園で冷たいのを食べた、
切ない思い出があるわたしですが、案外この冷たいカレーパンがいけたんだな。
4個入りなので持って帰った残りは暖めてさらに美味しくいただけましたし、
これは息子のお友達家にお土産にするしかない!
というわけでこれを我が家の分と合わせて2個購入。
お土産その2。
なんと全長1m、直系3センチのバウムクーヘン。
バウムクーヘンというのは専用のバウムクーヘン型に
一層ずつ焼き付けて層を増していって作るのですが、
この3センチのバウムクーヘン、せいぜい5層しかありません。
それでもちゃんとほっそーいクーヘン型で作っているらしく、
ちゃんと1センチくらいの穴が貫通しているのが泣かせます。
そんな細さですから、本体を持っただけでぽろりと折れてしまいます。
本体ぴったりの細長い箱に入っているからなんとか形を保っているようなもの。
で、その箱なのですが、どうも巨大母艦のつもり・・・らしい。
なんと艦橋脇にはチヌークCH−47が。
CHは後ろの方にももう一機搭載されております。
アス比がどうもまちまちなのでわかりませんが、
どうやらこれはフライングエッグではないでしょうか。
襟がピンクのセーラー服を着た海士。
自衛艦旗があるので我が海上自衛隊の隊員だとは思うのですが。
このバウムクーヘン、お味は・・・
まあそれについてはいまさらの言及を避けますが、ネタとしては最適。
たとえば「最後の一口を食べたら負けのゲーム」とかにも使えるし、
何と言っても話題性だけはあります。
というわけで、わたしはこれもお友達家へのお土産にしました。
ところで、息子が前日から泊まりにいっていた家庭は
お父さんがインド人。
日本で生まれて日本語はネイティブ、メンタリティも日本人で、
若いときに仕事で来日して以来日本暮らしというインド人の祖父達と
一緒に暮らしています。
お土産を息子に持っていかせてからふと
「インド人にカレーパンのお土産というのはいかがなものか」
と思って、息子にその旨聞いてみると
「あいつカレー嫌いだよ」
なんでも本場インドカレーの辛いのは苦手だとか。
でもカレーパンくらいならべつに大丈夫みたい、とのことです。
ってどんなインド人だよ。
そのときにはやはりクラスメートが何人か泊まりにいったのですが、
夕食のときにはみんなでもんじゃ焼きを食べに行ったそうで、
もんじゃ焼き文化になじみがない我が家で育ち今まで一度も食べたことのない
息子は(わたしも恥ずかしながらまだ食べたことがありません)
「もんじゃ焼きって美味しいよ!
お店教えてもらったからこんど行こうよ」
と帰ってから興奮気味に言っていました。
インド人家庭にもんじゃ焼きを教わるとは、インターナショナルだなー(棒)
ヴェルニー公園にはこの日もさまざまな屋台が出ていたのですが、
前回「三笠」のTシャツを購入したお店が、こんな水を売っていました。
おお、これは萌え絵の海上自衛官!
後ろは・・・きりしま型でしょうかね。
こんな紫色の大きなおリボンを付けた自衛官がいるか!
とおもわずつっこんでしまうわけですが、
こういう萌え絵師のスキルというか萌えさせ術とでもいうか、
極端な話「二次元にしか興味がない」という男性が
現実に多数生息するのもわからないではない、というような
有無を言わさぬ魅力に満ちていると言わざるを得ません。
(大げさ?)
この「千早」さんという(あれ?うしろは救難艦?)
女性自衛官みたいな人が自衛隊に本当にいればいいのにな、
とその手の人たちが思ってくれると自衛隊的には
「思うつぼ」ってやつなのかもしれませんが、まあそういう人たちは
自衛隊には入らなさそうだし・・・・っていうのは偏見でしょうか。
おみやげではないですが、SH−60Jの隊員が配っていたステッカー。
その隊員が付けていた第21航空隊のスコードロンマークは
「ブラックジャックフライト」という右上のものでしたが、
これをよく見ると、トランプのジャックが剣を捧げ持っているデザイン。
キング、クィーンに対してジャックは
「家来・召使い・船乗り・労働者」
を表します。
あくまでも「国民の僕」であろうとする姿勢の表明でしょうか。
・・・さすがにそこまでは考えていないかな?
ところでこれを打っていたら、向かいでインターネットを見ていた息子が、
いきなり
「フェデックスの社長って、イェール大学の学生のとき、
全財産の5千ドルをブラックジャックで賭けて元手を作ったんだって」
とネタサイトを読みながら話しかけてきたのでびっくりしました。
ブラックジャックなんて言葉、手塚治虫の漫画のこと以外で
話題にしたことなんてここ何年もなかったのに・・・。
ブラックジャックの隊員に一緒に貰った「海まちフェスタ」のお知らせ。
前回「出会い系自衛隊見学」と評した、あれです。
せっかくなので内容をここに記しておきます。
たてやま海まちフェスタ2014 予定イベント
☆ ヘリコプター地上展示
今年は一部外来機の展示も予定しています。
☆ 救難飛行展示(午前 館山湾 午後 館山基地内)
UH−60Jによる救難飛行法の展示飛行です。
☆ ヘリと綱引き ←NEW!
【引っ張れ 動かせ ヘリコプター】 (原則小学生)
ヘリコプターは子供何人で引けるのか実験!!
☆ 自衛艦艦内見学
今年は、横須賀地方隊所属の「輸送艦2号」を予定しています。
これ→(写真) し、しぶい!!
☆ イベント・ツァー→NEW!
(女性限定企画・事前申し込み制)
あなたに専属のガイドが付きます。
女性3人1組でお申し込み下さい。
男性自衛官1名が半日、貴女のガイドにつきます。
詳しい応募要項は館山航空基地HPをご覧下さい。
☆ こども広場
今年も楽しいイベント準備中~~~
是非、みなさんで夏の館山にお越し下さい。
一応、チラシ制作者の意図を汲んで、ピンクの部分を
同じようにピンクにしておきました。
どうもこのイベントのメインはこのイベントツァーにありそうです。
ところで、「ひっぱれ 動かせ ヘリコプター」ですが、
実際には何人くらいでヘリは動くものなんでしょうか。
航空祭で大人が案外簡単に2人で押しているのを見たことがあるので
案外簡単に動かせそうに見えますが。
わたしは残念ながらまだその時期アメリカなのですが、どなたか
これを見て行く気になった方、ヘリと子供の綱引きを見た方は
ぜひその結果を教えて下さい。
原子力艦のモニタリングはベトナム戦争当時の「エンタープライズ」寄港から始まったんだと思います。海上保安庁(横須賀)には「きぬがさ」というモニタリング船がいて、原子力艦の出入港の際には出て来ます。
SH-60は9トンくらいです。「ひゅうが」型は甲板が大きいのでけん引車がありますが「しらね」型はベアトラップ(着艦拘束移送装置)が1個しかなく、乗せられない2、3機目は先任がトーバーを持って舵取りし、若い衆5、6人で押していたと思います。「しらせ」搭載のMCH-101は15トンなので、結構大変じゃないでしょうか。
米海軍の女性の制服、似ているんですが、何か違いますね。
つまり着ている人の体型の問題かな?と思ってみたりするんですけど。ボリュームの点で。
本文中、ヘリを2人で押しているのを見た!
と書いてしまいましたが、よく考えたらもう少したくさんいたような気がしてきました。
入間でしたが、確か海自の隊員たちだったので、SHである可能性は高いです。
自衛隊員が5-6人で動かすものであれば、子供だと30人くらい必要でしょうかね。
全く戦力にならない子供も多数いるとすれば(笑)余裕を見て50人?
はたして館山にそれだけ子供が集まるのか、そちらが心配になってきました。
上司が課の皆を誘って、連れて行っていただいたのが初めてです。
誰も食べたことがなく、ましてや作り方も分からず、お店の方に作っていただきました。
まずはボウルの中身の具だけ鉄板にあけ、ドーナツ状に広げて、その真ん中にボウルの液体を流し込みます。
しばらく落ち着かせてから具と液体を混ぜ、ぐちゃぐちゃになったものを鉄板に広げました。
そのままにしてかき混ぜないように、と言い残すと女将さんは行ってしまいました
鉄板いっぱいに色々なものの細切れが、どろっとした半透明の液体にまみれて、じくじくと煮えていきます。
あまり見目麗しくはありません^^;
皆、興味深そうに覗き込みますが、あまり肯定的な表情ではなく、どうしよう、という戸惑いの笑顔が・・・
張本人の上司も、話題になっていたので連れてはきたものの、思っていたのと違うなぁ、という焦りの表情がw
「できましたよ、どうぞ」
お女将さんの声で皆、はっと我に帰ります。
さてどうやって食べるのかと辺りを見回すと、みなさん小さなヘラでゴシゴシこすって一口ずつ口に運んでいます。
鉄板のもんじゃは、ふつふつと盛大にあぶくが浮かんでは弾け、もうもうとした湯気が。
ヘラは金属製で、これで鉄板をこすってもんじゃをはぎ取り、そのまま口に運ぼうものなら大やけど間違いなしです。
それに、一度口に入れたヘラでまたもんじゃをつつくのは、お行儀もよくない気がします。
皆がそう思ったのか、先輩が大きなヘラでもんじゃをすくって、各自の皿に取り分けようとしたときでした。
お女将さんがすっとんでくると、それを制止します。
「それじゃ、もんじゃは美味しくないから」
お女将さんは、小さなヘラでもんじゃを一口分にかため、それを上から押して薄く延ばし、そのままヘラにくっつけてお皿におきました。
うう、なんだか不思議な食べ物だし、お女将さんもおっかないし・・・
とにかく皆、言われたとおり小さなヘラでもんじゃに挑みます。
ドロドロしたものは、そのうち煮えて固まるのかと思ったら少しも固まりません。
まるで小麦粉を大量の水で溶いた糊のようです・・・実はそうだったんですがw
皆、覚悟を決めて、ヘラにもんじゃをくっつけ、フーフーやけどしないように吹いてからパクリ。
んん?
皆の表情が変わりました。
なにこれ美味しい!!
初めての味でした。
出汁が効いてます、キャベツはしゃきしゃきして、お肉や海老やイカや、いろいろなものが渾然一体となり、少し焦げたところが香ばしく、焼いた寄せ鍋という感じです。
美味しい、美味しい!
鉄板いっぱいだったもんじゃが見る々なくなっていきます。
笑顔いっぱいのお女将さんが
「このヘラはハガシって言うの。もんじゃはここからが美味しいのよ。ハガシでうんと薄く伸ばして少し焦げるまで焼いて、パリパリにしてはがして食べるの」
皆、早速やっみます。
美味しい、香ばしい!まるでお煎餅のようにカリカリします。
お女将さんは良い方なのでした。
上司も嬉しそうにもんじゃをつつきます。
すっかりもんじゃに魅せられて、おかわりに次ぐおかわり
お好みも焼いて、焼きそばも焼いて、ビールやサワーやラムネやら、こんなに盛り上がった飲み会はありませんでした。
上司のご馳走になりましたが、支払いのときびっくりしたように、「やっすいなぁ~!」
新入社員の頃のお話でした^^
最近ではブームにもなって、お値段も高くなってしまいました^^;
お店によって、美味しさにはかなり違いがあります。
美味しいお店のは、細く切ったスルメや桜海老がたっぷりでとてもいい出汁になります。
そうでないお店は化調がきついような・・・
お勧めは、めんたいチーズ餅もんじゃ
どうぞお試しください^^
長文失礼しましたm(__)m
いやー、mizukiさんの文章の説得力(特に何かを薦めるとき)にはいつも脱帽です。
すっかり帰国したらもんじゃ焼き初体験をしようという気になっております。
会社の部下を連れて行って皆が大感激、これは最もうれしかったのはその上司の方だったでしょう。
mizukiさんの会社の雰囲気も伝わってきますね。
何となく頭脳労働をしている人たちのような気がします。
わたしは関西出身で「お好み焼き」「たこ焼き」文化の地で(中心ではありませんが)育ち、
駅前にたこ焼きやさんが出ており、家には取りあえずたこ焼き用の鉄板もあるという環境でしたが、
お好み焼きを外に食べにいったのは成人してからでした。
ある店に音楽仲間で食べにいったとき、「美味しい美味しい」
と手放しで褒めているおじさんブループと、
「なんかこれって、化学調味料強くない?」
とひそひそ言い合うグループがきっぱり二つに分かれていて面白かったです。
おじさんグループは、「味の○を取ると頭が良くなる」というデマに親が騙されていた世代でした。