◎三種の神器を守る
(2020-12-21)
慶応二年旧12月25日、孝明天皇が崩御され、生前に言い含められたとおり、天皇陛下近衛隊の力士旭形亀太郎が、車夫佐藤紋次郎に遺勅『たまほこのひ可里』(予言集)を託した。彼は、スの拇印のある人物にそれを渡すように命じられていたが、昭和10年の第二次大本教事件に係る家宅捜索に遇い、その際警察にその文書を焼却するよう迫られ、やむなく焼却。
佐藤紋次郎は、このことを悔い、記憶をたどって、遺勅を再作成した。それを持って、昭和17年、出獄して間もないスの拇印のある人物、出口王仁三郎に持参した。出口王仁三郎には特にこれについてのコメントはないが、歌集では、いい加減なことをまくしたてる人物がやってきてうるさいので、お茶も出さずに帰したと日付入りで残している。
孝明天皇は、知多半島武豊の玉鉾神社に祀られている。この土地が後に重要な意味を持つであろうことは以前述べた。
霊界物語では、玉を奪う話が多い。玉とは国がまえをつければ、国のことである。霊界で国盗りするとは、神国日本を奪おうとすることだから、孝明天皇遺勅に、アメリカは、日の丸と三種の神器を奪おうとして来るなどと書いているそうだが、三種の神器は、今やどこかの神社や博物館にあるのではなく、日本人個々が自らのうちに確認することができる時代となっている。
その意味で、三種の神器を奪われないようにするということが大切。