アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

神聖なるものを抱きしめる

2024-07-16 06:10:14 | 人と神の「実際のところ」

◎世界は夜明けの最後の星のよう

 

インド18世紀のチャランダスの女性の弟子にダヤとサハジョがいた。そのサハジョの詩。

『世界は夜明けの最後の星のよう

サハジョは言う

それはすぐに消えてしまう露の真珠のよう

掌(てのひら)に受けた水のよう』

(ラスト・モーニング・スター  女性の覚者に関する講話  OSHO/講話  市民出版社P26から引用)

 

明星を見て大悟覚醒したのは、釈迦、空海、クリシュナムルティと多い。だがその明星は金星のことでなく、鉛直の頭上の中心太陽だったに相違ない。

おまけに明けの明星はどの季節でも出ているわけではない。

 

この詩の『夜明けの最後の星』は、いつでもある星のひとつであって、最後に輝きを残しているもの。人は、それを手にしようと頑張るが、『掌(てのひら)に受けた水のよう』にすぐに流れ去る。

 

この世のことにもあの世のことにも、永遠に変わらず失われないものはないからだ。

 

世界という網を置き去りにして、神聖なるものを抱きしめるのだ。

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