ファミリーヒストリー(NHK総合 22:00 ~ 22:50)を観た。
先週の浅野忠信の祖父の話もよかったが、今夜の竹下景子のお父さんの生き方に感動した。
ああ…、あんな人生もあるんだなと思った。
まじめに生きなくてはいけないと思う。
子どもの頃、オール「甲」の通信簿だった。
神童といわれた。
しかし、家が貧しく進学は出来ないと考えていた。
ところがある人の援助で名古屋の学校に行った。
満州に憧れていた。行ってがんばった。戦争が終わった。
満州というところの現実を知った。
シベリアに連行された。
そして日本に帰ってきた。
ところが仕事がない。
シベリア帰りなので“赤”と疑われた。
それでやっと見つけた仕事が、税金の取り立てをする仕事だった。
彼は、その仕事に疑いを持った。
38歳(だったかな?)のとき司法試験の勉強を始めた。
2年後に合格して、弁護士になった。
やっぱり頭が良かったんだな。
国を相手の税務関係の訴訟ばかりをしてきた。
誰かがやらなければダメだ、という思いだった。
娘に事務所を継いで欲しかった。
しかし、娘は女優になった。
彼も、シベリア抑留のとき演劇をやらされ、台本を書いたときがあった。
娘の女優としての仕事は見続けていこうと考えた。
ああ…、竹下景子という女優は、ああいうお父さんから生まれたんだな、と納得した。
竹下景子は、昔から好きだった。
彼女は、私より1歳年下だと、今日知りました。(ずーと年上だと思っていた)
今は、火曜日にやっているNHKの「胡桃の部屋」を観ている。
竹下景子は、旦那に逃げられた妻の役をやっている。
うまい。
昔、彼女がこのヒロインをやったそうだ。
それも観てみたい。