渋谷

2011年08月22日 | 健康・病気

今夜、録画しておいた「ブラタモリスペシャル渋谷編」を観た。
これは3月に観た「渋谷をブラタモリ」を再編集したものだ。
暗渠になっている渋谷川をたどり源流まで行く。
地下鉄銀座線は、地下鉄渋谷駅がビルの3階にありそこから出発する。
渋谷駅で勤務する地下鉄職員の事務所にカメラが入る。
渋谷はやはり谷の街なんですね。

私は、20代のはじめの2年間ほど、東大駒場にある生協に通うため渋谷駅を毎日通過していた。
アパートのある駒込駅で山手線に乗り、渋谷駅で京王電鉄井の頭線に乗り換え、駒場東大前駅で降りた。
あの頃も渋谷駅はものすごい混雑でした。

週に1・2回、仕事が終わってから渋谷の居酒屋で職場の仲間と呑みました。
私は、生協の1階の購買部の所属なのに、なぜか呑むのは2階の書籍部の奴らとだった。
私は、東大生協の前は日本女子大生協の書籍部でした。
そういうことで東大生協書籍部の人間を知っていた。
(大学生協では、書籍部の研修会がありました)
なので呑むのはいつも書籍部の人だった。
私は、日本女子大生協でバイトをしていたときに、店長から書籍部の職員にならないかと誘われた。
そのとき通っていた夜間のデザイン学校をやめて生協職員になったのは、本を売る仕事だったからです。
大好きな本を売る仕事が出来ることがうれしかったです。
ところが翌年、私は東大生協の購買部に移動になった。
なんだかだまされた気がしましたね。
書籍部から家具担当です。

そのときよく呑んでいた書籍部のバイトの男の子が、Ⅱ部の大学を卒業して青森に帰った。
結婚式の招待状が来て、あの頃よく呑んだイイダ氏、ウチダ氏と五所川原まで行ったっけ。

今、思い返してみても購買部の人間の顔が思い出せない。
あ、演劇集団水無月のナベさんは、文房具のアルバイトだった。私は家具担当でした。
ナベさんとは、週に1・2回映画や芝居を観に東京をあっちこっちうろつき回った。
映画や芝居を観てから三軒茶屋のナベさんのアパートによく泊まりました。
ナベさんとは映画・芝居・小説・落語のこといっぱいいっぱい話しました。
(水無月は今年も、10月に職場でやる演劇祭に参加してくれます)

そうだ、そこで1回恋をした。
彼女は購買部だった。なんの担当か記憶にない。
同じバイトの男の子を好きになって付き合っていた。
そうです、私は片想いでした。

購買部でバイトをしていたタカシマ君。
私と同じ歳で大学に行っていた。
ナベさんと彼と私とで同人誌「わりばし」をガリ版で作った。
彼は、大学を卒業して富山に帰っても地元の同人誌に小説を書いていて、私に送ってくれる。
少しづつ、購買部の人たちの顔が浮かんできました。

ひとりで渋谷に降りたときは、よく道玄坂にあるジャズ喫茶に行ったな~。
ウイスキーの水割り1杯で長いこといた。
暗いところで文庫本を読んでいました。
こんど渋谷に行ったときにあの辺歩いてみようかな。
今は、まったく変わっているんだろうな。

渋谷は、私の青春の街でした。

 

コメント (2)
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