山田洋次監督の映画「母べえ」を9時から観た。
哀しい話ですね。
こんなことがあったのですね。
私があの時代に生きていたらどうだったのだろう?
子どもとして、親として。
いや~、そんなこと想像するだけでも怖いです。
あらためて、私が生きてきた時代は良かったです。
少なくとも昭和20年以前よりは良かったと思う。
私は、妻を得て子どもを授かり、貧しいながらに息子たちの成長のそばにいられた。
情けないほど少ない私の収入で家族4人つつましく暮らしてきた。
これはホントにシアワセだったと映画を観て思った。
母べえのご主人父べえは、東大出の学者です。
ドイツ文学者だといってたな。
それが特高に思想犯として捕まる。
結局、刑務所で死ぬ。
私が、父べえだったらどうしただろう?
私は、茨城の低学歴だからそんなことはないか。
でも、国のやることが気に入らなかったら私は黙っちゃいねぇだろうな。
いや、小心者だから、とてもじゃないが、警察に捕まるようなことはしないと思う。
心の軽い、いい加減な私だから、平気で口裏合わせるのかな?
ただ私は、この映画を観ていて泣けました。
ずーっと涙を流しっぱなしだった。
だって哀しすぎるよ~。
父べえを捕まえた奴や拷問した奴らは戦後どうして生きてきたのだろう?
自分のやってきたことに恥は感じないのだろうか?
あれは、世の中が悪かったんだ、ってことで済ませていいのでしょうか?
しかし、この映画を2008年の2月6日に映画館で観ていた。
このブログ内を検索したらありました。
しかし、内容をほとんど覚えていなかった。
情けないですね。
その頃私は警備員をやっていた。
あのときはつらかったな~。