2009年 アメリカ作品 103分 ディズニー配給
原題:UP
STAFF
監督:ピート・ドクター
脚本:ボブ・ピーターソン ピート・ドクター
CAST【声の出演】
エドワード・アズナー ジョーダン・ナガイ ボブ・ピーターソン クリストファー・プラマー
【日本語吹き替え】
飯塚昭三 立川大樹 松本保典 大塚芳忠 高木渉
宣伝の仕方がうまい。「愛する妻が死にました。だから私は旅に出ます。」という台詞と、大量の風船で家ごと空を飛んでいるおじいさんの画はそれだけでインパクト大で涙を誘われるのが容易に想像できる。
そんなしっとりとした作品を想像して観に行ったんだけど、ちょっとその期待は外れてたかな。最愛の奥さんとの幸せな日々を最初の10分間で台詞一切無しで見せるんだけど、そこはとてつもなく上手い。でもその後繰り広げられる冒険の内容がうーん…。顔と首の区別がつかない、のっぺりとした顔のラッセルのキャラが好きになれなかったのも大きな要因でしょうか 最後には思い出の詰まった家を手放して、また生きる希望に満ち溢れるという前向きなメッセージも好感が持てたし、カールじいさんが何も綴ってあげられなかったと思っていたエリーの冒険ノートの「わたしがやるべきこと」のページに、エリーが結婚生活の日々の写真を残していたシーンにはもうこみ上げて来るものがあった。作品の前後の人情溢れる部分には感動したけど、中盤のドキドキ、ワクワク、ハラハラの冒険にはしらけてしまったという、何とも自分は夢のない大人になってしまったもんです
ディズニー、ピクサーの作品は好きなんです。でも人間避けたくても避けて通れない最愛の人の死という過酷な現実と、犬が翻訳機を通してしゃべるというあまりにも非現実的な二重構想になじめなかったのが正直な感想です。まぁ、風船で家ごと空を飛んでいる時点で覚悟するべきだったんだけど。(苦笑)
今話題の3Dバージョンを観てみたかったなぁ。そしたら冒険シーンにもう少し興奮出来たかも!?
【吹き替え翻訳:佐藤恵子】
最新の画像[もっと見る]
-
バッド・ティーチャー 12年前
-
バッド・ティーチャー 12年前
-
アパートの鍵貸します 12年前
-
ニューイヤーズ・イブ 13年前
-
チキ・チキ・バン・バン 13年前
-
トランスポーター3 アンリミテッド 15年前
-
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ 15年前
-
隣のリッチマン 15年前
-
ブレイブ ワン 16年前
-
アルフィー 16年前
奥さんは冒頭で泣いてた。
3Dじゃないやつでも「あ!このシーン3Dを意識して作った画だろうなぁ~」って想像できるシーンがいくつかあったよ~。
次3Dバージョンのある作品を観る時は、ぜひともそっちを観てみるよ