pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

2008-01-20 20:58:40 | アメリカ映画(さ行)



2007年 アメリカ作品 117分 ワーナーブラザース配給
原題:SWEENEY TODD: THE DEMON BARBER OF FLEET STREET
STAFF
監督:ティム・バートン
脚本:ジョン・ローガン
CAST
ジョニー・デップ ヘレナ・ボナム=カーター アラン・リックマン ティモシー・スポール


道徳的に観れば、問題作なのも分かります。そして、かなりグロイです。上映終了後場内が明るくなった時、おそらくジョニー・デップ様目当てで来たのであろう女性のお客さん達はグッタリしてるような印象を受けました(^^;)そしてあたしもこういう系統は大の苦手。か~なりビビリながら観に行ったのですよ。でも予想外なことに、あたしは一つの芸術作品として興味深く鑑賞出来たよ。苦手なはずなのにワクワクっていうか、目を背けたくなるようなシーンも食い入るように見入ってしまいました。と言うか、「魅入って」しまいました。なんかね、登場人物たちと一緒で、こっちも理性を失ってたように思う。トッドやラベットの狂気が自分にも移ったね。「ひどい話じゃん。」「善も悪もないじゃん。」なんていう野暮な感想は一切出てきません

全然「チャーリーとチョコレート工場」や「シザーハンズ」とはテイストが違うけど、でもこの絶妙な雰囲気はやっぱりティム・バートン&ジョニー・デップの作品だなぁとかなり納得。狂気と紙一重。かなり独りよがりな独特すぎる世界観で理解し難い。なのに引き込まれる。こんな世界観作り出せる人、なかなかいないよ。

あー面白かった!と言うのは何か違う気がするけど、でも観に行ってよかったぁと思います強烈に印象に残る作品だしね。

【字幕翻訳:佐藤恵子】



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