pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

レイチェルの結婚

2013-01-07 00:05:16 | アメリカ映画(ら行)



2008年 アメリカ作品 112分 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給
原題:RACHEL GETTING MARRIED
STAFF
監督:ジョナサン・デミ
脚本:ジェニー・ルメット
CAST
アン・ハサウェイ ローズマリー・デウィット ビル・アーウィン トゥンデ・アデビンペ マーサー・ジッケル


家族の運命を変えたあの出来事。
人生最良の日に明かされた秘密とは──


■Story

コネティカット州に暮らすバックマン家では、2日後に長女レイチェルの結婚式が執り行われようとしていた。
それに合わせ、次女のキムがある施設から一時退院する。
式の準備があわただしく進む中、ピリピリした雰囲気を漂わすキムに対し、家族や周囲の人々ははれものに触るように接するのだが…。
allcinemaより)


■Review



延々と姉妹喧嘩が続いたり、姉の結婚式の宴会の様子が続いたり…。そして画面はグラグラ…。
まるで、他人のホームビデオを見せ付けられたような気分で、何だか疲れた…。∈(´Д`)∋アァー
それもそのはず。まさにその「ホームビデオ」を監督は目指したと言うのだ。
確かに、「他人のホームビデオを見せ付けられたような気分」とイコールの、「アウェイ感」を上手く表現出来ていると思う。
腫れ物を触るような扱いをする家族との見えない壁、嬉しい楽しいはずの姉の結婚式での孤独感。
何だか分かるなぁ…、この疎外感。「家族」だからこその悩みや怒りもね。

それにしても、「家族」「血の繋がり」というものは、とにかく変で、強烈で、気味が悪くて、美しい、と常々思います。
自分が結婚して、他人の家と親戚関係になってから、ものすごく痛感している今日この頃。
戸籍上「嫁」になって、どんなに温かく迎えられても、決してそこの家族の一員にはなれないし、正直自分もなりきれない。
そこに「恐怖」と「尊さ」を同時に感じます。
そしてそれが露呈するのは、意外と「結婚式」や「出産」というめでたい席だったりする。
これはどこの国でも共通するものなんだなぁ~と、鑑賞中何度も思いました。


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