pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

ヤング≒アダルト

2012-04-11 13:27:42 | アメリカ映画(や行)



2011年 アメリカ作品 94分 パラマウント ピクチャーズ ジャパン配給
原題:YOUNG ADULT
STAFF
監督:ジェイソン・ライトマン
脚本:ディアブロ・コディ
CAST
シャーリーズ・セロン パットン・オズワルト パトリック・ウィルソン エリザベス・リーサー


読書もそうなんだけど、ほんと映画鑑賞というものは、出会うタイミングが神様によって計られていると思う。
この主人公、、、まさしく今のあたしじゃん…Σ( ̄ロ ̄lll)
そりゃ、セロンのように美しくも洗練されてもおりませんけども。(苦笑)
部屋もあそこまで荒れてないし、よりを戻したい彼がいるわけでもありません。
でも過去に縛られているという点、そして、ものの考え方がそっくり。

この性格、疲れますよ。幸せそうに生きる周りの人がすべて敵に思えることもよくあります。
そして案の定周りからは煙たがられる。
でも、煙たがってくれていたほうがまだいい。
それをどうにかしよう、一緒に楽しく過ごそうと、ライブだ、赤ちゃんの誕生パーティーだ、命名パーティーだと誘ってくる元彼夫婦が、無神経に思えて仕方がない。
そんな時に、他人の幸せを見せ付けられて、いい気分になんてなれません。
ついに、この上ない醜態をさらしてしまい、その場にいた全員から白い目で見られるメイビス(セロン)だけれども、私はその無神経夫婦(特に妻)が傷つく姿を見て、すこし気分が晴れた。
あー…性格悪いよねぇ…(;´Д`A ```
世間一般では、この無神経夫婦のような人たちが「いい人」なんだよねぇー…こういう人、実際いるもん。でもやっぱり苦手。

そしてさらにこの映画を印象深いものにしてくれたのがラスト。
少し悟りかけて変わろうとする主人公に、サンドラという女性がかける声が…。「今のまま変わらなくていいよ」

Σ(・ω・ノ)ノえぇっ!フツー、「少しずつ変われば、きっとまたいい人に出会えるよ」「頑張って」とか言うシーンじゃないの?

Σ(・ω・ノ)ノえぇっ!!しかもメイビスもそれ聞いちゃって、また高ビーに戻るの!?

いやぁ、このラスト好き。(笑)
人間そんな急に変われないもん、実際。

でも、破壊したミニでまた大都会に帰っていく彼女は、今までの彼女とは少し違う。
マット(パットン・オズワルト)の言葉が印象深い。
-君が最高の自分だったと思っている過去の君は、最高じゃなかったよ。だって鏡ばかり見てた。隣に最高の僕がいたのに。
他人から観たら、自分が思ってる最高の自分は最高じゃないこともある。
これは当たり前のことなのに目からウロコの言葉だった。
結局メビウスもあたしも、他人の目や評価が気になる臆病者なんだよね。
もっと、無神経に、自分勝手に生きていいんだと思う。
自分の赤ちゃんのパーティを開いて、「みんなお祝いしてー!」って呼んじゃっていいんだね。

ストーリー以外のディテールも好きだったな。
クローゼットのハンガーは統一されていなくてバラバラだし、
今時カセットで、同じ曲ばかり巻き戻して聴いてる。(同じ曲の同じ歌詞を繰り返す…あんなオープニング初めて観たよ。)
すごく人間らしい。
このダルダルな服装も…



まぁ、、、セロンがやると、これすらファッショナブルなんだけど…(´;ω;`)

気合入れると…



ラストの、どこかの高級住宅街の奥様ファッションもステキでした。
ステキなんだけれども、いつも浮いてる彼女のファッションはとても印象的。

メイビスはこの先、どんな人生を歩むのか気になります。

素のスタイルでモンスター、こういう役をやってくれたセロン、やっぱり大好きだ~ヾ(@^▽^@)ノ

【字幕翻訳:戸田奈津子】


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