pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

フリーダム・ライターズ

2010-12-09 17:37:15 | アメリカ映画(は行)

2007年 アメリカ作品 123分 UIP配給
原題:FREEDOM WRITERS
STAFF
監督・脚本:リチャード・ラグラヴェネーズ
CAST
ヒラリー・スワンク パトリック・デンプシー スコット・グレン イメルダ・スタウントン マリオ


TSUTAYAで「面白くなければ返金します」のコーナーにあった作品。あれって本当に「面白くなかったんで、お金返してください。」と言いに来るお客さんいるんだろうか。私は勇気ないなぁ…。でも、この作品は本当に面白かったです!

肌の色による人種差別は、アメリカでは根深くて大きな問題だけど、それを日本に住んでいる日本人の私達が同じ温度で考えられると言ったらそれは絶対に間違ってる。考えられるはずがない。だからそのあたりの感想は触れないでおこうと思う。ただ単純にやんちゃで手が付けられない生徒達と先生の話として観ても、とてもいい映画だった。熱血教師って自分が学生時代の時にも何人かいたけど、生徒の目から見て自己満足にしか見えなくて全然生徒には響いてこない空回りしている先生がほとんど。その内生徒達の反応がイマイチなもんだから勝手に怒って急にやり方を変える先生もいたなぁ。でもこのミスGはすぐに生徒の反応が返ってこなかろうと、いくらプライベートがうまくいかなかろうと、自分の信念とやり方は貫き通す精神力がすごい。私も仕事している時、プライベートに支障が出るくらい仕事に打ち込みかけて、でも上司や同僚のいい評価がすぐ聞けないからとふてくされるといったことがあった。結局それって周りの評価を気にしてるだけで自分の信念はないんだよね。話が逸れてしまったけど、ミスGの生徒や同僚に媚を売らないやり方も気に入った。やっぱり学生時代、生徒の心を掴もうと、やたら馴れ馴れしくする先生もいた。先生は生徒を教育するものとして毅然とブレない存在でいてほしいもんね。

自分が女性だからかもしれないけど、夫(パトリック・デンプシー)は自分に構ってもらえないから出て行ったというより、妻がものすごい行動力で次々と夢を叶えていくのに対して、自分は建築士の夢に一歩も近付けないから、プライドが崩れて逃げ出した負け犬にしか見えなかった。きっと彼は再婚するとしても、叱咤激励して夢の実現を応援してくれる女性ではなく、優しい言葉ばかりかけてなぐさめてくれる女性と再婚するんだろうなぁ、なんてことを考えてしまった。男性に厳しい感想ですいません



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