国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

迫り来る日中戦争の予感

2010年06月14日 | 中国
●「日本初の台湾系閣僚誕生」蓮舫さん入閣に父の故郷沸く 朝日新聞 2010年6月8日

 【台北=村上太輝夫、北京=古谷浩一】「日本初の台湾系閣僚が誕生」。蓮舫氏の父の故郷・台湾は、入閣にわいている。

 蓮舫氏の父、故・謝哲信さんは台湾南部、台南県の出身。台湾各紙は日本の組閣情報が伝わった6日付1面で早くも一斉に伝えた。台湾紙・中国時報は、2004年に台南県長がマンゴーの宣伝で日本を訪れた際、蓮舫氏自ら売り込みを手伝った話などを伝えた。どれも好意的な報道ぶりだ。

 蓮舫氏のまたいとこにあたる謝柏生さん(61)が台南県の塩水という町で日用品店を営んでいるが、数少ない親類とあって取材が殺到した。家人によると、謝さん一家は1993年、蓮舫氏と初めて会い、高雄市内で食事をしたことがあるという。

 台湾の立法院(国会)で台日交流連誼会長を務める李鴻鈞・立法委員は、蓮舫氏と親しく付き合ってきた。「台湾と日本は気持ちのつながりが強い。蓮舫さんが日本で活躍していることをみんな喜んでいるんです」と話す。

 ただ、日本は72年に中国との国交を正常化する際に台湾と断交しており、閣僚としての蓮舫氏の訪台は難しくなる。

 一方、中国メディアも蓮舫氏の閣僚入りを「日本の内閣史上、初の中国系議員」として大きく取り上げている。北京大学への留学経験があり、中国語に通じていることに触れ、「中日の交流促進を担ってくれる」(北京青年報)などと期待感を示した。
http://www.asahi.com/politics/update/0608/TKY201006080365.html



●日本の領土要求が購入理由 産経新聞 2010.4.7

このニュースのトピックス:領土問題
 インタファクス通信などによると、ロシアのポポフキン国防次官は7日、フランスからのミストラル級強襲揚陸艦の購入が必要な理由として、北方四島に対する日本の領土要求を挙げた。

 同次官は「極東には、ロシアの視点では解決済みだが、日本の視点では未解決の問題がある」と指摘。もしミストラルのような艦船がなければ、サハリンなどに数千人規模の将兵を展開、維持する必要に迫られると述べた。

 ロシアはフランスからミストラル4隻の購入について交渉中とされるが、同次官は、1隻は完成艦としてフランスから引き渡しを受けるが、残りはフランスの技術を導入して自国で建造する方針だと説明した。

 ロシア側は最近、日本の領土要求がロシアにとって脅威になっていると表明している。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100407/erp1004072201003-n1.htm



●仏製揚陸艦は北方領土向け 産経新聞 2010.6.8

 ロシア軍のマカロフ参謀総長は8日、フランスからの購入交渉が行われているミストラル級強襲揚陸艦について、日本の北方領土を含む千島列島の防御を目的に極東に配備することが不可欠との認識を示した。インタファクス通信によると、マカロフ氏は「極東地域では必要な時に上陸部隊を急派できる移動手段が必要だ」と述べた。ロシアはフランスからミストラル級4隻を購入する交渉を進めている。1隻あたりの価格は6億ユーロ(約653億3300万円)と報じられている。(モスクワ 遠藤良介)
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100608/erp1006082330007-n1.htm



●291: 184 2010/05/22(土) 08:28:37 QwvToqcA0
「722」に関しては、
wikipedia「大韓民国海軍艦艇一覧」に詳しくあったわ。「722」はないようだ。
でもミサイル艇には711〜713まであり、さらに714、715が建造中となっており、
いずれ722は出来るだろうね。

他の艦艇については、
中国海軍には「塩冰級情報収集艦 723 海冰」があり、スパイ船なら722がなくもない。
日本海上自衛隊艦艇では「掃海管制艇 (MCL)」にいじま型・にいじま (MCL-722) ※元・MSC-655、(退役)
で、すでに退役しているので、存在しないようだ。
アメリカ艦艇はようわからんかった・・・。煩雑過ぎて。
http://2bangai.net/read/6852fcca381e24fab232f7080d1501ecb81853eaa65b81d3cfe9292d3eb7eb86/201




【私のコメント】蓮舫議員の入閣にきな臭さを感じるのは私だけだろうか?私は、台湾と中国の戦争が勃発した時に「私の父の国を助けて下さい」とマスメディアに向かって叫ぶ蓮舫の姿をどうしても想像してしまうのだ。菅直人内閣は選挙管理内閣とされているが、人気は高く参院選でも大勝利しそうである。参院選後に中台戦争が勃発する可能性があるのではないかと思うのである。私の考えるシナリオは以下のようなものだ。

1.米国で株価暴落やドル暴落、米国債暴落などの経済危機が発生する。米国は石油ドル体制を守るために、イラク戦争以外の軍備を大幅に縮小し、アフガニスタンは欧州やロシアに任せ、韓国や日本からは撤退してしまう。沖縄の米軍基地問題紛糾はその伏線である。

2.米軍の東アジアからの撤退を機に、中国が台湾侵攻を開始する。台湾政府は米国に支援を要請するが、中国政府は「台湾を支援すると米国債を投げ売りするぞ」と脅迫、米国は台湾支援を見送ることになる。ここで蓮舫が「私の父の国を助けて下さい」と絶叫する。日本はこの叫びを受け入れ、台湾を支援することになる。同時に北朝鮮も韓国攻撃を開始すると想像する(清朝の中国制覇、日清戦争などで分かるように、朝鮮半島と台湾では同時期に戦争が発生することが多い)。

3.日本は北方領土問題に加え、第二次朝鮮戦争、中台戦争と三つの紛争を抱えることになる。ここで国益をかけた選択が行われ、韓国は見捨て、北方領土も国後・択捉は放棄して日露平和条約を結び、ロシア海軍・空軍に台湾問題での支援を要請する。仏製揚陸艦が北方領土向けと称して極東に配備されるのはその伏線であろう。同時に欧州諸国・オーストラリア・カナダにも支援を要請する。既にアフガン戦争で欧州諸国はロシア領空を経由して中央アジアに軍隊を派遣しており、同様にロシア経由で日本に軍隊を空輸して貰うことが可能である。また、時間はかかるが欧州やオーストラリアから海軍の艦船を派遣して貰うことも可能だろう。これによって台湾の独立は維持され、中国は面目を失って政府が崩壊することになる。なお、この紛争の最中には、人民解放軍と日露同盟軍が海上で戦う可能性が高いと思われる。これを示唆したのがJJ予知夢の「自衛隊の戦後初の戦争」であり、日本側にも少なからず死傷者が出ることになると思われる。また、日本は米国の核の傘を失い、ロシアの核の傘のもとで戦うことになると思われる。

4.中台戦争での中国の敗北後に、中国は政権が崩壊して軍閥割拠の内戦状態に移行する。日露欧豪台の連合軍は中国在留の自国民保護を理由に中国の沿海都市等に出兵しこれを占領する。まさに1900年の北清事変の再現である。日本・ロシア・欧州等の希望により、満州全域+北京・天津以北の河北省、上海。香港、廈門などが占領され、西側の管理下に置かれることになる。これによって、満州・上海・北京・香港などの住民は西側の支配のもとで高い生活水準を楽しむことになり、残りの中国人は貧民として切り捨てられるのである。このシナリオでは中国側に第二次大戦での日本海軍のような内通者が必要であり、上海や北京に住む富裕層がその役割を果たすことになる。「帝国の時代」の再来である。なお、中国内陸の軍閥政権は三峡ダムを破壊すると上海を脅す可能性が高いので、日本軍は三峡ダム付近も防衛のため占拠・支配していく必要があるだろう。

このシナリオはいかがだろうか?戦争の起きる時期としては、日本の参院選以後ならいつでもよい様に思われる。ロシア極東艦隊の軍事力が気になるところである。ロシアがミストラル級強襲揚陸艦4隻を購入する交渉を進めている話が出たのはかなり昔になるが、まだ購入は完了していないのだろうか?実は既に購入が完了し、海軍兵士の訓練なども進行中である可能性も捨てきれない。




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21 コメント

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Unknown (kenji)
2010-06-14 15:11:41
ロシアが協力するはずはない。北海道をとるつもりに過ぎない。
 我国は独立して、対処するしかないよ。
しかし、アメリカ軍が撤退する見方は正しいだろうね。
空想 (kenji)
2010-06-14 15:37:37
>このシナリオでは中国側に第二次大戦での日本海軍のような内通者が必要であり、上海や北京に住む富裕層がその役割を果たすことになる。

 史那人というものを知らないに過ぎないだろうね。確かに海軍にはアメリカのスパイがいただろうが、それは何も海軍だけではない。
 我国には妙な外国かぶれがいるに過ぎず、スパイというほどのことはないのでは、お調子者が大いに過ぎない。それほど日本人を彼等は買っているのではない。


ちょっと質問なのですが (hugh)
2010-06-14 15:47:48
欧州諸国・オーストラリア・カナダは台湾が中国に取られたとして、何か損をするのでしょうか?とくに関係ないからスルーされそうな気が…。中国との経済関係を良好に保ちたいでしょうから。
それと中国は、台湾が独立を宣言したら核を使うということも言っているらしいんですが、それでも中国はわざわざ戦争をしないような気がします。
もっと陰湿な方法で間接侵略し、台湾自身に中国の一部になることを認めさせるような。
要人が暗殺されるとか、軍部が暴走するとか、そういうことがあれば中国が侵略することもあるのかもしれませんが。
アメリカ亡き後 (ゴメズ)
2010-06-14 16:10:49
アメリカ亡き後もしくはアメリカが機能不全に陥った後の東アジアのシナリオと言うことだと思いますがアメリカが撤退すれば中国は台湾を取りにくると思います。

北も米軍が居なくなれば侵攻の目もあると思います。

アメリカという巨大な力で封じ込んでいた紛争の種が火を噴きそうな雰囲気はあります。


プリンス氏のシナリオは日本が明治維新後に取った、半島に介入しロシアと敵対し大陸進出したと言うものと真逆で半島切り捨て台湾介入日露同盟と言うものです。
結果半島に介入し大陸進出したことは失敗だった訳で伊藤博文が暗殺されず日露交渉が成立していたら等過去の歴史のやり直しのような側面並びに結局日本のおかれた地政学的的な意味合いは何ら変わっていないと言うことですか。

現在のアメリカ占領下から独立を果たしその新しい国家デザインもできぬうちに周辺の紛争に巻き込まれるのは100年前と一緒ですがもし台湾に肩入れするとしたら台湾ロビーの一層の活躍が必要でしょう。
現在国会議員にもなりすまし朝鮮人が多いことから考えて半島と台湾だと半島に介入させられそうな気がします。

hughさんへ (princeofwales1941)
2010-06-14 20:28:17
>欧州諸国・オーストラリア・カナダは台湾が中国に取られたとして、何か損をするのでしょうか?とくに関係ないからスルーされそうな気が…。中国との経済関係を良好に保ちたいでしょうから。


それは正しいです。欧州・オーストラリア・カナダは台湾から遠く離れており、直接の利害を有しません。しかし、台湾が中国に併合されれば自動的に日本は中国の属国になり、中国の巨大な労働力と日本の技術が結合することになります。これは、新中国が世界覇権国になることを意味します。その結果、欧米は世界覇権を失い、貴重な天然資源は中国が主に利用することになって欧米人の生活水準は低下することでしょう。

日本の外交官はこのことを欧州やオーストラリアやカナダの政府に強く主張し続けるべきです。そして、欧米が世界覇権を失いたくないならば、台湾問題に介入すべきであるという日本の主張に同意して貰う必要があります。国際世論の観点から見て、欧州諸国が中国の台湾侵攻にどう反応するかが事態の趨勢を決定することになるのではないかと想像します。
いつも拝見させて頂いております。 (keita)
2010-06-14 21:43:24
中国と台湾、早ければ6月中に自由貿易協定締結へ。

こんなニュースを読みました。
これは裏を返せば台湾侵略の足掛かりでは???

でも、今の中国にとって台湾を領土するメリットがあるでしょうか?だったらその軍事費でアフリカの資源を買いあさった方が・・・。
メリットを教えて頂けないでしょうか。
戦争するとすれば中国バブルが弾けた後に軍が暴走って感じだと思います。
どちらにしても (読書貧乏)
2010-06-15 00:38:48
管内閣は、小泉政権に先祖返りした
従米政権であり、ダメリカの意のままになるということですな。

小沢の革命政権を潰しやがって、
日本人は地獄を見なければ済まないようですね。
Unknown (keita)
2010-06-15 01:01:50
読者貧乏様へ
鳩山政権(小沢政権)はそんなに素晴らしいものだったのでしょうか?自分は麻生さんとの党首討論会を見て以来、鳩山&民主が信用出来なくなりました。自民も信用できませんが。
小沢の良い所を教えて頂けないでしょうか?
いずれにせよ、日本人は一度地獄を見ないとと言うのは納得です。マスゴミの言う事を鵜呑みにする思考の停止した左翼国民ばかりで残念です。
もし良ければメール頂けないでしょうか?
o-asami@live.jp
keitaさんへ (princeofwales1941)
2010-06-15 02:01:17
>でも、今の中国にとって台湾を領土するメリットがあるでしょうか?だったらその軍事費でアフリカの資源を買いあさった方が・・・。メリットを教えて頂けないでしょうか。



現在の中国が目指しているのは失地回復だと思います。スペインのレコンキスタの様なもので、かつての清朝が領有していた領土を回復したいのでしょう。既にチベットと香港は回復していますが、それは経済的利益よりはプライドをかけた行動だったのだと思います。香港の次が台湾ということです。台湾を奪還したら、その次はロシア極東・沖縄・モンゴルあたりが候補になることでしょう。だから、ロシアは台湾問題に本音では強い関心を持っていると思います。
ありえない (一言居士)
2010-06-15 08:16:59
同じ言語を話し、経済的にももはや不可分の状態にある中台が戦争するのはあまりに非現実的だと思う。

米が軍事支援しているが、華僑同士で裏ではツーカーなのは間違いない。

もはや資本主義化して戻れない中国と、生産基地としての中国なくしては成長できない台湾は、既に一体化している。

あと、蓮ホウがいくら叫んでも、誰もそんなことは聞かないよ。
そもそも、そんなことを言ったら、政治家として自殺行為だ。

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