国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

山崎拓訪朝の謎と「金正日による金日成暗殺」疑惑

2007年01月13日 | 韓国・北朝鮮
●【産経抄】 (2007/01/12 05:03)

 さすが21世紀に遺(のこ)された最後の秘境だけのことはある。自民党の山崎拓元副総裁が、9日から北朝鮮を訪問したようだが、その後、現地からは平壌に支局を置いている某通信社を含めウンともスンとも何の音沙汰(さた)もない。

 ▼聞くところによると、山崎氏は金正日総書記との面会も希望しているという。日本の著名な政治家が、首相官邸の説得も振り切って訪朝したのだから、さぞや下にも置かぬもてなしを受けておられることだろう。

 ▼それにしても今ごろ何を好んで平壌詣でなのか。ご本人自ら「二元外交とか、北朝鮮に媚(こび)を売るとか言われると思う」と語っているように世間の目は厳しい。にもかかわらず訪朝に踏み切ったのは、「朝鮮半島の非核化実現には対話と説得の努力が必要だ」との信念からだという。

 ▼残念ながら「対話と説得」が通じる相手ではない。厳しい冬を迎え、人民が深刻な食糧不足に直面しようかというのに核兵器開発にうつつを抜かす人間が、何の権限もない他国の政治家の言葉に耳を傾けるだろうか。すべての行動は自らの体制を守るためのもので、対話は時間稼ぎの道具でしかない。

 ▼いや、ひょっとすると、山崎氏は「よど号事件」の故事にならおうとしているのだろうか。37年前の春、ソウルで乗っ取り犯との交渉にあたった山村新治郎氏は、乗客の身代わりとなって人質となり、「男ヤマシン」とたたえられた。

 ▼親が子を、兄が妹を、妻が夫を殺す陰惨なニュースがあふれかえる中、拉致被害者を救うため「男ヤマタク」が一身を投げ出すとあれば、人々は涙を流し、日本の政治家も捨てたものではないと感動するだろう。小欄もこれまでの非礼をわび、頭を丸めたい。まあ、それは初夢に過ぎぬだろうが。
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/sankeisho/070112/sks070112000.htm





●自民・山崎氏、13日に北朝鮮出国=北京で記者会見へ 1月12日19時1分 時事通信

 核や拉致問題の打開を目指して北朝鮮を訪問中の山崎拓自民党前副総裁は13日午前、平壌から高麗航空機で中国・北京に戻ることになった。山崎氏はこの後、北京市内のホテルで記者会見し、北朝鮮高官との会談結果などについて明らかにする。山崎氏の事務所が12日午後、発表した。
 山崎氏は行き詰まっている北朝鮮の核問題解決の糸口を探るため、9日に平壌入りした。複数の政府高官と会談し、拉致問題を含め、日朝関係の打開策も協議したとみられる。同氏には自民党の田野瀬良太郎副幹事長が同行した。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070112-00000151-jij-pol







金正日 隠された戦争―金日成の死と大量餓死の謎を解く 萩原遼(著)


・金正日による金日成暗殺疑惑

P111~134
金日成・金正日はチャウシェスク一族のように殺されることを恐れ、軍事力増強路線をとっていた。1993年7月のジュネーブでの米朝高官協議第二ラウンドで、北朝鮮側は黒鉛原子炉廃棄の代替として軽水炉二基を要求していた。ところが、金日成は国民の飢えて疲れ果てた実態を知り、これまでの重工業・軍事優先から農業・軽工業優先の民生重視路線に転換した。

1994年6月17日に核戦争一歩手前の瀬戸際政策のさなかに平壌に乗り込んだカーター元大統領が金日成に南北首脳会談を提案し受諾、7月25-27日の開催が決定した。

更に、7月5日~6日に統一に関連した経済協議会を開催、電力不足の解決のために原子炉は時間がかかりすぎるし石炭も不足しているから、重油で発電するのが一番だと金日成は主張した。また、他の国々(これが20日後に首脳会談する韓国を指すことは自明)との経済合作の推進を主張した。

この経済協議会に金正日は出席せず、会議終了後の7月6日夜に会議の録音テープを取り寄せて一部始終を聞いた。原子炉建設による軍事優先路線の金正日と、韓国からの援助に依存する民生優先の金日成の路線対立が深まった。火力発電所か原子炉か、米国からどちらを獲得するかを最終的に論議するジュネーブでの7月8日の米朝高官協議の前日の7月7日夜に金日成は謎の急死を遂げている。

P312-325
ソウルの脱北者団体が入手・公表した「金正日、金日成を殺す!」という表題で「2004年7月平壌で」と記された文書では、「金日成が平壌から北に160km離れた山中の別荘で急死した時に側にいたのは新米の耳鼻科医一人で動転して卒倒、平壌にいた金正日がヘリで医療チームを送るが悪天候で視界不良のため引き返した。今度は陸路で送ったが山崩れのため引き返した」「金正日は真夜中に陰謀的な方法で金日成の怒りを高めて心臓発作を引き起こさせ、人為的に救急治療を遅らせることで彼を死に至らしめた」としている。

韓国の月刊誌『新東亜』2005年8月号の「独占掲載・前北朝鮮核心官僚が見た”金日成死亡直前の親子暗闘120時間”」という記事では、

「7月7日午前の会議終了後、午後に会議を再開するまでの休憩時間に会議参加者は全員、金正日の厳命で別荘から平壌までバスで呼び戻された。午後の会議の参加者が居なくなったことを知った金日成は怒り、何故かそこに残っていた金正日派の人物数名を書斎に呼び入れて激しく罵った。その後、零時を過ぎても金日成の書斎に灯がともっている事を気にした副官が未明1時過ぎ部屋に入り、死亡しているのを発見した。現場にいた人は、『金日成の最後の時間に一緒にいた人たちが金正日忠誠派であったことから疑いを払拭することは到底出来ない』と言う。彼ら忠誠派は金日成の遺体が平壌に移送されたあと金日成の部屋を掌握し、文書類を整理し押収していった。」としている。

1995年に韓国に亡命した北朝鮮のエリート農学者である李民馥(イ・ミンボク)氏によれば、「金日成は南北首脳会談で食料援助を受け、ある程度中国式改革解放を試みようとしたが、改革解放で権力が維持できなくなる事を恐れる金正日が暗殺を実行した。暗殺チームはヘリで別荘に送り込まれ、暗殺後別荘から戻る途中にヘリが爆破されて証拠が隠滅された」

荻原遼氏が韓国人の友人から聞いた話では、「2001年に金正男(キム・ジョンナム)が偽造旅券で日本に不法入国して捕まったとき、入国管理局の取調官に『私が国に帰らないのには理由がある。それは、私を愛してくれた祖父を殺した父が許せないからだ』と言った」と日本の情報機関に人間が話したという。金正男が中国に滞在しているのは、中国は金正日による金日成謀殺を熟知しており、将来それを公表して金正日を排除し金正男を後継者に据える目的だろう。


・北朝鮮国民大量餓死は金正日による敵対階層殲滅を目的とする意図的なもの?

P143-193
1995-1998年に317-370万人程度の餓死者が出たという説がある。

被災地への救援食料は敵対階層・動揺階層・核心階層などの”成分”と呼ばれる細分化された身分制度に基づいて選別的に配給され、被災地よりも大都市に廻される。食料供給量は全体では不足していなかったが、選別的配給によって敵対階層は餓死させられ殲滅された。

P198-216
米国政府高官のアンドリュー・ナチオス著の『北朝鮮 飢餓の真実』によれば、「北朝鮮政府は北東部の咸鏡北道・咸鏡南道への食糧配給を1994-1995年に停止した。そのため、この地域の飢饉による死亡は他の地域より早く始まり、死亡率も高い」「北朝鮮人口の20%を占める敵対階層は主に酷寒で農業に不向きなこの地域に住むことを強制されており、住民の中央政府に対する忠誠度は常に最低である」「北朝鮮政府は北東部への食料援助計画や調査を常に妨害する一方、他の地域への調査は支援した」

P217-
なぜ咸鏡道を切り捨てたか

咸鏡道には敵対階層が多く、有事の際には韓国軍に協力して反旗を翻す恐れがある。咸鏡道の住民は満州国の間島地方(今の延辺自治区)やロシアに移住するものが多く、第二次大戦前の金日成のパルチザン部隊、ソ連軍が北朝鮮進駐の際に通訳・補佐官等として中央アジアから連れてきた朝鮮人は多くが咸鏡道出身であったことから、咸鏡道人脈が党と政府を支配していた。それ故、金日成と金正日にとって咸鏡道は怖い存在だった。1960年代に日本から帰国した在日朝鮮人を含め、敵対階層は多くがこの地域に居住させられている。北朝鮮の十の強制収容所の内六つが咸鏡道に集中している。














【私のコメント】
 産経新聞の社説は意味深である。これは、山崎拓元自民党副総裁が拉致被害者の身代わりとなって北朝鮮に残留する計画があることを予告しているのかもしれない。拉致被害者は北朝鮮にとっては国家滅亡を避けるための人質であり、それを手放す見返りとして山崎拓元自民党副総裁という別の人質が手に入るならば拉致被害者の帰国承認はあり得るだろう。

 更に、北朝鮮に人質として残留する山崎拓氏が裏で日米両国政府と北朝鮮政府の間の連絡係となり、米国が切望する在韓米軍の撤退と中国が切望する親北朝鮮勢力による半島統一の両方を実現するという陰謀シナリオも考えられる。いずれにせよ、13日の北京での山崎氏の会見内容が非常に注目される。


荻原遼氏の「金正日による金日成暗殺説」「敵対階層の多く住む咸鏡道への食糧配給を停止して餓死させた」との仮説はなかなか説得力があるのだが、一部に腑に落ちない面もある。1994年7月7日に金日成の別荘での会議に出席していた政府高官が金正日の厳命で全員平壌に戻ったという記述からは、北朝鮮政府高官が金日成の路線より金正日の路線を支持していたことが伺われる。韓国からの食料援助に依存し中国のような改革開放政策を始めれば、住民の反乱で北朝鮮政府が倒れて自分達が殺されること、生き残っても韓国の植民地的地域として強い差別を受けることを恐れていたからだろう。更に、北朝鮮が崩壊して韓国の支配下に入ることは韓国の影響力拡大を恐れる中国にとっても、朝鮮半島から撤退したい米国やその同盟国である日本にとっても好ましいものではない。韓国が北朝鮮を影響下に置くことを一番望むのは、ユーラシア大陸の端にシーパワーの橋頭堡を置いてランドパワーを包囲し対立・戦争を起こさせることを目指す国際金融資本・英国連合であると思われる。

従って、金日成は国際金融資本・英国・韓国の側についたが、日本・中国・米軍などの反国際金融資本陣営は金正日を支持しており、北朝鮮政府高官の多数派が金正日を支持したことで金日成が殺されたという宮廷クーデターシナリオが考えられる。1995年以降の日本は破綻した朝鮮総連系金融機関への公的資金導入や北朝鮮への食料援助という形で北朝鮮政府に支援を行っており、これは密かに反国際金融資本陣営の味方となった北朝鮮を援助する目的であったことが考えられる。表向きは反日的な江沢民政権の本拠地である上海に日本から多額の投資が行われ、日本政府からのODAも継続されたことが、反国際金融資本陣営の味方となった江沢民政権への援助を意味していたのではないかという私の疑念と同様の陰謀シナリオである。

この場合、軍事力の支えとなる自国民を餓死させるのは合理的でない。また、咸鏡道人脈が党と政府を支配していたこと、この地域は他の地域と違って朝鮮戦争中に米軍に占領されておらず、米軍に協力した敵対階層が存在しないと想像されること、宗主国である中国の朝鮮人自治区と隣接しており人やモノの交流も多いと想像されることからは、この地域に敵対階層が多く居住するという荻原仮説は疑問である。恐らく、この地域の一般人の多くは中核階層であり、敵対階層は強制収容所などに限られるのではないだろうか?

従って、大量餓死は食料援助を引き出すためにこの地域に住む忠誠心の高い中核階層が流したデマであったか、あるいは強制収容所内だけで起きたものであった可能性がある。もう一つの可能性は、咸鏡道出身の朝鮮系ソ連人・中国人が多数北朝鮮建国に参加し、咸鏡道人脈が党と政府を支配していたことから、咸鏡道の中核階層には国際金融資本支持派が多く、それ故に彼らが危険視され殲滅させられたというものである。更に別の可能性として、中核階層の多かった咸鏡道の住民は大部分が平壌等の都市部に移住しており、代わりに米軍占領下で米軍に協力した敵対階層が送り込まれたということも考えられる。

上記の私の予想は確たる証拠もなく、陰謀マニアの妄想に過ぎない可能性が高いことはお断りしておく。ただ、朝鮮半島の地政学的重要性と国際金融資本の影響力、ソ連・東欧の共産主義体制崩壊がKGBが仕組んだ見せかけのものであったとの江田島孔明氏の説を合わせて考えると、金日成の急死とそれ以後の北朝鮮政府に国際金融資本vs反国際金融資本の対立が反映している可能性は否定できないようにも思われる。





【追記】
●訪朝中の山崎氏「拉致問題での進展なし」  2007年1月13日 日本経済新聞

 訪朝中の自民党の山崎拓氏は12日、TBS番組に電話で出演し、日本人拉致問題について「宋日昊(ソン・イルホ)国交正常化交渉担当大使は『解決済み』と主張していた。進展はなかった」と明らかにした。
 さらに「日本人生存者の1日も早い帰国を要求したが、北朝鮮側はまず(日本が拉致被害者の横田めぐみさんとは別人のものと鑑定した)遺骨の返還を強く求めていた」と語った。
 6カ国協議に関しては「米朝の金融協議がうまくいけば直ちに再開することに同意した」と話した。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070112AT3S1202512012007.html





●山崎拓氏に北朝鮮政府高官が再度訪朝の要請<日本テレビ 1/14 11:13>

 北朝鮮を訪問していた自民党・山崎拓前副総裁が、北朝鮮政権中枢の要人から、今年3月に再度、訪朝するよう要請を受けたことが新たにわかった。
 山崎氏は、平壌で宋日昊国交正常化交渉担当大使や政府高官ら十数人と会談した。関係者によると、北朝鮮の政権要人は山崎氏に対し、「今年2月3月に驚くような状況の変化があるから、3月にもう一度訪朝してほしい」と述べたという。山崎氏は、国会の状況などを見極めた上で判断するものとみられる。

 山崎氏は13日、中国・北京空港で、日本テレビの取材に対し「(北朝鮮は)6者協議への積極的な取り組みを考えていると。6者協議の結論を出すということは核廃棄するということ。それ(核廃棄)が可能であることは非常に大きなこと」と成果を強調した。

 会談では、核問題について、今月下旬に予定されている米朝の金融制裁協議の後、ただちに6か国協議を再開するのが望ましいとの認識で一致した。

 一方、拉致問題は北朝鮮側が「解決済み」と主張し、横田めぐみさんとは別人のものと判明した遺骨の返還をあらためて求めるなど、進展はなかった。政府・与党内からは「行った意味がなかった」などと批判の声が強まっている。
http://www.news24.jp/75247.html







【コメント追記】
拉致問題の進展はなかった様だ。ただ、ロシア首相の二月末の訪日次期韓国駐日大使内定などの日本外交に関連する事件が相次いでおり、水面下で激動が始まっていることは間違いないだろう。
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3 コメント

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Unknown (Unknown)
2007-01-13 23:26:50
イラク戦争がもう少しで終わり新しい戦後が始まりますね。

http://www.teamrenzan.com/archives/writer/edajima/post_165.html
このように、日本にとっての「二度目のインド洋独自ブランド進出」は戦争によって拒否され、失敗した。
結果は、17世紀の鎖国と同じ、日米同盟という、「対プロテスタントOEM」に落ち着いたのだから、鎖国を選択した二代将軍徳川秀忠と戦争を選択した首相の東条英機は、どちらが優れた戦略家であったのか、議論の余地はない。

私が何度も指摘したように、17世紀と20世紀において、「歴史のパターンは繰り返したのだ。」欧州において、17世紀の三十年戦争と20世紀の第二次大戦がともにドイツを主要舞台として、繰り返されたように。
返信する
Unknown (Unknown)
2007-01-14 00:57:04
ひょっとして、上の方は江田島孔明氏ご本人でしょうか。

金日成が死ぬ前に金正日とは腹違いの息子を本国に戻していました。金日成の死後、その息子は表舞台から行方不明になっています。親子で路線の対立があったのは間違いないと思われますが、問題は何に関して対立があったのかです。
対立の内容は民生経済中心か軍事中心かということもありますが、対中外交をめぐっての対立が考えやすいです。
これは、1970年くらいまでの金正日の実権掌握する過程で、中国共産党から送り込まれた人材を次々と粛正していることからわかります。金正日は中国にとっては望ましくない人物だったはずです。これが今日の北朝鮮の核開発の根底にあり、本質は中朝関係の緊張にあるのではないでしょうか。

米国からみると、カーターの訪朝によってわざと北に核兵器が残るように仕組み、民主党から共和党への政権交代をもって、この核兵器を追求するような戦略をとっていたかもしれません。ただ現時点で目的はわからないので、想像にしかすぎないです。目的が朝鮮半島だけにとどまらないことは間違いないと思います。このあたりが国際金融資本との絡みになってくるでしょう。
返信する
Unknown (若狭)
2007-01-14 02:41:05
★混世魔王というハンドルネームの役人が10年以上前に日本の進むべき道というのを書いていました。
これから10年間で日本は米中の闇同盟によって挟撃され経済力が停滞し教育が荒廃し治安が悪化するだろう。
その後、北朝鮮の難民と大地震によって日本の衰退が決定的になるかもしれない。対策を打つならいましかない。
んでもって役所を辞めて会社作って海外に渡っていろんな事業をしていると時折風の噂がネットで流れていました。
10年前に彼が役所を辞めて最後にNiftyで書き残した内容です。平成維新フォーラムで大前研一を論破した神話の人でした。
===============
日本は1997年から2007年までがもっとも重要である。
何故ならば戦は事前の準備でほとんどが決まるからだ。
2008年からの世界激変に対応するにはこの10年が重要だ。
1.アメリカが内乱に突入するまでは日米安保堅持する。
2.アメリカ衰退時には英国及びGCCと同盟、EUと協商を結ぶ。
3.アメリカが内乱に突入したら同盟協商国で米州支援部隊を送る。
4.アメリカの内乱を早期に収め新生アメリカと攻守同盟を結ぶ。
5.北京は砂漠に飲まれる前に実質的に北朝鮮が中国保護国となる。
6.中国華南派を暴走させ台湾、韓国、フィリピンを制圧させる。
7.中国北方派及びアメリカと組んで中国沿岸諸港湾都市を制圧する。
8.台湾、韓国、フィリピンの占領軍は補給を断たれ自然に壊死する。
9.中国北方派及びモンゴルと協商関係を結び彼らの北進を援助する。
了.地球温暖化で発生する億単位のユーラシア難民をシベリアで収容する。
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石油の高騰とドルの暴落がロス暴動のような治安悪化現象を頻発させるということでした。
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アメリカは放置すれば必ず衰退する。無理に真珠湾を攻撃せずに南方作戦と西亜打通を優先すればいい。
南方資源地帯のエネルギーと欧州の同盟国との連絡線確保は最重要な作戦である。太陽の昇る方向から攻めるのだ!
間違っても台湾及び韓国の力を過信してはいけない。また陸戦における北京政府の人海戦力を軽視してもいけない。
彼らは放置すれば砂漠化が侵攻し水が不足し必ず民族大移動が発生する。彼らは南進か、北進するかの選択となる。
ベトナムは頼みに値する。よって草原派の中国人と組み海洋派の中国人を挟撃すればよい。彼らは拝金主義者で弱い。
昔ロシアに奪われた温暖化したシベリアの資源と森林と広い面積は彼らが何より欲するものである。
多くの人々を助けるために政治はある。阪神大震災で私は役所から援助物資を運ぶ為に派遣されたが何も出来なかった。
再びそれを超える最悪が日本だけでなく世界中で発生するだろう。その為に私は役所を辞め、海を越える。
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私は2020年までには必ず帰国するだろう。という事を言っていました。
同時にその頃には日本は老国となっているので精神的な堕落は酷いだろうとも書いてました。
逆説的に言えば日本は当面よくならないと言う意味の断言であり当時は非難を受けていましたが正鵠を射ていましたね。
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