●陽光堂主人の読書日記 『世界通貨戦争後の支配者たち』原田武夫著、小学館(その3) 2011-03-10
本書には驚くべき情報が幾つか載っていますが、その一つは錬金術の話です。錬金術は、化学的手段を用いて卑金属から貴金属(特に金)を精錬しようとする試みのことで、中世ヨーロッパで盛んだったことはよく知られています。
科学的にはこんなことは不可能とされているので、前近代の幼稚な試みとされ、オカルティストも錬金術の真意は「精神を変容させることにある」と逃げを打っています。古の錬金術師を師と仰ぐ魔術師たちも、物質的に金を産み出すことに否定的ですが、驚いたことに本当はできるようです。
1924年3月、東京帝国大学教授・長岡半太郎率いるチームが、水銀から金を創り出す可能性を見いだすことに「成功」したと発表しました。そして同年5月、そのための技術的な詳細が明らかにされたことで学界は騒然となりました。
それはそうでしょう。長岡半太郎は、日本を代表する物理学者の1人で、土星型原子モデル提唱などの学問的業績を残しており、多くの弟子を指導しました。初代大阪帝国大学総長や帝国学士院院長などの要職も歴任し、1937年には初代の文化勲章を受章しています。このような物理学界の重鎮が錬金術紛いのことを言い出し、技術的な詳細を示したのですから、騒ぎになって当然です。
こうした発明・発見は、シンクロニシティで他の場所でも同時になされることがよくありますが、同じ年の7月に、ドイツ・ベルリン工科大学教授のアドルフ・ミーテ率いるチームが、同じく水銀から金を創り出すことに成功したと発表しました。果たして、そんなことが可能なのでしょうか?
当時、理化学研究所の所長であった大河内正敏は、長岡半太郎を擁護して次のように述べています。
「…水銀を変じて金となす事その事が、長岡博士の目的の全部ではない、それは博士の理論のほんの一部分に過ぎないのであって、亜鉛を銅に、カドミュムを銀にという風に、一つの原子を他の原子にかえること、或は放射原子の壊散する速度を促進すること等にして特に原子核を打ち壊すことが博士の実験の一つの目的であって…」
理化学研究所でも、長岡博士の理論を認めていたのです。しかも、単なる錬金術ではなく、元素転換を目指していたことが判ります。もしこれが可能であれば、レアメタルなどの問題は解決することになります。
現代物理化学は、「元素は元素であり続けること」を基本として構築されています。長岡半太郎やミーテの研究は、真っ向からこれを否定するものですが、これはその後どうなったのでしょうか?
1989年3月23日、英サウサンプトン大学のマルティン・フライシュマン教授と米ユタ大学のスタンレー・ポンズ教授が共同で記者会見し、重水(重水素と酸素で構成される水)をパラジウム電極により電気分解した際、異常な発熱現象が起きることを発表しました。これは、重水素が融合し、熱エネルギーが放出される「核融合」の発生を示唆するものでした。つまり、「常温核融合」の可能性が示されたのです。
その後、電気分解を施さなくても、水素を吸蔵する合金に重水素又は水素を吸蔵させ、これに電圧・熱・機械的ストレスを与えることによって同じ現象が生じることが判りました。また重水でなくても、水素と酸素からなる「軽水」でも同じ反応が見られることも明らかになっています。
「常温核融合」と言えば、大阪大学名誉教授の荒田吉明氏の研究が有名ですが、それによれば、特殊加工されたパラジウムの格子状超微細金属粒子内に、重水素ガスを取り込ませることで凝集し、これにレーザーを照射することで、通常の空気中の10万倍のヘリウムの発生を観測しました。と同時に、熱エネルギーも発生しています。
こうした「元素転換」の分野では、我国は研究が進んでおり、各種特許も既に取得しています。その詳細については、次回述べることにします。
http://yokodo999.blog104.fc2.com/blog-entry-196.html
●陽光堂主人の読書日記 『世界通貨戦争後の支配者たち』原田武夫著、小学館(その4)2011-03-11
前回は現代の錬金術の話でしたが、実は我国は「元素転換」の先進国で、革新的な技術開発がなされ、特許を取得しているものもあります。その一つが、三菱重工が進めている「Pd多層膜の重水素透過による元素転換」です。これについて、本書には次のように記されています。
…常温・常圧、いってみれば「通常の環境」において重水素ガスを、元素を添加した(独自開発による)ナノ構造反応膜に流すだけで「元素転換」を可能にしたのが三菱重工である。…実際、実験においてはセシウム(Cs)がプラセオジム(Pr)へと「元素転換」し、原子番号が4、質量が8増加したことが確認できたという。
また同社はこの「元素転換」実験の成功によって考えられる今後の影響として、①物性物理と核物理という異分野が融合したフロンティア領域の創成、②日本で産出しない戦略的貴重元素の生成、さらには産業に不可欠だが輸入依存度の高い貴重元素(白金等)の創成、の主に二つを掲げている。
これはまさに錬金術で、中世の幻の技術が現実化しつつあることが判ります。長岡半太郎が水銀を金に変える技術を発表してから既に80年以上経っていますから、当然と言えば当然で、むしろ遅すぎた感もあります。遅れたのは、石油メジャーにとって都合の悪い技術だからでしょう。
そして驚くべきことに、我国では既に錬金術の特許が登録されています。特許名は「常温核融合用電極並びにその核変換による放射性、非放射性元素及び貴金属の製造方法」、特許公開日は「1997年7月31日」、公開番号は「特開平9-197077」、発明者は「能登谷玲子」となっているそうです。
これによれば、「常温核融合用電極並びにその電極の核変換」により貴金属を製造することが可能で、実際にこの発明によって「197Auが生成された」と記されているとのことです。「197Au」は金のことですから、文字どおり錬金術の特許です。つまり、この技術を使えば金を創り出せるということです。
大日本帝国は戦前、中国や東南アジアから接収・略奪した金などをフィリピンの山中に隠したと言われています。(この金塊は日中で管理しているというのが著者が得た情報です) これが「黄金の百合」で、皇族が関わっているとされています。大日本帝国のオーナーは、名目上天皇でしたから、これはあり得る話です。本書には、この「日華の金塊」の関連で日銀幹部が動き始めているという情報も記されています。
日銀の地下からは戦後、金塊など大量の貴金属が発見され、米軍によって接収されていますから(この時摘発に当った組織が後の東京地検特捜部です)、「黄金の百合」が実際にあるなら、日銀も管理に関わっているはずです。国民には思いもよらない展開が裏面で進行していることが判ります。
日中は莫大な金を保有しているようですが、これに我国の錬金術の技術が付け加われば、金の希少価値は失われるのは時間の問題です。その時、高騰を続ける金の価格は暴落します。金の値上がりを見て買いに走る前に、一度考え直した方がよいでしょう。ロスチャイルドは5、6年前に金相場から撤退しましたが、何らかの情報を掴んでいることは間違いありません。
最後に、ソ連共産党機関誌だった「プラウダ」に掲載された我国に関する不思議な記事を紹介します。これは、2005年9月30日付のものです。
「日本は代替エネルギー開発では世界で最も先陣を切っている国の一つである。日本の科学者たちが石油を購入したり、それを使ったりすることから日本を解放することがあり得ないわけではない。軍隊についていうと、日本の国会議員たちは最新鋭の兵器を持った強力な軍隊へと自衛隊を転換することについて既に了承している。現段階で日本が世界最大の金準備を持っていると自慢出来ることは知るに値することである」
この記事は、静かな反響を呼んだそうです。日本について過大評価している感じがしないではないですが、ロシアが裏の情報を掴んでいることが窺えます。現在、原油の値段が上昇していますが、政府は手を打とうとしません。「元素転換」などによる代替エネルギーの導入が既に可能な段階にあるのかも知れません。(こうした決定は、政権とは別のもっとハイレベルな会合でなされるのが普通です)
http://yokodo999.blog104.fc2.com/blog-entry-197.html
●低温核融合方法 - 能登谷 玲子
発明の名称 低温核融合方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6-317686
公開日 平成6年(1994)11月15日
出願番号 特願平5-254351
出願日 平成5年(1993)10月12日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 曉司
発明者 能登谷 玲子
要約 目的
構成
電解質の軽水溶液を遷移金属、アルミニウム、錫またはステンレス鋼からなる空隙率が0.3~35容量%の多孔質体を陰極として電気分解することを特徴とする低温核融合方法。
特許請求の範囲
【請求項1】 電解質の軽水溶液を遷移金属、アルミニウム、錫またはステンレス鋼からなる空隙率が0.3~35容量%の多孔質体を陰極として電気分解することを特徴とする低温核融合方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は低温核融合方法に関する。詳しくは高温プラズマ状態を達成することなく、常温等の低温で電気化学的に核融合を行なうことにより、エネルギーとしての利用が容易な低温核融合方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】エネルギー資源として核分裂反応を利用した原子力エネルギーは実用化されているが、安全性、放射性廃棄物等の問題がある。この点から核融合はクリーンなエネルギー資源として期待されているが、核融合を発現させるためには高密度で超高温のプラズマを閉じ込めなければならず、非常に強力な磁場等を必要とする等、技術的困難性は極めて高い。
【0003】一方、1989年3月23日、M.フライシュマン(英、サウサンプトン大学)とS.ポンス(米、ユタ大学)は陰極をパラジウム、陽極を白金とする重水の電解系で、長時間電流を流し続けると、異常な発熱と中性子が認められると報告した(M.Fleischmann and S.Pons, J.Electroanalytical Chem.,261,301(1989))。この現象は一般にコールドフュージョン(Cold Fusion)、低温核融合(常温核融合)と呼ばれ、極めて簡便に核融合反応を行わせることの出来る方法として注目される。
【0004】しかし、この方法は、トータルでみると入力より出力が大きくならないこと、ある時突然起きる現象であること、パラジウム陰極は一回しか使用できないこと、重水およびパラジウムは高価であることなどの欠点を有する。また、最近、R.ミルズ(米)とS.クナイジス(米)はカリウムイオンの軽水溶液をフォイル状ニッケル陰極を用いて電解することにより、低温核融合を実現している(R.Miles and S.Kneizys, Fusion Technol.,19,65(1991))。しかし、この方法をさらに検討したその後の報告では得られる過剰熱(〔出力─入力〕/入力で表現される)は実用的にはたかだか30%が限度であり、実用化には難がある。また、ニッケル陰極は再使用出来ない、電力の印加が電流のオン/オフを繰り返す等複雑である、定常的な熱発生は出来ない等の課題を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような難点を解決し、定常的に熱を、しかも大量の過剰熱を発生し、安価で、長期繰り返し使用可能な電極を用い、安全に低温核融合を行わせることの出来る方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】電解液水溶液中で多孔質体の陰分極電極を用いて陰分極を行うと、水素電極反応が生起され、その際、電解質の金属イオン(MZ+:zはイオン価数を表す)が電極表面において電子移動を起こし、電極表面層に吸着、蓄積し、さらには電極素材との間で、下記式〔1〕で示されように、金属間化合物(式中ではM(I)で示す。)を形成することが、本発明者の研究により知られている(R.Notoya and A.Matsuda, J.Research Inst. Catal. Hokkaido Univ.,14,198(1966); R.Notoya, Shokubai, 61(1970); R.notoya, Elektrokhimiya,in press)。
【0007】この電極反応は、〔1〕 MZ+ + ze- = M(I) 、 〔2〕M(I) + H2 O = MZ+ + OH- + H および 〔3〕 2H= H2 となるが、この反応の中間体である金属中間体M(I)と吸着(吸収)水素Hが、電極上に十分蓄積されるように工夫すれば、これらの中間体同士が核反応を起こし、重水を用いないで通常の軽水の溶液系で大量の発熱が得られることを見出し、本発明に到達した。
【0008】本発明は、電解質の軽水溶液を遷移金属、アルミニウム、錫またはステンレス鋼からなる空隙率が0.3~35容量%の多孔質体を陰極として電気分解することを特徴とする低温核融合方法に存する。以下、本発明を詳細に説明する。本発明において陰極として使用する多孔質金属を構成する金属元素は遷移金属、アルミニウム、錫またはステンレス鋼である。遷移金属としては、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Zr、Nb、Mo、Tc、Ru、Rh、Pd、Ag、Cd、Hf、Ta、W、Re、Os、Ir,Pt、Au、Hgが挙げられる。特に好ましい構成金属はニッケル、コバルトおよび白金である。
【0009】本発明においては、これらの金属を用いて空隙率5~35容量%の多孔質体を陰極として使用する。多孔質電極の製造は各種の方法が採用できるが、好ましくは粒径が100μm以下、好ましくは5nm~100μmの金属粉を常温または高温中で加圧して成形して得る。1μm未満では成形が困難であり、100μmを超えたものを原料としたものでは電極としての堅牢性に優れたものが得られにくい。加圧する圧力は10数トン/cm2 までの範囲から適宜選択される。原料金属粉は二種以上混合して用いてもよく、また合金化したものを用いてもよい。
【0010】陰極の空隙率は0.5~35容量%とする必要がある。0.5容量%未満では効果が十分でなく、35容量%を超えると堅牢性に優れた陰極は得られずまた前述した金属中間体M(I)と吸着(吸収)水素Hが電極上に十分蓄積する効果が十分発揮されない。特に好ましい空隙率は20~35容量%である。陰極の製法として特に好ましい方法は、原料の遷移金属、アルミニウム、錫またはステンレス鋼として粒径1~100μmのほぼ球状の微小球体を使用する方法である。特に粒径が10~30μmの範囲にあるほぼ同じ粒径の微小球体を使用して成形した成形体が、電極としての活性が高くまた前述の陰極上の現象が生起し易く好ましい。また、この際、原料金属粉とは異なる種類の遷移金属、アルミニウムまたは錫を、平均粒径が1μm以下の微小粉体の形で添加してもよい。また、形成された成形体を異なる種類の遷移金属、アルミニウムまたは錫の溶液で含浸、塗布、電解あるいは無電解メッキ処理等を施してもよい。
【0011】陰極はその多孔質部分を電解液に浸漬する前に、真空引きを行って吸着している物質やミクロポア(細孔)中に存在する気体等を除去したのち、水素、酸素、ヘリウムガスまたは電解液でミクロポアを満たすことが好ましい。使用する電解液は、電解質を溶解した軽水てある。通常の水を用いて低温核融合を実現するのが本発明の特徴であるが、重水が存在していても悪影響はない。従って天然水や通常の工業用水等で十分可能であるが、好まざる電極反応を引き起こす不純物を除去するために、蒸留法あるいはイオン交換法等の通常の精製法で精製された軽水を使用する。また重水を添加、混合したものを用いてもよい。
【0012】電解質としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、第3A族元素および遷移金属の水酸化物、炭酸化合物、硫酸化合物、燐酸化合物、硝酸化合物、ハロゲン化合物および過塩素酸化合物が使用できる。具体例としては、例えば、KOH、K2 CO3 、CoSO4 、LiOH、Li2 CO3 、NaOH、Na2 CO3 、KCl、KNO3 、K2 SO4 、KClO4 、K3 PO4 等が挙げられるが、特に好ましくはK2 CO3 およびCoSO4 である。
【0013】これらの電解質は二種以上を混合して用いてもよく、その濃度は軽水の溶液として溶解していれば特に制限されないが、通常0.01モル/l以上、好ましくは0.1モル/l以上である。電気分解の際の陰極と陽極間に印加される極間電圧は通常1.5から50V程度、好ましくは2から10Vである。両極間に流れる電流量は、電極の見掛けの表面積1cm2 あたり通常1mA以上であり特に制限されない。
【0014】電解は、常温、常圧下で行ってよく、必要に応じて加圧下で行ってもよく、温度も0℃から300℃あるいはさらに高温でもよい。
【0015】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明するが本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1粒径10μm未満と20μm超のものを除去した粒径10μm~20μm(平均粒径15μm)の完全球に近いニッケル微小球体からなるニッケル粉末を、常温下10ton/cm2 荷重でプレス成形して、空隙率30%の1x0.5x0.1cmの板状陰極を作成した。
【0016】この陰極とこれに対向するPt製陽極およびPt製参照電極で構成したガラス製の同一の電解槽(a)、(b)の2槽に濃度0.5モル/lの炭酸カリウムの軽水溶液20mlを入れたものを恒温槽に収容した。恒温槽は電解の間中、19.40℃プラスマイナス0.01℃に保持される。電気分解を開始し、電解槽中の電解液の温度は開始時の20℃から60℃に上昇した。
【0017】電解のために加えたエネルギーWinput は次の式から求められる。
【0018】
【数1】Winput =I(E-1.482V)
ここで、Iは電流値、Eは陰極と陽極との電位差、1.482Vは H2 O=H2 + (1/2)O2 に要するエンタルピー変化の値を示す。リファレンスとして同じ電解槽に、抵抗値14オームのニクロム線ヒーターからなる標準ヒーターを挿入したものを用い、電解の時と同じエネルギーWinputを与え、その際の電解液の温度上昇を同様に測定して比較解析を行った。
【0019】図1は電解槽(a)、(b)の電解液の温度上昇(それぞれ1a、1bで示す)とリファレンスの温度上昇(2で示す)を示す。電解液が2.2joule.sec -1のWinput に対して初期温度20℃から50℃に上昇していることが分かる。またWinput と温度上昇が比例関係にあり、リファレンスに対して著しい温度上昇があることが分かる。この差は過剰熱(ΔWoutput)として定義される。
【0020】図2は過剰熱ΔWoutputと加えたエネルギーWinput の関係を示す図であり、図2からΔWoutputがWinput に対し3倍以上であることが理解される。電解の後、電解液を検出精度0.02ppm の炎光分光分析装置でカルシウム濃度を測定したところ、4.4wt.ppmおよび3.6wt.ppmのカルシウム濃度の増加が確認された。
【0021】以上のことから、次のような核反応が起こったものと推測される。
【0022】
【数2】
【0023】実施例2実施例1において、電解質を濃度0.2モル/lの硫酸コバルトに代えた以外は実施例1と同じにして行った。電解液の温度は20℃から50℃まで上昇し、50℃の状態が100時間維持された。このときの過剰熱ΔWoutputと加えたエネルギーWinput の関係を図3に示す。以上のことから、次のような核反応が起こったものと推測される。
【0024】
【数3】
【0025】実施例3実施例1において、電解質を炭酸カリウムから濃度0.5モル/lの水酸化リチウムに代え、また、陰極として、実施例1で用いたのと同様の多孔質ニッケル電極および白金黒付き白金を用いた以外は実施例1と同様に電解を行った。その結果得られた過剰熱ΔWoutputと加えたエネルギーWinput の関係を図4に示す。ニッケル電極の場合220%、白金の場合250%の過剰熱が発生した。
【0026】以上のことから、次のような核融合が起こったものと考えられる。
【0027】
【数4】
実施例4実施例1において、多孔質ニッケル陰極を、電解前に10-6mmHgに到達した真空度のガラス管に100時間入れ、その間数時間数回にわたり100~150℃に加熱した後、電解液をガラス管に導入し、ニッケル陰極中の細孔を電解液で満たした。これ以外は実施例1と同じにして電解を行った。
【0028】図5はその結果得られた過剰熱ΔWoutputと加えたエネルギーWinput の関係を示す図で、5aは上記処理を行った陰極を用いた場合、5bは上記の真空処理を施さなかった場合を示す。真空処理を行った場合、過剰熱は370%以上であるが、真空処理を行わなかった場合は240~170%であり、処理を行わなかった場合は過剰熱が半減し、さらに電極の汚染による活性低下が見られた。
【0029】
【発明の効果】本発明の低温核融合方法は、過剰熱を300%以上も発生させることが出来、定常電流による入力に対して比例した定常発熱が出来る。また陰極は100回以上も再使用あるいは長期使用可であり、陰極として堅牢であり自由な形状に成形出来る。また中性子やトリチウムを極微量しか発生しないので、安全で容易に安価なエネルギー資源として多いに期待される。
http://www.patentjp.com/06/U/U100134/DA10001.html
●能登谷 玲子 - 研究者 - ReaD & Researchmap
研究者氏名 能登谷 玲子
ノトヤ レイコ
所属 旧所属 北海道大学
学位 理学博士
研究キーワード
物理化学(215) , その他のエネルギー研究(1) , その他の新材料関連研究(2)
研究分野
•基礎化学 / 物理化学(1895) /
学歴テキストで表示
- 1963年北海道大学 理学研究科 化学
- 1961年北海道大学 理学部 化学科
委員歴テキストで表示
1995年 Internatiol Soc. on Electro Chem. Russian Brunch Advicory Board of Anniversary Sympo,for Frumin
1995年 - 1997年European Workshop on Chem. , Energy and the Environment International Scientific Committee
●J-GLOBAL - 能登谷 玲子 【研究者】
フルムキン先生のひとがらと業績、〓、業績(共著) 表面 16/, 52-61 1976
フルムキン先生のひとがらと業績、〓、ひとがら(共著) 表面 16/, 43-51 1976
白金、ニッケル・水素電極が引き起こすアルカリ金属の核反応 第二回新水素エネルギー研究会(July 11-12,1995)講演要旨集 99-107 1995
旧ソ連の化学事情 化学と工業 45/, 1129-1131 1992
常温核融合の現状 「原子力工業」誌 39/9, 34-36 1993
●フルムキン
●フルムキンと能登谷玲子
●能登谷玲子
●http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/29992/1/bukyokusi_p1251-1309.pdf
●− 環境・エネルギー問題と新規材料開発への挑戦−
2001 年9 月29 日(土)・30 日(日) 10:00〜16:00
触媒化学研究センター(ポプラ並木のすぐ南)
機能性錯体分野 [134 号室] .......................................... 11
『半導体光触媒の働きを調べる』(助教授)佐藤 真理 (助手)能登谷 玲子
●電気化学会 学会 2000年 L会場
2L23 炭酸溶融塩の電気伝導度の電子授受性に基づく算定 (北大触媒セ) 能登谷玲子
●常温核融合という素晴らしい技術☆ 2012-03-31
●物理学者 能登谷玲子 |卍丸のブログ
●現代の錬金術、核変換(常温核融合)の日本における実用化はパックス=ジャポニカを実現するか? - 国際情勢の分析と予測
●常温核融合と海水淡水化技術は日本による中国間接支配の切り札となるか? - 国際情勢の分析と予測
●夢かオカルトか…常温核融合に捧げる人生、科学者・水野忠彦(gooニュース) - goo ニュース 2009年5月18日(月)10:00
太陽のような超高温、超高圧の環境で起きる水素の核融合を、試験管の中で実現するという「常温核融合(Cold Fusion=CF)」に研究者人生を捧げ続けている科学者がいる。元・北海道大学大学院工学研究科助教の水野忠彦・工学博士(63)だ。登場時に、夢のエネルギーともてはやされた常温核融合だが、実現不能あるいは疑似科学、オカルトと言う批判も付きまとい、評価が割れている。そのCFを約20年追い続け、3月に北大を定年退職した水野氏の半生と、その研究を追った。(寄稿:ジャーナリスト・田中徹)
■教授職より大事だった常温核融合研究
計器類を前に研究生活を振り返る水野氏JR札幌駅の北口を出て、ホテルやオフィスビルの並ぶ通りを徒歩10分ほど。銀杏並木が続く北海道大学の北13条門を抜けると、ほぼ正面に工学研究科の建物がある。真新しいエントランスを入り、増改築を繰り返した建物を右へ左へ進んで2階に上がると、水野氏の研究室がある。
ラックには中性子の検出器といった計器類やパソコンがぎっしり並び、部屋の中央にはステンレス製の小型炉が鎮座する。水野氏がCF研究拠点としてきた部屋だ。研究資機材に7000万円は使ったという。そのCFは、多くの研究者や米国政府といった公的機関が「根拠がない」と否定している。
身長180センチを越え、威圧感を感じさせる姿とは裏腹に、水野氏は穏やかな口調で話し始めた。
「CFが学会などで否定されていることはもちろん承知しています。そもそも、実験に再現性がなく、追試できなかったのだから、否定されて仕方のない話です。再現できなければ、それは科学ではありませんから。私も過去、CFの研究はもうやめようと何度も思いました。『CFから手を引けば助(准)教授にしてやる』なんて言われたこともあります。でも、わずかでも核融合、核反応の証拠である中性子を検出したのは事実ですし、元素の原子核がほかの原子核に変わる「核変換」としか考えられない現象があったことも事実です。科学的事実を追究することは、私にとって教授という身分を得るよりも大事なことでした」
学会でも学内でも異端視されてきたCFだが、水野氏一人で研究が続けられるわけではなかった。「こんな装置がつくりたい」と相談すると、影で助けを出す教官や技官がいて、実験を続けることが出来た。
■すべては水素から始まった
<中略>
こうして水素に取りつかれた水野氏の人生を変えたニュースが、1989年3月にあった。アメリカ・ユタ大学が水素の常温核融合に成功したというのだ。これが、水野氏の後の半生を決定づけたのだった。
1989年3月、アメリカ・ユタ大学化学化主任のスタンリー・ポンズ教授(当時48)と、イギリス出身でポンズ教授の指導者マーチン・フライシュマン教授(当時62)が「常温核融合」に成功したと発表した。この大ニュースは日本の新聞では、1段十数行の小さな記事で紹介されただけだったが、水野氏はさっそく追試と再現実験に取り掛かった。
■実験「成功」で騒動の渦中に
実験で使用した簡易炉 核融合とは、水素やヘリウムなど軽い元素の原子核同士が融合し、より重い別の原子核がつくられることをいう。
この過程で大量のエネルギーが放出される。例えば、太陽は水素の核融合により、毎秒6億トンの水素をヘリウムに変換し、年間で1.2×10の34乗ジュールのエネルギーを放出している。核融合が「人工の太陽」と言われる所以だ。
核融合のエネルギー変換効率(ε)は最大0.4%と非常に高い。
例えば原子力発電、ウランやプルトニウムなど重い元素の原子核を分裂させる核分裂のεは0.07%に過ぎない。それに水素は、宇宙にほぼ無限に存在している。そこから簡易にエネルギーを取り出すことができれば、環境問題は解決し、政治経済・産業構造は一変する。
しかし、核融合には太陽のような想像を絶する超高温、超高圧の環境が必要と考えられている。それを「常温」で実現したというのだから、大ニュースであった。
「水素の挙動にはまだ未解明のことが多いわけですが、その最大の謎が常温核融合現象です。ユタ大の発表『パラジウム金属を重水溶液の中で電気分解したら、大量の熱が発生し、同時にトリチウム、γ線も検出され、核融合反応が裏付けられた』というニュースを聞いた時は、「本当にあるのか!」と、とても驚きました」
「フライシュマンは、アカデミーの世界では有名な大先生ですから、その人が言うのだから本当だろうと… その際、何らかの核融合反応が起きているのであれば当然、中性子が発生しているはずだ、だから中性子を計測すればどんな反応なのか分かるはずだと考えました」
ユタ大の発表当時、水野氏は助手(当時)になっていた。追試は、Li(リチウム)を加えた重水でパラジウム(Pd)を電解する方法で、当初こそ「異常な発熱」も中性子も観測することはできなかったが、1か月後、わずかながら中性子が観測されたという。
この結果は、ややオーバーな見出しながら「北大工学部 常温核融合の追試、成功 わが国初、中性子を検出」(1989年6月3日北海道新聞)などと報道され、取材が殺到。水野氏はCF騒動の渦中の一人となった。
しかしその後、世界各地の研究者による追試で、CFは再現されなかった。北大でのさらなる追試でも思うような結果は得られず、米国政府はユタ大の発表から半年後、CFを否定。研究は世間から忘れられたが、水野氏は実験を繰り返していた。
■奇妙な現象に遭遇する
そして、奇妙な現象に遭遇する。ユタ大の発表から7年後の1996年5月のことだった。
「完全に密閉して、不純物など絶対に入らない構造のガラス製のセル(筒状の容器)に軽水と高純度白金の触媒を入れ、Pdを3か月間、数10mAの電流密度で電解した時です。セルの底には細かい黒い砂のような沈殿物がありました。
最初はなんらかの理由で入り込んだ不純物かと思いましたが、何度やっても同じように出てくるのです。それで、沈殿物を分析したところ、それは主に鉄でした。実験前には鉄なんてどこにもありませんから、なぜだろう、何だろうと」
鉄を詳細に分析したところ、元素の同位体分布が自然界と大きく異なっていたことが分かった。なんらかの核的な反応が関わっているとしか考えらなかった。結果は1996年、「カソード電解によって励起されたPdの析出元素の同位体異常」という論文にまとめられ、1996年、学会誌に掲載された。
■竹槍でB29を打ち落としたような実験
最初、論文はいくつかの海外のジャーナルに投稿したが、「化学的な反応による核的な変化を扱った論文は採用できない」「理論的な記述がない」という反応だった。「推論である」と但し書きをつけて書き直しても、「その理論がおかしい」と受理されなかった。最終的に、日本の電気化学会誌が受理した。
「ただ、掲載された後も、化学実験で核変換があるのではないか、という趣旨ですから、周囲からは『よくこんな論文が通ったな』と言われましたよ。『化学実験で核ウンヌンなんて考えられない』と変人扱いです。私もそう思っていました(笑)。化学的実験で核変換を起こしたなんて、竹槍でB29を打ち落としたようなものですからね、実際…」
水野氏は、CFとは、原子核がほかの原子核に変化する「低エネルギー核変換」ではないかと考えるようになった。「常温」という表現で誤解されやすいが、水野氏の実験でも、「核変換」の環境は60から100気圧、数百度の温度で行われている。
そして定年直前の2008年6月、簡易炉を使った実験で、通常の化学反応では起こりえない発熱とγ線を検出したという。
■常温核融合を否定した学会から招待が…
最初にCFを否定したアメリカ化学会(ACF、世界最大の化学系学術団体)が2008年、Low-Energy Nuclear Reactions Sourcebook(低エネルギー核変換資料集)を出版。ACFは3月、CF発祥の地であるユタ州ソルトレイクシティーで学会を開催し、水野氏は招待講演に呼ばれた。同様に、アメリカ物理学会からも論文の執筆依頼があるという。
「CFの最大の難点は、再現性の悪さです。条件設定が非常にデリケートなのです。ただ、実験道具などの技術も進歩し、再現性も最近はだいぶ向上しています。ACFの姿勢など、CFを取り巻く環境変化の背景には、そうした面もあると思います」
「『常温』という言い方に偏見があることは承知しています。一般に、核融合には100万~1000万℃の環境が必要と言われますから、これに比べれば、はるかに『低温』ですけどね。
いずれにせよ、低エネルギー核変換は事実だと確信しています。低エネルギー核変換は、エネルギーを得るだけではなく、不安定重元素を安定元素に変えるなど、例えば放射性廃棄物の処理などにも応用可能な技術です」
「『CFもしくは低エネルギー核変換は夢物語』など、性急に結論を急ぐべきではないと思います。私は35年以上、学生と付き合ってきましたが、昔も今も、彼らの向学心や希望は変わってないと感じます。後に続く人のためにも、CF研究を発展させたいのです」と語る水野氏は、定年後も特任助教として大学に残り研究を続ける。また、水素技術を応用開発するHEAD(ヘッド)という会社も立ち上げるという。水野氏の常温核融合への思いは、変わることなく続いている。
http://news.goo.ne.jp/article/gooeditor/life/science/gooeditor-20090518-01.html
http://news.goo.ne.jp/article/gooeditor/life/science/gooeditor-20090518-02.html
●素人が知りたい常温核融合: 水野忠彦博士の周期性研究
●素人が知りたい常温核融合: Gerald Celente氏、常温核融合を21世紀最大の投資機会と予測
●素人が知りたい常温核融合: メモ:ICCF-17の講演プログラム
●常温核融合プロジェクト 北海道大学院工学研究科量子エネルギー 水野忠彦
【私のコメント】
元外交官の原田武夫氏の著書「世界通貨戦争後の支配者たち 」は常温核融合、地震兵器・気象兵器などの一般社会では偽科学と見なされる事柄を取り上げている。本ブログで取り上げたプラウダの記事が紹介されているので、原田武夫氏はこのブログを読んでいるかもしれない。原田武夫氏は著書「仕掛け、壊し、奪い去る アメリカの論理 」では国際金融資本の対日攻撃としての構造改革要求に触れ、米国支配階層を米国の「奥の院」として紹介している。彼はドイツや北朝鮮を過去に担当しており、旧枢軸国と国際金融資本の今も続く戦いを熟知しているのだと思われる。「戦後史の正体」などの米国を敵視する書籍を最近執筆している孫崎享氏や米国のイラク戦争に抗議して解雇された天木直人氏と同様に、戦後の日本外交の真実を国民に知らせて対米自立を目指しているのだと思われる。このような書籍が複数の元外交官から出ること自体が、国際金融資本の世界支配の終焉と日本の真の独立が迫っていることの証拠だろう。
「世界通貨戦争後の支配者たち 」では常温核融合・元素転換が1924年に長岡半太郎東大教授によって報告されていたが世界的に評価されなかったこと、1935年に彦坂忠義東北大助手(当時。その後岩手大教授・新潟大教授など歴任)の殻模型理論が国際金融資本に近い家系出身の物理学の世界的権威であったボーアによって否定されたことを取り上げ、金本位制の中心であったロスチャイルド家などの国際金融資本が錬金術である元素転換が世界に知られるのを許さなかったのだろうと結論している。また、「低温核融合方法」という特許を保有している能登谷玲子氏に触れ、旧ソ連の科学者フルムキンとの交流歴があることに触れている。彼女の特許は常温核融合が報道された1989年の4年後の1993年に申請されているが、過剰熱を安定して定常的に大量に安価に製造できる方法であり画期的と思われる。
私はこの能登谷玲子氏について初めて知ったので調べてみた。彼女は1961年に北大理学部化学科卒、1963年に理学部大学院の博士課程を中退して北大の触媒研究所の助手に採用され、2001年9月の時点でも同じ職場・職位であった。現在の所属は元北大となっている。そのまま定年まで奉職し現在は退職後だと思われる。北大工学部元助教、定年退職後の現在は特認助教の水野忠彦とは学部は違うが同じキャンパスで同じ研究分野であり、交流があったかもしれない。バブル崩壊後の拓銀破綻で恐慌にあえいだ時期の北海道でこのような偉大な研究者達が21世紀を導く技術を開発していたことは実に興味深い。二人の業績は恐らく世界に誇れる画期的なレベルと思われるが、それに注目が集まることを避けるために助手という底辺のポストに留め置かれたのだと私は想像する。水野忠彦氏の研究に影で助けを出す教官や技官がいて、実験を続けることが出来たというのがその証拠であろう。
能登谷玲子氏は旧ソ連の化学事情(化学と工業 45/, 1129-1131 1992)と題する雑誌記事で研究機関や大学などの事情に詳しく触れている。この記事によると彼女は1970-1971年にモスクワ大学化学部電気化学科、1974-1975年にFrumkin Inst. Electrochem. AS USSRに文部省及び学術振興会の派遣によって研究に従事している。ともに旧ソ連の偉大な化学者であったフルムキンが指導者であった研究施設である。彼女がフルムキン死去後の1978年に雑誌「触媒」に書いた記事「フルムキン先生のひとがらと業績」によると、彼女とフルムキンの交流は1966年から死去までの10年間である。恐らく彼女がフルムキンに最も深く関わった研究者だったのでこのような記事の執筆を要請されたのだろう。フルムキンは現在のモルドバ共和国の首都キシナウにユダヤ系住民の父の子として生まれ、ウクライナのオデッサにあるドイツ系の中学(トロツキーもここの出身)を経て西欧に留学、第一次大戦で帰国して学士試験に合格すると22才でいきなりオデッサ大学の教授待遇となり、その後オデッサ大学教授からモスクワのカルポフ研究所主任研究員、米国のウィスコンシン大学招待教授を経て37才でモスクワ大学教授に転じている。フルムキンの業績は電気化学が中心で、電極表面での物理現象の解析と理論化がメインテーマである。能登谷玲子氏の研究もこれに沿ったものであり、常温核融合を彼女が1989年以降に手がけてわずか4年で特許申請に至ったのは当然とも言えるだろう。能登谷玲子氏は助手でありながら欧米の国際学会の委員を1995-1997年に2件務めており、極めて有能な研究者であったと考えられる。有能であるが故にフルムキンの元に派遣され、その後常温核融合の研究を行うことを日本政府に命じられたのだろう。
水野忠彦氏が1997年出版の著書「核変換」でかつて述べている様に、旧ソ連では1997年の20年以上前から核変換=常温核融合の研究が行われてきているという。フルムキンの晩年も含んでいる可能性が高い。フルムキンは1976年5月27日にモスクワ南方150kmのツーラ市で開催された全ソ電気化学会の組織委員長として朝会場に出かけ、入り口で心臓発作を起こして夕方死去したという。 橋本龍太郎、小渕恵三、アリエル=シャロンは同じ死因。他殺か?でかつて私が触れた様に、国際金融資本に都合の悪い人物は何らかの手法で血管性疾患によって急死させられている可能性がある。ユダヤ人を父に持つフルムキンも、ひょっとすると常温核融合の研究を開始したために国際金融資本に消されたのかもしれない。
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本書には驚くべき情報が幾つか載っていますが、その一つは錬金術の話です。錬金術は、化学的手段を用いて卑金属から貴金属(特に金)を精錬しようとする試みのことで、中世ヨーロッパで盛んだったことはよく知られています。
科学的にはこんなことは不可能とされているので、前近代の幼稚な試みとされ、オカルティストも錬金術の真意は「精神を変容させることにある」と逃げを打っています。古の錬金術師を師と仰ぐ魔術師たちも、物質的に金を産み出すことに否定的ですが、驚いたことに本当はできるようです。
1924年3月、東京帝国大学教授・長岡半太郎率いるチームが、水銀から金を創り出す可能性を見いだすことに「成功」したと発表しました。そして同年5月、そのための技術的な詳細が明らかにされたことで学界は騒然となりました。
それはそうでしょう。長岡半太郎は、日本を代表する物理学者の1人で、土星型原子モデル提唱などの学問的業績を残しており、多くの弟子を指導しました。初代大阪帝国大学総長や帝国学士院院長などの要職も歴任し、1937年には初代の文化勲章を受章しています。このような物理学界の重鎮が錬金術紛いのことを言い出し、技術的な詳細を示したのですから、騒ぎになって当然です。
こうした発明・発見は、シンクロニシティで他の場所でも同時になされることがよくありますが、同じ年の7月に、ドイツ・ベルリン工科大学教授のアドルフ・ミーテ率いるチームが、同じく水銀から金を創り出すことに成功したと発表しました。果たして、そんなことが可能なのでしょうか?
当時、理化学研究所の所長であった大河内正敏は、長岡半太郎を擁護して次のように述べています。
「…水銀を変じて金となす事その事が、長岡博士の目的の全部ではない、それは博士の理論のほんの一部分に過ぎないのであって、亜鉛を銅に、カドミュムを銀にという風に、一つの原子を他の原子にかえること、或は放射原子の壊散する速度を促進すること等にして特に原子核を打ち壊すことが博士の実験の一つの目的であって…」
理化学研究所でも、長岡博士の理論を認めていたのです。しかも、単なる錬金術ではなく、元素転換を目指していたことが判ります。もしこれが可能であれば、レアメタルなどの問題は解決することになります。
現代物理化学は、「元素は元素であり続けること」を基本として構築されています。長岡半太郎やミーテの研究は、真っ向からこれを否定するものですが、これはその後どうなったのでしょうか?
1989年3月23日、英サウサンプトン大学のマルティン・フライシュマン教授と米ユタ大学のスタンレー・ポンズ教授が共同で記者会見し、重水(重水素と酸素で構成される水)をパラジウム電極により電気分解した際、異常な発熱現象が起きることを発表しました。これは、重水素が融合し、熱エネルギーが放出される「核融合」の発生を示唆するものでした。つまり、「常温核融合」の可能性が示されたのです。
その後、電気分解を施さなくても、水素を吸蔵する合金に重水素又は水素を吸蔵させ、これに電圧・熱・機械的ストレスを与えることによって同じ現象が生じることが判りました。また重水でなくても、水素と酸素からなる「軽水」でも同じ反応が見られることも明らかになっています。
「常温核融合」と言えば、大阪大学名誉教授の荒田吉明氏の研究が有名ですが、それによれば、特殊加工されたパラジウムの格子状超微細金属粒子内に、重水素ガスを取り込ませることで凝集し、これにレーザーを照射することで、通常の空気中の10万倍のヘリウムの発生を観測しました。と同時に、熱エネルギーも発生しています。
こうした「元素転換」の分野では、我国は研究が進んでおり、各種特許も既に取得しています。その詳細については、次回述べることにします。
http://yokodo999.blog104.fc2.com/blog-entry-196.html
●陽光堂主人の読書日記 『世界通貨戦争後の支配者たち』原田武夫著、小学館(その4)2011-03-11
前回は現代の錬金術の話でしたが、実は我国は「元素転換」の先進国で、革新的な技術開発がなされ、特許を取得しているものもあります。その一つが、三菱重工が進めている「Pd多層膜の重水素透過による元素転換」です。これについて、本書には次のように記されています。
…常温・常圧、いってみれば「通常の環境」において重水素ガスを、元素を添加した(独自開発による)ナノ構造反応膜に流すだけで「元素転換」を可能にしたのが三菱重工である。…実際、実験においてはセシウム(Cs)がプラセオジム(Pr)へと「元素転換」し、原子番号が4、質量が8増加したことが確認できたという。
また同社はこの「元素転換」実験の成功によって考えられる今後の影響として、①物性物理と核物理という異分野が融合したフロンティア領域の創成、②日本で産出しない戦略的貴重元素の生成、さらには産業に不可欠だが輸入依存度の高い貴重元素(白金等)の創成、の主に二つを掲げている。
これはまさに錬金術で、中世の幻の技術が現実化しつつあることが判ります。長岡半太郎が水銀を金に変える技術を発表してから既に80年以上経っていますから、当然と言えば当然で、むしろ遅すぎた感もあります。遅れたのは、石油メジャーにとって都合の悪い技術だからでしょう。
そして驚くべきことに、我国では既に錬金術の特許が登録されています。特許名は「常温核融合用電極並びにその核変換による放射性、非放射性元素及び貴金属の製造方法」、特許公開日は「1997年7月31日」、公開番号は「特開平9-197077」、発明者は「能登谷玲子」となっているそうです。
これによれば、「常温核融合用電極並びにその電極の核変換」により貴金属を製造することが可能で、実際にこの発明によって「197Auが生成された」と記されているとのことです。「197Au」は金のことですから、文字どおり錬金術の特許です。つまり、この技術を使えば金を創り出せるということです。
大日本帝国は戦前、中国や東南アジアから接収・略奪した金などをフィリピンの山中に隠したと言われています。(この金塊は日中で管理しているというのが著者が得た情報です) これが「黄金の百合」で、皇族が関わっているとされています。大日本帝国のオーナーは、名目上天皇でしたから、これはあり得る話です。本書には、この「日華の金塊」の関連で日銀幹部が動き始めているという情報も記されています。
日銀の地下からは戦後、金塊など大量の貴金属が発見され、米軍によって接収されていますから(この時摘発に当った組織が後の東京地検特捜部です)、「黄金の百合」が実際にあるなら、日銀も管理に関わっているはずです。国民には思いもよらない展開が裏面で進行していることが判ります。
日中は莫大な金を保有しているようですが、これに我国の錬金術の技術が付け加われば、金の希少価値は失われるのは時間の問題です。その時、高騰を続ける金の価格は暴落します。金の値上がりを見て買いに走る前に、一度考え直した方がよいでしょう。ロスチャイルドは5、6年前に金相場から撤退しましたが、何らかの情報を掴んでいることは間違いありません。
最後に、ソ連共産党機関誌だった「プラウダ」に掲載された我国に関する不思議な記事を紹介します。これは、2005年9月30日付のものです。
「日本は代替エネルギー開発では世界で最も先陣を切っている国の一つである。日本の科学者たちが石油を購入したり、それを使ったりすることから日本を解放することがあり得ないわけではない。軍隊についていうと、日本の国会議員たちは最新鋭の兵器を持った強力な軍隊へと自衛隊を転換することについて既に了承している。現段階で日本が世界最大の金準備を持っていると自慢出来ることは知るに値することである」
この記事は、静かな反響を呼んだそうです。日本について過大評価している感じがしないではないですが、ロシアが裏の情報を掴んでいることが窺えます。現在、原油の値段が上昇していますが、政府は手を打とうとしません。「元素転換」などによる代替エネルギーの導入が既に可能な段階にあるのかも知れません。(こうした決定は、政権とは別のもっとハイレベルな会合でなされるのが普通です)
http://yokodo999.blog104.fc2.com/blog-entry-197.html
●低温核融合方法 - 能登谷 玲子
発明の名称 低温核融合方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6-317686
公開日 平成6年(1994)11月15日
出願番号 特願平5-254351
出願日 平成5年(1993)10月12日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 曉司
発明者 能登谷 玲子
要約 目的
構成
電解質の軽水溶液を遷移金属、アルミニウム、錫またはステンレス鋼からなる空隙率が0.3~35容量%の多孔質体を陰極として電気分解することを特徴とする低温核融合方法。
特許請求の範囲
【請求項1】 電解質の軽水溶液を遷移金属、アルミニウム、錫またはステンレス鋼からなる空隙率が0.3~35容量%の多孔質体を陰極として電気分解することを特徴とする低温核融合方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は低温核融合方法に関する。詳しくは高温プラズマ状態を達成することなく、常温等の低温で電気化学的に核融合を行なうことにより、エネルギーとしての利用が容易な低温核融合方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】エネルギー資源として核分裂反応を利用した原子力エネルギーは実用化されているが、安全性、放射性廃棄物等の問題がある。この点から核融合はクリーンなエネルギー資源として期待されているが、核融合を発現させるためには高密度で超高温のプラズマを閉じ込めなければならず、非常に強力な磁場等を必要とする等、技術的困難性は極めて高い。
【0003】一方、1989年3月23日、M.フライシュマン(英、サウサンプトン大学)とS.ポンス(米、ユタ大学)は陰極をパラジウム、陽極を白金とする重水の電解系で、長時間電流を流し続けると、異常な発熱と中性子が認められると報告した(M.Fleischmann and S.Pons, J.Electroanalytical Chem.,261,301(1989))。この現象は一般にコールドフュージョン(Cold Fusion)、低温核融合(常温核融合)と呼ばれ、極めて簡便に核融合反応を行わせることの出来る方法として注目される。
【0004】しかし、この方法は、トータルでみると入力より出力が大きくならないこと、ある時突然起きる現象であること、パラジウム陰極は一回しか使用できないこと、重水およびパラジウムは高価であることなどの欠点を有する。また、最近、R.ミルズ(米)とS.クナイジス(米)はカリウムイオンの軽水溶液をフォイル状ニッケル陰極を用いて電解することにより、低温核融合を実現している(R.Miles and S.Kneizys, Fusion Technol.,19,65(1991))。しかし、この方法をさらに検討したその後の報告では得られる過剰熱(〔出力─入力〕/入力で表現される)は実用的にはたかだか30%が限度であり、実用化には難がある。また、ニッケル陰極は再使用出来ない、電力の印加が電流のオン/オフを繰り返す等複雑である、定常的な熱発生は出来ない等の課題を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような難点を解決し、定常的に熱を、しかも大量の過剰熱を発生し、安価で、長期繰り返し使用可能な電極を用い、安全に低温核融合を行わせることの出来る方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】電解液水溶液中で多孔質体の陰分極電極を用いて陰分極を行うと、水素電極反応が生起され、その際、電解質の金属イオン(MZ+:zはイオン価数を表す)が電極表面において電子移動を起こし、電極表面層に吸着、蓄積し、さらには電極素材との間で、下記式〔1〕で示されように、金属間化合物(式中ではM(I)で示す。)を形成することが、本発明者の研究により知られている(R.Notoya and A.Matsuda, J.Research Inst. Catal. Hokkaido Univ.,14,198(1966); R.Notoya, Shokubai, 61(1970); R.notoya, Elektrokhimiya,in press)。
【0007】この電極反応は、〔1〕 MZ+ + ze- = M(I) 、 〔2〕M(I) + H2 O = MZ+ + OH- + H および 〔3〕 2H= H2 となるが、この反応の中間体である金属中間体M(I)と吸着(吸収)水素Hが、電極上に十分蓄積されるように工夫すれば、これらの中間体同士が核反応を起こし、重水を用いないで通常の軽水の溶液系で大量の発熱が得られることを見出し、本発明に到達した。
【0008】本発明は、電解質の軽水溶液を遷移金属、アルミニウム、錫またはステンレス鋼からなる空隙率が0.3~35容量%の多孔質体を陰極として電気分解することを特徴とする低温核融合方法に存する。以下、本発明を詳細に説明する。本発明において陰極として使用する多孔質金属を構成する金属元素は遷移金属、アルミニウム、錫またはステンレス鋼である。遷移金属としては、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Zr、Nb、Mo、Tc、Ru、Rh、Pd、Ag、Cd、Hf、Ta、W、Re、Os、Ir,Pt、Au、Hgが挙げられる。特に好ましい構成金属はニッケル、コバルトおよび白金である。
【0009】本発明においては、これらの金属を用いて空隙率5~35容量%の多孔質体を陰極として使用する。多孔質電極の製造は各種の方法が採用できるが、好ましくは粒径が100μm以下、好ましくは5nm~100μmの金属粉を常温または高温中で加圧して成形して得る。1μm未満では成形が困難であり、100μmを超えたものを原料としたものでは電極としての堅牢性に優れたものが得られにくい。加圧する圧力は10数トン/cm2 までの範囲から適宜選択される。原料金属粉は二種以上混合して用いてもよく、また合金化したものを用いてもよい。
【0010】陰極の空隙率は0.5~35容量%とする必要がある。0.5容量%未満では効果が十分でなく、35容量%を超えると堅牢性に優れた陰極は得られずまた前述した金属中間体M(I)と吸着(吸収)水素Hが電極上に十分蓄積する効果が十分発揮されない。特に好ましい空隙率は20~35容量%である。陰極の製法として特に好ましい方法は、原料の遷移金属、アルミニウム、錫またはステンレス鋼として粒径1~100μmのほぼ球状の微小球体を使用する方法である。特に粒径が10~30μmの範囲にあるほぼ同じ粒径の微小球体を使用して成形した成形体が、電極としての活性が高くまた前述の陰極上の現象が生起し易く好ましい。また、この際、原料金属粉とは異なる種類の遷移金属、アルミニウムまたは錫を、平均粒径が1μm以下の微小粉体の形で添加してもよい。また、形成された成形体を異なる種類の遷移金属、アルミニウムまたは錫の溶液で含浸、塗布、電解あるいは無電解メッキ処理等を施してもよい。
【0011】陰極はその多孔質部分を電解液に浸漬する前に、真空引きを行って吸着している物質やミクロポア(細孔)中に存在する気体等を除去したのち、水素、酸素、ヘリウムガスまたは電解液でミクロポアを満たすことが好ましい。使用する電解液は、電解質を溶解した軽水てある。通常の水を用いて低温核融合を実現するのが本発明の特徴であるが、重水が存在していても悪影響はない。従って天然水や通常の工業用水等で十分可能であるが、好まざる電極反応を引き起こす不純物を除去するために、蒸留法あるいはイオン交換法等の通常の精製法で精製された軽水を使用する。また重水を添加、混合したものを用いてもよい。
【0012】電解質としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、第3A族元素および遷移金属の水酸化物、炭酸化合物、硫酸化合物、燐酸化合物、硝酸化合物、ハロゲン化合物および過塩素酸化合物が使用できる。具体例としては、例えば、KOH、K2 CO3 、CoSO4 、LiOH、Li2 CO3 、NaOH、Na2 CO3 、KCl、KNO3 、K2 SO4 、KClO4 、K3 PO4 等が挙げられるが、特に好ましくはK2 CO3 およびCoSO4 である。
【0013】これらの電解質は二種以上を混合して用いてもよく、その濃度は軽水の溶液として溶解していれば特に制限されないが、通常0.01モル/l以上、好ましくは0.1モル/l以上である。電気分解の際の陰極と陽極間に印加される極間電圧は通常1.5から50V程度、好ましくは2から10Vである。両極間に流れる電流量は、電極の見掛けの表面積1cm2 あたり通常1mA以上であり特に制限されない。
【0014】電解は、常温、常圧下で行ってよく、必要に応じて加圧下で行ってもよく、温度も0℃から300℃あるいはさらに高温でもよい。
【0015】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明するが本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1粒径10μm未満と20μm超のものを除去した粒径10μm~20μm(平均粒径15μm)の完全球に近いニッケル微小球体からなるニッケル粉末を、常温下10ton/cm2 荷重でプレス成形して、空隙率30%の1x0.5x0.1cmの板状陰極を作成した。
【0016】この陰極とこれに対向するPt製陽極およびPt製参照電極で構成したガラス製の同一の電解槽(a)、(b)の2槽に濃度0.5モル/lの炭酸カリウムの軽水溶液20mlを入れたものを恒温槽に収容した。恒温槽は電解の間中、19.40℃プラスマイナス0.01℃に保持される。電気分解を開始し、電解槽中の電解液の温度は開始時の20℃から60℃に上昇した。
【0017】電解のために加えたエネルギーWinput は次の式から求められる。
【0018】
【数1】Winput =I(E-1.482V)
ここで、Iは電流値、Eは陰極と陽極との電位差、1.482Vは H2 O=H2 + (1/2)O2 に要するエンタルピー変化の値を示す。リファレンスとして同じ電解槽に、抵抗値14オームのニクロム線ヒーターからなる標準ヒーターを挿入したものを用い、電解の時と同じエネルギーWinputを与え、その際の電解液の温度上昇を同様に測定して比較解析を行った。
【0019】図1は電解槽(a)、(b)の電解液の温度上昇(それぞれ1a、1bで示す)とリファレンスの温度上昇(2で示す)を示す。電解液が2.2joule.sec -1のWinput に対して初期温度20℃から50℃に上昇していることが分かる。またWinput と温度上昇が比例関係にあり、リファレンスに対して著しい温度上昇があることが分かる。この差は過剰熱(ΔWoutput)として定義される。
【0020】図2は過剰熱ΔWoutputと加えたエネルギーWinput の関係を示す図であり、図2からΔWoutputがWinput に対し3倍以上であることが理解される。電解の後、電解液を検出精度0.02ppm の炎光分光分析装置でカルシウム濃度を測定したところ、4.4wt.ppmおよび3.6wt.ppmのカルシウム濃度の増加が確認された。
【0021】以上のことから、次のような核反応が起こったものと推測される。
【0022】
【数2】
【0023】実施例2実施例1において、電解質を濃度0.2モル/lの硫酸コバルトに代えた以外は実施例1と同じにして行った。電解液の温度は20℃から50℃まで上昇し、50℃の状態が100時間維持された。このときの過剰熱ΔWoutputと加えたエネルギーWinput の関係を図3に示す。以上のことから、次のような核反応が起こったものと推測される。
【0024】
【数3】
【0025】実施例3実施例1において、電解質を炭酸カリウムから濃度0.5モル/lの水酸化リチウムに代え、また、陰極として、実施例1で用いたのと同様の多孔質ニッケル電極および白金黒付き白金を用いた以外は実施例1と同様に電解を行った。その結果得られた過剰熱ΔWoutputと加えたエネルギーWinput の関係を図4に示す。ニッケル電極の場合220%、白金の場合250%の過剰熱が発生した。
【0026】以上のことから、次のような核融合が起こったものと考えられる。
【0027】
【数4】
実施例4実施例1において、多孔質ニッケル陰極を、電解前に10-6mmHgに到達した真空度のガラス管に100時間入れ、その間数時間数回にわたり100~150℃に加熱した後、電解液をガラス管に導入し、ニッケル陰極中の細孔を電解液で満たした。これ以外は実施例1と同じにして電解を行った。
【0028】図5はその結果得られた過剰熱ΔWoutputと加えたエネルギーWinput の関係を示す図で、5aは上記処理を行った陰極を用いた場合、5bは上記の真空処理を施さなかった場合を示す。真空処理を行った場合、過剰熱は370%以上であるが、真空処理を行わなかった場合は240~170%であり、処理を行わなかった場合は過剰熱が半減し、さらに電極の汚染による活性低下が見られた。
【0029】
【発明の効果】本発明の低温核融合方法は、過剰熱を300%以上も発生させることが出来、定常電流による入力に対して比例した定常発熱が出来る。また陰極は100回以上も再使用あるいは長期使用可であり、陰極として堅牢であり自由な形状に成形出来る。また中性子やトリチウムを極微量しか発生しないので、安全で容易に安価なエネルギー資源として多いに期待される。
http://www.patentjp.com/06/U/U100134/DA10001.html
●能登谷 玲子 - 研究者 - ReaD & Researchmap
研究者氏名 能登谷 玲子
ノトヤ レイコ
所属 旧所属 北海道大学
学位 理学博士
研究キーワード
物理化学(215) , その他のエネルギー研究(1) , その他の新材料関連研究(2)
研究分野
•基礎化学 / 物理化学(1895) /
学歴テキストで表示
- 1963年北海道大学 理学研究科 化学
- 1961年北海道大学 理学部 化学科
委員歴テキストで表示
1995年 Internatiol Soc. on Electro Chem. Russian Brunch Advicory Board of Anniversary Sympo,for Frumin
1995年 - 1997年European Workshop on Chem. , Energy and the Environment International Scientific Committee
●J-GLOBAL - 能登谷 玲子 【研究者】
フルムキン先生のひとがらと業績、〓、業績(共著) 表面 16/, 52-61 1976
フルムキン先生のひとがらと業績、〓、ひとがら(共著) 表面 16/, 43-51 1976
白金、ニッケル・水素電極が引き起こすアルカリ金属の核反応 第二回新水素エネルギー研究会(July 11-12,1995)講演要旨集 99-107 1995
旧ソ連の化学事情 化学と工業 45/, 1129-1131 1992
常温核融合の現状 「原子力工業」誌 39/9, 34-36 1993
●フルムキン
●フルムキンと能登谷玲子
●能登谷玲子
●http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/29992/1/bukyokusi_p1251-1309.pdf
●− 環境・エネルギー問題と新規材料開発への挑戦−
2001 年9 月29 日(土)・30 日(日) 10:00〜16:00
触媒化学研究センター(ポプラ並木のすぐ南)
機能性錯体分野 [134 号室] .......................................... 11
『半導体光触媒の働きを調べる』(助教授)佐藤 真理 (助手)能登谷 玲子
●電気化学会 学会 2000年 L会場
2L23 炭酸溶融塩の電気伝導度の電子授受性に基づく算定 (北大触媒セ) 能登谷玲子
●常温核融合という素晴らしい技術☆ 2012-03-31
●物理学者 能登谷玲子 |卍丸のブログ
●現代の錬金術、核変換(常温核融合)の日本における実用化はパックス=ジャポニカを実現するか? - 国際情勢の分析と予測
●常温核融合と海水淡水化技術は日本による中国間接支配の切り札となるか? - 国際情勢の分析と予測
●夢かオカルトか…常温核融合に捧げる人生、科学者・水野忠彦(gooニュース) - goo ニュース 2009年5月18日(月)10:00
太陽のような超高温、超高圧の環境で起きる水素の核融合を、試験管の中で実現するという「常温核融合(Cold Fusion=CF)」に研究者人生を捧げ続けている科学者がいる。元・北海道大学大学院工学研究科助教の水野忠彦・工学博士(63)だ。登場時に、夢のエネルギーともてはやされた常温核融合だが、実現不能あるいは疑似科学、オカルトと言う批判も付きまとい、評価が割れている。そのCFを約20年追い続け、3月に北大を定年退職した水野氏の半生と、その研究を追った。(寄稿:ジャーナリスト・田中徹)
■教授職より大事だった常温核融合研究
計器類を前に研究生活を振り返る水野氏JR札幌駅の北口を出て、ホテルやオフィスビルの並ぶ通りを徒歩10分ほど。銀杏並木が続く北海道大学の北13条門を抜けると、ほぼ正面に工学研究科の建物がある。真新しいエントランスを入り、増改築を繰り返した建物を右へ左へ進んで2階に上がると、水野氏の研究室がある。
ラックには中性子の検出器といった計器類やパソコンがぎっしり並び、部屋の中央にはステンレス製の小型炉が鎮座する。水野氏がCF研究拠点としてきた部屋だ。研究資機材に7000万円は使ったという。そのCFは、多くの研究者や米国政府といった公的機関が「根拠がない」と否定している。
身長180センチを越え、威圧感を感じさせる姿とは裏腹に、水野氏は穏やかな口調で話し始めた。
「CFが学会などで否定されていることはもちろん承知しています。そもそも、実験に再現性がなく、追試できなかったのだから、否定されて仕方のない話です。再現できなければ、それは科学ではありませんから。私も過去、CFの研究はもうやめようと何度も思いました。『CFから手を引けば助(准)教授にしてやる』なんて言われたこともあります。でも、わずかでも核融合、核反応の証拠である中性子を検出したのは事実ですし、元素の原子核がほかの原子核に変わる「核変換」としか考えられない現象があったことも事実です。科学的事実を追究することは、私にとって教授という身分を得るよりも大事なことでした」
学会でも学内でも異端視されてきたCFだが、水野氏一人で研究が続けられるわけではなかった。「こんな装置がつくりたい」と相談すると、影で助けを出す教官や技官がいて、実験を続けることが出来た。
■すべては水素から始まった
<中略>
こうして水素に取りつかれた水野氏の人生を変えたニュースが、1989年3月にあった。アメリカ・ユタ大学が水素の常温核融合に成功したというのだ。これが、水野氏の後の半生を決定づけたのだった。
1989年3月、アメリカ・ユタ大学化学化主任のスタンリー・ポンズ教授(当時48)と、イギリス出身でポンズ教授の指導者マーチン・フライシュマン教授(当時62)が「常温核融合」に成功したと発表した。この大ニュースは日本の新聞では、1段十数行の小さな記事で紹介されただけだったが、水野氏はさっそく追試と再現実験に取り掛かった。
■実験「成功」で騒動の渦中に
実験で使用した簡易炉 核融合とは、水素やヘリウムなど軽い元素の原子核同士が融合し、より重い別の原子核がつくられることをいう。
この過程で大量のエネルギーが放出される。例えば、太陽は水素の核融合により、毎秒6億トンの水素をヘリウムに変換し、年間で1.2×10の34乗ジュールのエネルギーを放出している。核融合が「人工の太陽」と言われる所以だ。
核融合のエネルギー変換効率(ε)は最大0.4%と非常に高い。
例えば原子力発電、ウランやプルトニウムなど重い元素の原子核を分裂させる核分裂のεは0.07%に過ぎない。それに水素は、宇宙にほぼ無限に存在している。そこから簡易にエネルギーを取り出すことができれば、環境問題は解決し、政治経済・産業構造は一変する。
しかし、核融合には太陽のような想像を絶する超高温、超高圧の環境が必要と考えられている。それを「常温」で実現したというのだから、大ニュースであった。
「水素の挙動にはまだ未解明のことが多いわけですが、その最大の謎が常温核融合現象です。ユタ大の発表『パラジウム金属を重水溶液の中で電気分解したら、大量の熱が発生し、同時にトリチウム、γ線も検出され、核融合反応が裏付けられた』というニュースを聞いた時は、「本当にあるのか!」と、とても驚きました」
「フライシュマンは、アカデミーの世界では有名な大先生ですから、その人が言うのだから本当だろうと… その際、何らかの核融合反応が起きているのであれば当然、中性子が発生しているはずだ、だから中性子を計測すればどんな反応なのか分かるはずだと考えました」
ユタ大の発表当時、水野氏は助手(当時)になっていた。追試は、Li(リチウム)を加えた重水でパラジウム(Pd)を電解する方法で、当初こそ「異常な発熱」も中性子も観測することはできなかったが、1か月後、わずかながら中性子が観測されたという。
この結果は、ややオーバーな見出しながら「北大工学部 常温核融合の追試、成功 わが国初、中性子を検出」(1989年6月3日北海道新聞)などと報道され、取材が殺到。水野氏はCF騒動の渦中の一人となった。
しかしその後、世界各地の研究者による追試で、CFは再現されなかった。北大でのさらなる追試でも思うような結果は得られず、米国政府はユタ大の発表から半年後、CFを否定。研究は世間から忘れられたが、水野氏は実験を繰り返していた。
■奇妙な現象に遭遇する
そして、奇妙な現象に遭遇する。ユタ大の発表から7年後の1996年5月のことだった。
「完全に密閉して、不純物など絶対に入らない構造のガラス製のセル(筒状の容器)に軽水と高純度白金の触媒を入れ、Pdを3か月間、数10mAの電流密度で電解した時です。セルの底には細かい黒い砂のような沈殿物がありました。
最初はなんらかの理由で入り込んだ不純物かと思いましたが、何度やっても同じように出てくるのです。それで、沈殿物を分析したところ、それは主に鉄でした。実験前には鉄なんてどこにもありませんから、なぜだろう、何だろうと」
鉄を詳細に分析したところ、元素の同位体分布が自然界と大きく異なっていたことが分かった。なんらかの核的な反応が関わっているとしか考えらなかった。結果は1996年、「カソード電解によって励起されたPdの析出元素の同位体異常」という論文にまとめられ、1996年、学会誌に掲載された。
■竹槍でB29を打ち落としたような実験
最初、論文はいくつかの海外のジャーナルに投稿したが、「化学的な反応による核的な変化を扱った論文は採用できない」「理論的な記述がない」という反応だった。「推論である」と但し書きをつけて書き直しても、「その理論がおかしい」と受理されなかった。最終的に、日本の電気化学会誌が受理した。
「ただ、掲載された後も、化学実験で核変換があるのではないか、という趣旨ですから、周囲からは『よくこんな論文が通ったな』と言われましたよ。『化学実験で核ウンヌンなんて考えられない』と変人扱いです。私もそう思っていました(笑)。化学的実験で核変換を起こしたなんて、竹槍でB29を打ち落としたようなものですからね、実際…」
水野氏は、CFとは、原子核がほかの原子核に変化する「低エネルギー核変換」ではないかと考えるようになった。「常温」という表現で誤解されやすいが、水野氏の実験でも、「核変換」の環境は60から100気圧、数百度の温度で行われている。
そして定年直前の2008年6月、簡易炉を使った実験で、通常の化学反応では起こりえない発熱とγ線を検出したという。
■常温核融合を否定した学会から招待が…
最初にCFを否定したアメリカ化学会(ACF、世界最大の化学系学術団体)が2008年、Low-Energy Nuclear Reactions Sourcebook(低エネルギー核変換資料集)を出版。ACFは3月、CF発祥の地であるユタ州ソルトレイクシティーで学会を開催し、水野氏は招待講演に呼ばれた。同様に、アメリカ物理学会からも論文の執筆依頼があるという。
「CFの最大の難点は、再現性の悪さです。条件設定が非常にデリケートなのです。ただ、実験道具などの技術も進歩し、再現性も最近はだいぶ向上しています。ACFの姿勢など、CFを取り巻く環境変化の背景には、そうした面もあると思います」
「『常温』という言い方に偏見があることは承知しています。一般に、核融合には100万~1000万℃の環境が必要と言われますから、これに比べれば、はるかに『低温』ですけどね。
いずれにせよ、低エネルギー核変換は事実だと確信しています。低エネルギー核変換は、エネルギーを得るだけではなく、不安定重元素を安定元素に変えるなど、例えば放射性廃棄物の処理などにも応用可能な技術です」
「『CFもしくは低エネルギー核変換は夢物語』など、性急に結論を急ぐべきではないと思います。私は35年以上、学生と付き合ってきましたが、昔も今も、彼らの向学心や希望は変わってないと感じます。後に続く人のためにも、CF研究を発展させたいのです」と語る水野氏は、定年後も特任助教として大学に残り研究を続ける。また、水素技術を応用開発するHEAD(ヘッド)という会社も立ち上げるという。水野氏の常温核融合への思いは、変わることなく続いている。
http://news.goo.ne.jp/article/gooeditor/life/science/gooeditor-20090518-01.html
http://news.goo.ne.jp/article/gooeditor/life/science/gooeditor-20090518-02.html
●素人が知りたい常温核融合: 水野忠彦博士の周期性研究
●素人が知りたい常温核融合: Gerald Celente氏、常温核融合を21世紀最大の投資機会と予測
●素人が知りたい常温核融合: メモ:ICCF-17の講演プログラム
●常温核融合プロジェクト 北海道大学院工学研究科量子エネルギー 水野忠彦
【私のコメント】
元外交官の原田武夫氏の著書「世界通貨戦争後の支配者たち 」は常温核融合、地震兵器・気象兵器などの一般社会では偽科学と見なされる事柄を取り上げている。本ブログで取り上げたプラウダの記事が紹介されているので、原田武夫氏はこのブログを読んでいるかもしれない。原田武夫氏は著書「仕掛け、壊し、奪い去る アメリカの論理 」では国際金融資本の対日攻撃としての構造改革要求に触れ、米国支配階層を米国の「奥の院」として紹介している。彼はドイツや北朝鮮を過去に担当しており、旧枢軸国と国際金融資本の今も続く戦いを熟知しているのだと思われる。「戦後史の正体」などの米国を敵視する書籍を最近執筆している孫崎享氏や米国のイラク戦争に抗議して解雇された天木直人氏と同様に、戦後の日本外交の真実を国民に知らせて対米自立を目指しているのだと思われる。このような書籍が複数の元外交官から出ること自体が、国際金融資本の世界支配の終焉と日本の真の独立が迫っていることの証拠だろう。
「世界通貨戦争後の支配者たち 」では常温核融合・元素転換が1924年に長岡半太郎東大教授によって報告されていたが世界的に評価されなかったこと、1935年に彦坂忠義東北大助手(当時。その後岩手大教授・新潟大教授など歴任)の殻模型理論が国際金融資本に近い家系出身の物理学の世界的権威であったボーアによって否定されたことを取り上げ、金本位制の中心であったロスチャイルド家などの国際金融資本が錬金術である元素転換が世界に知られるのを許さなかったのだろうと結論している。また、「低温核融合方法」という特許を保有している能登谷玲子氏に触れ、旧ソ連の科学者フルムキンとの交流歴があることに触れている。彼女の特許は常温核融合が報道された1989年の4年後の1993年に申請されているが、過剰熱を安定して定常的に大量に安価に製造できる方法であり画期的と思われる。
私はこの能登谷玲子氏について初めて知ったので調べてみた。彼女は1961年に北大理学部化学科卒、1963年に理学部大学院の博士課程を中退して北大の触媒研究所の助手に採用され、2001年9月の時点でも同じ職場・職位であった。現在の所属は元北大となっている。そのまま定年まで奉職し現在は退職後だと思われる。北大工学部元助教、定年退職後の現在は特認助教の水野忠彦とは学部は違うが同じキャンパスで同じ研究分野であり、交流があったかもしれない。バブル崩壊後の拓銀破綻で恐慌にあえいだ時期の北海道でこのような偉大な研究者達が21世紀を導く技術を開発していたことは実に興味深い。二人の業績は恐らく世界に誇れる画期的なレベルと思われるが、それに注目が集まることを避けるために助手という底辺のポストに留め置かれたのだと私は想像する。水野忠彦氏の研究に影で助けを出す教官や技官がいて、実験を続けることが出来たというのがその証拠であろう。
能登谷玲子氏は旧ソ連の化学事情(化学と工業 45/, 1129-1131 1992)と題する雑誌記事で研究機関や大学などの事情に詳しく触れている。この記事によると彼女は1970-1971年にモスクワ大学化学部電気化学科、1974-1975年にFrumkin Inst. Electrochem. AS USSRに文部省及び学術振興会の派遣によって研究に従事している。ともに旧ソ連の偉大な化学者であったフルムキンが指導者であった研究施設である。彼女がフルムキン死去後の1978年に雑誌「触媒」に書いた記事「フルムキン先生のひとがらと業績」によると、彼女とフルムキンの交流は1966年から死去までの10年間である。恐らく彼女がフルムキンに最も深く関わった研究者だったのでこのような記事の執筆を要請されたのだろう。フルムキンは現在のモルドバ共和国の首都キシナウにユダヤ系住民の父の子として生まれ、ウクライナのオデッサにあるドイツ系の中学(トロツキーもここの出身)を経て西欧に留学、第一次大戦で帰国して学士試験に合格すると22才でいきなりオデッサ大学の教授待遇となり、その後オデッサ大学教授からモスクワのカルポフ研究所主任研究員、米国のウィスコンシン大学招待教授を経て37才でモスクワ大学教授に転じている。フルムキンの業績は電気化学が中心で、電極表面での物理現象の解析と理論化がメインテーマである。能登谷玲子氏の研究もこれに沿ったものであり、常温核融合を彼女が1989年以降に手がけてわずか4年で特許申請に至ったのは当然とも言えるだろう。能登谷玲子氏は助手でありながら欧米の国際学会の委員を1995-1997年に2件務めており、極めて有能な研究者であったと考えられる。有能であるが故にフルムキンの元に派遣され、その後常温核融合の研究を行うことを日本政府に命じられたのだろう。
水野忠彦氏が1997年出版の著書「核変換」でかつて述べている様に、旧ソ連では1997年の20年以上前から核変換=常温核融合の研究が行われてきているという。フルムキンの晩年も含んでいる可能性が高い。フルムキンは1976年5月27日にモスクワ南方150kmのツーラ市で開催された全ソ電気化学会の組織委員長として朝会場に出かけ、入り口で心臓発作を起こして夕方死去したという。 橋本龍太郎、小渕恵三、アリエル=シャロンは同じ死因。他殺か?でかつて私が触れた様に、国際金融資本に都合の悪い人物は何らかの手法で血管性疾患によって急死させられている可能性がある。ユダヤ人を父に持つフルムキンも、ひょっとすると常温核融合の研究を開始したために国際金融資本に消されたのかもしれない。
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1970年代の類似事例を挙げないと通らないのでは?
常温核融合で金(Au)が生産できるとして、原価が1グラム数億円になってしまえば意味はない。
六ヶ所村再処理工場の故障原因の一つは、核分裂でできた白金族でパイプが詰まってしまうこと。白金を数十グラム生産するのに何兆円も掛けているのが日本の現状。
貴金属は地球を深く掘ればいくらでも存在する。値段が上がれば生産量も増える。しかも一度産出されれば石油や食糧と違って無くならない。所有者が替わるだけ。金(AU)1オンス1万ドルいや2万ドルになるという人もいるけど、そんなことにはならない。
ただそれを実現できるのは漫画やアニメの世界だけ。
ナイフ一本・前傾姿勢で敵陣を突破するようなね。
うまく立ち回るにはいかにすべきか。
最も大事なのは日本の国体を維持すること。
千年以上にわたって続く日本の伝統を守り抜くこと。間違っても欧米やアジアに日本文明を解体されてはいけない。
ただ全て当たってるということは100%無いだろう。
まずある種の固定的な思想があり、それが発動するとトンチンカンになりがち。
基本部分は「反米・親大陸」、「親北反南」である。
そして予想と反することが起きると『犯罪国家アメリカ!』などと冷静さが無くなる(笑)
国際情勢の予測をする人間は全ての固定観念を廃するべきであろう。善悪の観念など国際情勢の予測には邪魔でしかない。全ての国が叩けば埃が出る犯罪国家であるとも言えるわけで。。。
私は「期限を区切るのは得策ではない」とそのときに書き込んだ。なぜならプリンス氏のその考えの前提にあるのは『米軍の韓半島撤退』にあるからだ。
しかし”今年中に撤退する”という根拠はいまだプリンス氏は提示できていない。(おそらく撤退しない、今年中は)
いずれ戦時統帥権の返還などによりそうなるのだが、なぜ今年に拘るのかいまだに明確な理由は説明されていない。これはプリンス氏が冷静さを欠いている証拠であろう。「早く起きて欲しい」という願望がそうさせている。
アメリカを倒すには覇権主義を理解する必要がある。
大戦略とかが覇権と関係してくるところ。
日本の場合、どうしても平和主義という考えとぶつかるから非常に対応が難しくなる。
アメリカを倒すということは覇権を取りに行くということで、国力とかそういったものにより圧倒できればアメリカを倒したことになるんだが......
政界だと森の引退でやっと終わるがマスコミがな。
日本人として 希望が 持てます。
私は セックスの 欲望に まけて子供作る人は
馬鹿だと 思っていましたが そうでもないかなと
思ったりします。
五輪でのフェアプレー度合いも常温に近いという…。
いや、妄想ですよ、全くもって。
夏の夜の妄想。
例えて言うなら昼間のメロドラマか。
現実にはこんなこと一切行われてないよ。
何故なら現実にこんなことやったら、やることなすことことごとく失敗するから。
いいことやっても、悪いことやっても、なんでも失敗。
復讐とか殺人を行おうにも失敗。
あまりにも知能が低すぎて、力が足りない。
どれほどのレベルかというと、悪いことを真剣にやろうとしても、必ず滑って転んで失敗。
挙句には、知能が低くて自分が何をやろうとしてのか覚えてないくらいのレベル。
何が言いたいのかというと、その感覚は間違っていないということ。
―そしてスイスといえば赤十字ですが、この赤十字のラインで日朝関係が俄かに動き始めました。いわゆる外交ルートとは全く別のラインです。
なぜこのタイミングで北朝鮮との対話なのでしょうか。
そもそも「赤十字ルート」とは誰が何の意図で動かしているのでしょうか。
北朝鮮が対日関係で考えていることはただ一つ。
巨額の戦後賠償金の獲得です。
しかしそのためには日本側と、最後の最後には交渉しなければならないという
ジレンマがあります。そのための切り札が拉致問題であるはずです。
赤十字のルートが一般には各国との王室とのつながりがあるものであるということ。そしてそれは我が国においても同じである、ということ。
この辺りの国際情勢分析の「基本原則」を踏まえた上で、まずは今回の対話の
成果をしっかりと見据えていく必要がありそうです。
日本に米英がホルムズ海峡に空母を向けたとき、トルコを押さえにいくだけの力があれば、外交的に楽勝なんだが。
それは日本と韓国の関係が悪化するのが100%確実だからです。これは地政学的にも当たり前のことで南北のどちらかと強いコミットメントを持っておく必要性があるが、しかし別にそれが南である必要は全くないのです。
韓国側の一番の錯誤は自らが地政学的に重要な位置にいるため、多少の甘えは許されると思っているところです。しかしそれは思い違いなのです。
南が中国に接近すれば北は中国から離れようとする、それが自然な動きなのです。つまり南北の役割がそっくり入れ替わることがありうる、ということです。
ttp://ime.nu/www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012081000250
焦り不安嫉妬 理由は何なのかわかりませんがメドベージェフの北方領土訪問とは違い途轍もない場違い感と理由などなし単なる腹いせで深い理由などありそうもありません。
韓国終わった。
民主党に多くの朝鮮人がいるようです。
我々日本人の主敵は南北朝鮮です。
被害を軽くするには、やはり縁を切るのが一番いいんだがな。
物理なんかやってる場合じゃないですよ。
たぶん従軍慰安婦問題で日本政府が相手しなかった結果だと思う。
要するに、高度な政府間レベルでの会話を望む最後の
切り札だったのだろう
消費税案可決と因果関係があると思われる。
タイミングがあまりにも一致してる。
今回の竹島も「ハーグ」の一言であしらわれて中国に泣きつかせるのが日本政府のシナリオか?
もう物理なんかシコシコやってる場合じゃないぞw
やはりというべきか、周りに勢力を拡大することはできなかったらしい。
韓国はこのまま放置しておけばいいとして問題は中国だ。
しかしながら、東京以西はこの大環状化合物にはさほど強くない、という印象を受けます。
「独島はわれわれの領土」
五輪憲章に抵触も、韓国失格、いよいよ日朝国交正常化か!
朝鮮半島の問題と能登谷玲子さんとまったく関係ないのに、論点がずれてないですか?
日本人の民度が下がってしまいますよ