国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

7月5日午前4時30分ひまわり画像の気になる部分:ミサイル爆発or迎撃の影響??

2006年07月11日 | 韓国・北朝鮮
●7月5日のミサイル発射時間帯の日本海の赤外線画像(気象庁データを3倍に拡大)

午前4時


午前4時30分


午前5時


午前5時30分


午前6時


午前6時30分


午前4時30分の写真で怪しい所(矢印)


ミサイルの着弾地点



【私のコメント】
◆7月5日のひまわり赤外線画像を見直したところ、気になる部分があった。ミサイルが発射された直後と思われる午前4時30分に、ミサイル着弾地点と言われているナホトカ沖の日本海で雲の中に直径30-60km程度の黒い点が数個急に出現、その後消失している。これは自然現象としてはやや変に見え、ミサイルの着弾地点にほぼ一致する事を考えると関連性が疑われる。

 空が明るくなったと言われている時間帯に近い午前4時30分の直江津北側、佐渡島西側の海域でも同様の雲の切れ目があるがこちらは4時の段階でも見えており、雲の流れに沿った自然な分布にも見える。その中に白く輝く直径10-20km程度の雲塊が3つ、北東~南西方向に並んでいるが、これらも4時の段階から写っており、他の雲と一緒に移動しながら徐々に輝きが低下していく。これも自然な積乱雲で良いように思われる。ただ、爆発等の可能性もあるかもしれない。


◆赤外線画像は温度の低い雲ほど白く写るので、ネガポジを反転させていると思われる。従って、ミサイル・ミサイル防衛システムの迎撃ミサイルの爆発やレーザー光線照射等で雲の温度が上昇すると、黒い点が出現すると考えられる。この場合、雲の存在する対流圏でミサイル爆発やレーザー光線照射などが起きていることになる。

 もう一つの可能性としては、宇宙空間(少なくとも高度数十キロ以上)を飛行しているノドン・テポドン等のミサイルが迎撃され爆発したか、あるいは迎撃に失敗したが迎撃ミサイルは宇宙空間で爆発した場合が考えられる。この場合、高温の燃焼ガスは真空に近い宇宙空間で急速に拡散し、その過程で急速に温度が低下すると考えられるので、直径30-60kmの高温のガス塊を作るには膨大な質量and熱量の爆弾が必要になると思われる。核爆弾でない以上、その様な爆弾を宇宙空間に送り込むのはまず不可能だと思われるので、こちらの可能性は否定して良いだろう。

◆結論としては、日本時間午前4時30分にナホトカ沖の日本海の雲の中に出現した数個の黒い点は、対流圏内でのミサイル爆発・迎撃等の影響の可能性がありうる。

直江津沖~佐渡沖についてもひょっとすると同様のミサイル爆発や迎撃の影響かもしれない。



【関連情報】
7月5日午前4時22分の赤い空はミサイル防衛のため?日本海でミサイル防衛稼働中?
http://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/c46e71513291cbd828c7a94eb229d752
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3 コメント

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Unknown (Unknown)
2006-07-11 15:08:00
北海道沖近くに着弾したという情報は、

あれはなんだったんでしょうね
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Unknown (princeofwales1941)
2006-07-12 00:57:50
>北海道沖近くに着弾したという情報は、あれはなんだったんでしょうね



 コメントありがとうございます。多数のミサイルを北朝鮮は発射しているでしょうし、米軍や自衛隊も多数の迎撃ミサイルを発射している可能性があります。これらのミサイルやその破片の一部が稚内沖に着弾したのではないでしょうか?



 稚内沖については雲がなかったためか、ひまわり画像では写っていません。
返信する
Unknown (Unknown)
2006-07-12 23:35:12
なるほど。

真相は軍部のみが知るという事かもしれませんね。



今後が楽しみです。
返信する

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