Kimama Cinema

観た映画の気ままな覚え書き

真夜中のピアニスト

2012年09月07日 | 2000年代 欧州
真夜中のピアニスト
(原題:Da Battre Mon Coeur S'est Arre^te')

2005年 フランス
監督:ジャック・オーディアール
出演:ロマン・デュリス、ニ-ル・アレストラップ、リン・ダン・ファン、オーレ・アッティカ、エマニュエル・ドゥヴォス

不動産ブローカーの青年トム。
彼の亡き母はピアニストだった。
トムも子供の頃から、ピアノ漬けの生活だったのであろう。
しかし母の死後、父は酒と若い女に溺れ、トムは仕事に追われ、不法占拠する住民たちに
多少手荒っぽいこともしなければならない。

ある日、母のマネージャーだった男に再会したトムは、ピアニストとしてのオーデションの
機会を与えられる。
久しぶりにピアノに触れたトムは、忘れていた情熱を取り戻し、中国人ピアニストにレッスンを頼み
荒れた生活に翻弄されながらも、練習に熱中していく。

・・・のだけど
ピアノの音がいかにも教科書的。
これって、ピアノの音がミソになる映画じゃなかったのか?! あれ、捉え違いか。
まあ・・・シーンも割いてないし、そういうとこを観てほしいわけじゃないんだろうな。

ロマン・デュリス演じる、根がいい(であろう)青年が世間の荒波にもまれて、もみかえして
それなりにタフに生きてる感じもよかったし
後半の怒濤のように目まぐるしく変わる表情も見ものだった。

好みとしては、もっと狂気に走ってほしいけどね。